ニュースサイトで紹介されていたのがきっかけで知りました、天津・向清太朗さんの原作漫画です。
そこで紹介されていたキャラクター設定の絵が可愛いくて一目で気に入りまして、 会社帰りに、元住吉の住吉書房3階ではじめて「まんがタウン」を購入。時姫さん(押しかけ時姫)、路乃さん(大正乙女カルテ)、蘭さん(あつあつふーふー)などヒロインの可愛いほかの連載も面白くて、月330円の出費ならいいかなと買い続けています。
てんしんらん漫!は女子高生漫才コンビであるナオとマリアの学校やプライベートで出来事がメインの漫画です。
第一話でプロの漫才コンビとしてデビューするわけですが、漫才漫画というよりはお笑い好きで元気なつっこみ担当のナオと、親友でおっとり天然ボケなマリアの萌え系の日常型4コマ漫画になるのかな。
もちろん面白いのですが、 爆笑するような面白さではなく、微笑ましい感じです。ほかの4コマと違って、妙に動きに勢いがあって読みやすいですし、設定画では美少女なナオちゃんの顔がいつも崩れていて、そこも小動物的で可愛いんですよ。
マリアの兄(タクミ)とナオとの会話も面白く、三人目の主役になっていますね。バイトで助けられたナオちゃんはタクミ君を見直したかな? いや、やっぱり超のつく妹好きで変態だと思っているのでしょうね 爆笑するような漫画ではありませんが、やっぱり面白いですよ。
梅田ナオ
漫才大好きな高校一年生。親友のマリアと「フラワー」という漫才コンビを組んでいる。ツッコミ担当。
佐倉マリア
ナオの相方。漫才の知識はまったくないが、超天然な性格を買われコンビに誘われた。ボケ担当。
佐倉タクミ
マリアの兄。妹を異常に愛していていつも様子がおかしい。某最高学府で首席という一面ももつ。
学校での友達として、ヒカリ、クーコが登場して賑やかになりましたが、個人的な意見としてはサブキャラのままでいてほしいですね。
どんどんキャラクターが増えると、サブキャラだけのエピソードが増えて新たな一面が見られるという展開の漫画が多いですが、てんしんらん漫!の場合ナオとマリアの漫才コンビという、本来の特徴がなくなりそうなので。
そうそう、てんしんらん漫!はストーリー型の4コマ漫画です(いまさらですが)。各4コマで起承転結の展開がありながら、話全体で、1つのテーマ(コンビ名を決める、補習回避、フラワーの練習など)が進展しますので、思いつきの4コマ漫画をよせ集めるだけじゃダメなんですよね。
無から話を生み出す原作者、天津・向清太朗さんと、動きに勢いがあって、しかも可愛く読みやすい絵にする作画の柚原有里さん。どちらも素晴らしいです。
(追記)てんしんらん漫! 単行本化されました。CDも付いてボリューム満点です。