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story program KEYの感想など

ver.1「起動」 1994.12.16発売

１７歳の少女、巳真 兎季子（みま ときこ）はいつものように学校の屋上でお昼寝（充電）していました。とても気持ちよさそうです。

祖父（巳真武羅尾）が足を滑らせ河原に転落。「死んじゃだめだよ」おじいちゃんの死・・・それはキィを修理してくれる人がいなくなったということなのです。

今あるバッテリーが切れる前に自分でやりとげなければならないこと。それは友達を３万人作ること！

「キィを慕う３万人分のエネルギーがあれば、人間に生まれ変わることができる。」という驚くべき遺言に従いキィはひとり東京に旅立つのでした・・・

いよいよｋｅｙが「起動」。わけのわからぬまま進む話、枚数は少ないはずなのに退屈しない展開に続きが気になります。予告の「キィ、やだよ。勘弁してよ。」さくらとキィの身にいったい何が！！こうして、２／１７の「カーソルI」まで待つことになるのでした。

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（１）

毎話感じたことを自問自答するコーナーです。
謎を提示し伏線を張っていますが私の読解力不足で？？な部分が多々ありました。

ver.2「カーソルI」 1995.02.17発売

玉利に怪しい写真を撮られそうになったｋｅｙちゃん大ピンチ！そこへ偶然あらわれた私、さくらちゃんが華麗に助け出すのでした。

さあ、シャワー浴びて次のバイトに行きますか。次のバイト先には憧れの・・・うふふ。あっ、（まさか、居着くつもりじゃ。）キィも一緒に行く？

そこで三和土より渡されたトップアイドル鬱瀬美浦のライブビデオを観たキィは！キィ「キィはアイドルになれるのでしょうか」

見どころは、例のシーン うおーっ、キィがｏｖａでよかったです。というのは置いといて キィと対照的なさくらちゃんの回でしたね。今後はこの２人が主役として話が進んでいくのでしょう。話はほとんど進んでいませんが、メインキャラクターも登場。次回予告「やわらかい・・・」さあ、いよいよ２週間ＯＶＡの本領発揮です。

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（２）

ver.3「カーソルII」 1995.03.01発売

「わかったよ、さくらちゃん」「さくらちゃんが怒っています。昨日キィがさくらちゃん家のテレビを壊してしまったらしいのです。電気屋でテレビをみましたがとてもキィには買えません」

帰りに三和土と出会ったキィは一緒に鬱瀬美浦のコンサートに行きます。歌を聴いたキィは人間になるための「何か」をつかみ瞳を輝かせ美浦にバラの花を差し出すのでした。

相変わらずキィは何をやっているのかよくかわらんですけども、蛙杖もわからん 趣味のこと、わかったけど 次回は急展開！期待しましょう。

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（３）

なるべくネタバレしないように心がけているのですが、やはり先に本編を見ておくことをお勧めします。

ver.4「アクセス」 1995.04.05発売

あっ、玉利さんです。あんなところから落っこちたら絶対死んでしまうのに。

「玉利さんっ！ダメーッ！」美浦の秘密を知った玉利はｐｐｏｒに命を狙われることに。落ちる玉利、なんと！キィも巻きこまれ一緒に落ちる！！皆の視線が集まったときキィの中で何かがめざめたのでした。

急展開の４巻・・・これにはビックリです。キィの能力、現実ばなれして説明つけられません。まるで・・・魔法少女

歯がゆい。知葉は全部知っているのでしょうね。とっとと説明しろー

まあキィはちゃんと花束渡せてよかったよかったです。えっ！？さくらちゃん？ 最後にドキッと後味悪くつづくのでした。でも次の５巻まで間があいちゃったんですよね。シミジミ。

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（４）

ver.5「スクロールI」 1995.06.07発売

とにかく怪しい蛇目王子（素晴希講の教祖）に目をつけられたかわいうなキィちゃん。「一声かければ信者の２万や３万は軽くあつまる」その言葉に興味を持ちはじめるのでした。

一方さくらは「しあわせだったのかもしれない、キィがくるまでは。」と三和土がキィにのめりこんでいくのをみて複雑な心境になるのでした・・・

と、ｖｅｒ５は嫉妬ですね。三和土がキィのことで笑ったときさくらが眉をひそめるのをみて、おやっと思いましたがこの展開。

それにしてもさくらちゃんはひどいです（実際もっといろいろなエピソードがあったのかもしれませんが）。観終わったあと重い気分になりました。「キィが人間になったときも今のまま、みんなしあわせになれるさ」

今回も蛙杖は鬼でした・・・

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（5）

ver.6「スクロールII」 1995.07.05発売

いきなりの重病人にびっくり。しかし医者なのに、なんちゅう信者なんだ。蛇目王子は信者の病気のことそっちのけでキィがここに来るように祈っていたそうですし。

信者たちがキィに頼るとまたまたキィの力発動。治癒もできるとはますます不思議な力です。

一方蛙杖は、やっぱり鬼でした。いよいよゲルの抽出実験が行われます（ううっかわいそうに）。

いろいろ急展開のお話でしたが（キィのアイドル伝説はどうなるのだ～）結局印象に残っているのがセルゲイの異常な強さ。「使えるじゃないか」これです。

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（６）

ver.7「ラン」 1995.08.02発売

キィは少し寝たみたい・・・その隣ではセルゲイと若木の死闘がくりひろげられていたのです。

あばらを折られ絶体絶命の大ピンチ！しかしキィの歌が世界を救う・・・なんてことはなく、あいかわらずパソコンが歌っていて、またまたＰＰＯＲが暴走したのでした。

それはでなく若木でなくセルゲイを狙う！「元はといえばお前の意識・・・」

ゴミ捨て場のＰＰＯＲを撃破したさくらちゃん。とりみだして、州一の部屋に。雨にびしょ濡れです。

叫んださくらちゃんの決心、ようやくキィのことを許したようで、とことんアイドル活動開始です。

蛙杖側のＰＰＯＲも次の段階に進んだようで、アイドルとロボット。キィがゴールにたどりつく旅はまだまだ続きます・・・。

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（７）

ver.8「ゴー・トゥー」 1996.02.07発売

いよいよ、プロダクションＫＥＹの営業活動開始！メガロドームでの３万人コンサートへの第一歩です。（そうそう、このヒデオ、ＬＤの販売元もプロダクションＫＥＹでして、作品世界と一体化しています）

キィの売りこみに、さくらは大忙しです。「最初の一歩に近いも遠いもないよ」よくぞ言いました！ＫＥＹちゃんの歌唱力なら大丈夫！その意気です！！

……とはいうものの、なんだかやる気がないんですけど いえ、発動してますね。これはひとえに吊木の強力な精神力に感化されたのではないでしょうか。そして見抜く吊木、ただものではありませんね。

一方美浦の環境は相当特殊なようで、所属するプロダクション・ミノスの社長、青射でさえ一年も姿を見ていないとのこと。うう、久しぶりの蛙杖はやっぱり憎ったらしいですねぇ。

忘れてはならないのが、もはやＫＥＹの名セリフとなりました「マジだぜ！」もここで登場。でも個人的には「三和土さん、なんか偉そう！」の方が萌え萌えです

いよいよ臨界点なのか、少しずつ感情もついてきたようで、新キャラ続々登場の第二部スタート、ますます目が離せなくなってきました。

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（８）

ver.9「リターン」 1996.03.06発売

ハードな一日が過ぎましたが、あいかわらず、キィちゃんのお食事は仁丹のようなものだけです。

「今日はなんか疲れたな。ロボットのくせに」そうでしょう。お疲れさま。でも…「いよいよ寿命かな」とは縁起でもないことを

しかし、何とあの、吊木 光が直々に会いたいと電話をかけてくるのです！

「たたきさんがデビューした方がいいみたい」なんて弱気になっちゃだめですよっ。こら～っ、いい所で終わらんといてーな

怪しげな作業員のお二人さん。寿彦の両親は宗教に、関わったばかりに、かわいそうですが、蛇目の目的というのがいまいちはっきりしませんね。一方ＰＰＯＲは次の段階に進んだようで、ここは横浜でしょうか？コートのロボットが５体も、めちゃ怪しいです。

さくらちゃんがキィのために本気になっていることに気づいた州一はある決意をします。どこに行くかと言えば…次回のお楽しみ。

ナースのコスプレのような喫茶店の制服可愛いよ。見つめられて、照れているようなキィが可愛いよ。　さくらちゃん可愛いけれど…あんな格好でバイトしているのですか

こうしてキィの意志とは関係なく物語は一気に加速していくのでした。本当に内容の濃い一話でいろいろなことがありました。

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（９）

ver.10「バグ」 1996.04.03発売

喫茶店に現れたのは、なんと吊木光本人でした。一体その自信はどこから来るのか、キィを人間に戻すことが出来ると明言するのです。

その時、キィに変化が！一瞬ではありますが人間性を取り戻していました。

一方、重体の美浦は手術室で新曲の収録を行うことに。逆らえず、黙々と収録を行うスタッフ達。蛙杖はどこまでも非情です。

よく登場するのに影が薄い蛇目王子、いったい何をやっているのでしょうか せこい手を使いつつも、キィにこれ以上関わらぬ方がよいと直接対決。

しかし吊木は大喜び。「面白い、一度味わってみたかったんだ、不幸というやつを！」きゃあ～～！！吊木さま～。やっぱり天才です。惚れ惚れしちゃいます。

いよいよ天才吊木によるキィのレッスン開始か？本当はこの回でいろいろ伏線が登場しているのですが、見たときにはさっぱりわかりませんでしたよ。

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（１０）

ver.11「セーブ」 1996.05.02発売

なぜ、蛙杖がここに？黄麻駅に戻ってきた州一は、悪夢に悩まされることになるのでした。さくらちゃんに一ヶ月も、連絡しなかった報いでしょう！

しかし、猯尾谷には行ってほしくなかったようで、バカバカバカ…でも、怒ったさくらちゃんも可愛いですね。

蛙杖側は、特に目立った行動はありませんでしたが（お医者さんは、かわいそうですけれど）いよいよ、新型Ｖ－ＰＰＯＲの登場です。美浦とは違うのだよ、美浦とは！はたして、どんな活躍をしてくれるのでしょうか？

さて、キィちゃん。何事もなく、戻ってきました。一体何やってるのでしょうね 「音符一つ、台本のセリフ一行すら君の唇をはき出すことをしなかった。君の手足はステップを踏むことはおろか、リズムを刻むことさえ拒んだ。君はこの一月、なにもしなかった！（バーン）」

一ヶ月の間なにもせず、本当に３万人のファンが集まるのでしょうか

「なぜできない？ロボットだからか？」「はい」

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（１１）

ver.12「ヴァイラス I」 1996.07.03発売

美浦のコンサート前、に吊木さんが荒れています。何があったのでしょうか。

キィはさくらちゃんから初めて美浦の新曲イベントがあることを知らされます。

演出は吊木なのに…なぜ？落ち込むキィちゃん。でもキィを励ます、さくらちゃんウインクは必見ですね。かわいい。

一方、いよいよ復活のＤ様です。セキュリティーシステムを破り、鍵を開けて脱出！

「やられるかも知れん。その紅子とやらも」いったいコンサートでなにが起こるのか！キィちゃんの涙はいったい？

いよいよ、キィちゃんが歌うのでしょうか？待て次回！ですね

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（１2）

ver.13「ヴァイラス II」 1996.08.07発売

さあ、美浦のコンサートがいよいよ開始です。

Ｄはサイプを使って、会場入り。注入したゲルは美浦の担当医のものとのこと。「大丈夫か？」と心配しているところを見ると、純粋な抽出液ではないようですね。

注目の一曲目は…なんと「ララバイ」！驚く州一。会場に到着したキィちゃんは一言「私、あの子よりうまく歌えます」

さあ、次回いよいよ謎が解けるVer.14ですが、ネタをばらすのはまだ速いと、知葉ちゃんが言ったおかげで、来年の春まで待つはめに。

確かに、先は長いよ 　う～、楽しめません

●おしえてキィちゃんｋｅｙのなぞ（１３）

ver.14「システム」 1997.03.21発売

放置状態のページですみません。いまさらですが、箇条書き程度で、語ってみたいと思います。

Ver.14システム、Ver.15終了は、これまでの３０分シリーズじゃなく、９０分で放映。映画化されていないＯＶＡとしては、異例の長時間作品だと思います。９５００円という価格より、発売間隔が延びてしまったので、待ち疲れといいますか、情熱がなくなったのを覚えています。

●Ver.14　次々に明かされる新事実

システムでは、ゲルと呼ばれていたＰＰＯＲの動力が人から抽出される想いだったことが語られます。そして、巳真博士とマエストロ、娃杖との過去と因縁、キィの生い立ち。ただ、説明ばかりで、えらく単調でした。特に、マエストロ（本名は不明）が突然出てきて、一人で語るのは？？？

当初予定されていた話数をカットされたという話も聞きますが、詰め込みすぎというよりは、画面が動かないのが観ていて、辛かったのを思い出します。

でもエンディング近くの急展開や、音楽はすばらしいですね。今でもたまにＣＤを聴きますよ(ジャケットは不気味だけれど)。

●想いについて

　キィに引き込まれた要因の一つに、ロボットか人間かという謎がありました。
人間の想う心「想い」をエネルギーとして、キィを塩漬け状態にし、感情
を抑え込み、食べ物を必要とせず、新陳代謝もほとんど必要ないいつも清潔な
ロボット状態になる。こういうエネルギー、発想は考えもしなかったので、驚き
興奮したものです。
　ロボット技術より、医療分野で画期的な進歩が望めそうですね（倫理問題はあ
るけれど）。実際の人間を見て、ロボットか？と問われても現在の技術ではとて
も信じられませんよね。セル画塗りで、キャラクターが可愛く汚の属性をもたな
いアニメーションならではの表現だと思いますが、こういうのは、ありだと思い
ます。

ver.15「終了」 1997.06.18発売

●Ver.15　来年また咲くから

後味が悪いのが、最大の特長でしょう。

あの場面は、知葉がちゃんと守らなくっちゃ！くそー、蛙杖め。そもそも、巳真博士がキィを封印しなければ…想いに気づかなければ…と思考がループしますが、老人たちの因縁は、勝手にやっていれば、良かったんだ。

蛙杖の暴走に、一般市民が巻き込まれた。たとえ準主役でも、特別扱いはしない。…ということなのでしょうけれど、さくらちゃんの一生ってなんだったんだ。生い立ち、東京にやってきたことを考えていると、キィのこと以上に感情移入しちゃいます。 通常エンディングの誰もいない、さくらちゃんのアパートが寂しいです。

●３万人になりきれず?

　キィに封じ込められた想いを解放するために、キィのことだけを思う本当の友
達３万人が、コンサートに駆けつけ、キィ、キィ！と叫ぶ。感動的なシーンです
が、ついていけなかったです。
　パソコンから子守唄が聞こえただけで、無名のラーとしか、歌ったことのない
人のために？？
　いえ、ネットを通じて、アニメ世界と現実世界をつなぐ。アニメ上の観客＝購
入者で、ファンの声がＫＥＹというアニメ作品に届いて奇跡が起こるという意図
は理解できますが、このアニメ上の観客＝購入者という展開が強引だったかな。
エヴァンゲリオンクラスの社会現象になっていれば納得できるのですが、キィのた
めに、命をかけることのできる本当の友人……と、そこまでの魅力はなかったなー
と個人的には思います。

●否定的なことも書きましたが、しっかり、世界観がつくり込まれているのは、すごいと思います。多くを語ろうとせず、謎を放置するアニメがある中で、きちんと義務は果たしていますし。

●また、当時ニフティサーブ（パソコン通信）には、専用会議室があり、非常に高度な考察がされていました。子守唄にしては、不気味な歌だな、としか感じなかったのですが…

• 「よるのこえ」とは祭りのことで、大人の祭りのために子供を寝かし付けるため。祭りは古来、そういう場（男女の営み）であった。子供が夜に出歩かれると困るので、恐怖を煽る歌詞になっているとのこと。

• 祭りで人形を動かす力を披露しているのは、これは大衆の娯楽として、猯尾谷の人々を楽しませる同時に、住民の結束を図るため。小さな力に押さえることで、自分たちを保身。

と、伝承歌としての意味、神事・祭りの風習などが考察されており、なるほどと感心しきりでした。後にＡＩＲというアニメで、主人公が人形を操っていても、違和感なく、受け入れることができましたし

●ＤＶＤを手にとっても、それだけで、いろいろなことが頭をめぐり、また棚に戻すことが多く、再生機に入れて見るまでに、エネルギーを使います（リピート率が低い作品だと思います）。それでも、観はじめると、常にある緊張感と、謎めいた場面のつなげ方、味のあるＢＧＭ…やっぱり面白く、引き込まれますね。また、当時別だったInfoWeb（プロバイダー）に加入し、ホームページ作成のきっかけとなった作品でしたので、一緒に、当時（１０年前）の思い出がよみがえり、懐かしさでいっぱいになりました。

●たくさんのアニメ作品の中で、こういう独自の世界観をもった、オリジナル作品に出会えたのは、本当に良かったと思います。

• ＫＥＹのマニアックスＣＤ－ＲＯＭシリーズのチラシです。
  ソフトをお店で見たとき、パッケージデザインが独特で（地味というか、不気味というか）
  驚いたのを覚えています。キィファン（マニア）じゃないと手に取らないと思う・・・

• スタジオぴえろで購入したセル画です（昔はWebページでセル画抽選販売していました）。うーん、可愛いなぁ(*^^*)。やっぱり大好きさくらちゃん。

ＤＶＤ－ＢＯＸの紹介

ＤＶＤ特典の 一番の目玉は「キィのララバイ」のＣＤでしょう。

他にも 設定資料集＋ビデオジャケット原画集や、絵コンテ集も付いてくる濃い内容ですがこれだけではありません。

「ラ・ラ・バイ」

そうです。ＤＶＤ－ＢＯＸを買うと 佐藤博暉監督の小説が付いてくるんです。

武羅尾と蛇目が　Ｄなどの研究開発スタッフと協力してＰＰＯＲを開発し、車椅子の蛙杖仁策が 軽い心臓発作で死にかけていたところをゲル注入で目を覚ます。さくらちゃんはアイドル目指して東京へ行くため（父と母を探すため）元気に歌っています。マエストロを含め 登場人物全員が生きている もう一つのKEY THE METAL IDOLの世界が広がっています。
（佐藤博暉監督は 「友だち」という小説も連載しています）