ジャンル :RPG ブランド :イマジニア ガスト 発売日 :2000年 4月28日 対応OS :Windows 95/98 価格 :11,340円(税込)
ニコニコ動画で、マリーのアトリエのラジオ「池澤春菜のみんなで、た~る」を聴きまして、ひさびさにマリーのアトリエを再プレイしました。持っているのはPC版なのですが、Windows10(64ビット版)でも無事動きました(通信機能は動きませんでしたが)。最近のパソコンだと動きが速いので、ウェイト時間でスピードを調節しましょう。
マリーのアトリエとは、主人公のマリー(マルローネ)が、酒場などでお客の依頼を受け、アイテムの調達、調合を行い、錬金術士としての腕を磨いていくゲームです。とにかく5年かけて錬金術の店を経営しながら勉強をし、イングリド先生(王立魔術学校の先生)に認められるアイテムが作成できれば目標達成(ノーマルEND)です。
……って、いまさら説明するまでもない有名なゲームですよね。モンスターと戦うRPG要素だけではなく、シミュレーションやアドベンチャーゲームの要素も含まれているのが特徴です。
最初は 無料で雇用できる親友のシアと一緒に行動し、ダメージ分散役の盾として使っていました。病弱とかいいながらハタキで闘います。マリーはうに投げ専門。終盤になると、クーゲルと、エンデルクをずっと連れていました。
冒険者を雇い信頼度が上がると、イベントが発生し、新しいアイテムを作成できることもあります。知識が上がったらなんでも作れるのではなく、必要だから作るというところがポイントですね。
ゲームの流れとしては、酒場で依頼→採取→調合→依頼達成(報酬+名声)でお金と知名度を稼いでいきます。
アイテムを生成するには、素材(例:ほうれんそう、魔法の草、へーベル湖の水)を集める必要があります。
ほうれんそうは街で売っている(ひとつ銀貨10)ので、残りの2つを採取地(へーベル湖)で入手。でも、マリーは普通の女の子なので冒険者を雇用しないとザコモンスターにも勝てません。冒険者は一人60から140の銀貨が必用。
そしてマリーのアトリエでは資源集め、アイテム調合など何をするにも日数を消費します。依頼には期限があるため、間に合うようにアイテム調合する必要があります(間に合わないと名声が下がる)。酒場での依頼はランダムで3種類くらいしかなく、序盤では達成できない依頼もありますし、達成したとしても、冒険者への報酬で赤字になることも。たとえ冒険者を雇ったとしても、鉱石目当てで山へ行くと余裕で全滅。
何度も採取に向かってると、冒険者への賃金が払えないため解雇しないと街から外に出られなくなるという負のスパイラルで、これってハマりでは?
どん底の生活からの試行錯誤が本当に楽しいのですよ。
などなど。
だいたいゲーム内時間の3年目くらいで、ようやくコツがわかってくる突き放したようなゲームなのですが、その分自由度が高く、飽きることがありません。一旦あきらめて最初からやり直すと、もっと良い方法を思いつくことも。このあたり、ザナドゥで遊んでいるような感覚がこのゲームにはあります。
まず酒場では、達成できない依頼は受けないこと。採取→調合→酒場で依頼と同時に達成という流れが理想です。
アイテム調合のレシピは工房でしか見られないので、酒場での依頼時に必要なアイテムを知るためにノートに書き写す。採取地での入手アイテムもノートに書き写します。
(このあたりは後のシリーズでは改善されていますが、自分でメモをとる方がゲームが楽しめる気がします)
これでお金が貯まりだすと、このゲームの虜になっちゃいますよ。
15年ぶり(?)の再プレイでしたが、けっこう覚えているものですね。
図鑑を埋めていくのにハマりましたよ。コレクションの楽しさを満喫できます。無事に賢者の石が作成できましたので、とりあえずひと段落です。
プレイヤーがゲームの知識を知っていると、最初とは比べものにならないほど楽に進められるというゲームデザインですので、もう一度記憶を消して、お金がない貧乏生活のゲームをしてみたいものです。
記憶を消すのは無理ですが、幸いにもアトリエシリーズは今も続いているので今度は、最新作に挑戦してみたいと思います。PS3以降のアトリエはまったく知らないのですよ。最近のは、PC版(Steam版)が発売されていますからね。
最初に書きましたが、今回再プレイしたきっかけは、マリーのアトリエのラジオドラマなんです。
マリーはアカデミー(王立魔術学校)創立以来の最低成績という設定なのですが、ゲーム中ではそんなにダメダメに感じなかったです。シア(マリーの親友)の誘いにあまり乗り気じゃない、出不精なところはありましたが、ゲーム中はマリー イコール プレイヤーですからね。続編以降は、マリーは伝説の人という扱いが多かったと思います。
一方、ラジオドラマでのマリーは能天気で楽観的。調合も勢いだけで行うため、天才的な結果が出ることもありますが、大抵は爆発オチです。そして妖精さんに八つ当たり。ゲーム中の妖精さんは超マイペースでしたが、ドラマ版(プルク)では 薬の実験体に使われたり、マリーに意見するも聞き入れてもらえなかったりと、けっこうヒドイ目に合っています。こりゃ、イングリド先生に怒られるのも無理はありません。
マリーってこんな人だったんだー。アトリエシリーズ20周年で、初めて知った衝撃です。
当時は意識していませんでしたが、マリー役って池澤春菜さんだったのですね。池澤春菜さんというとMemories Off 2ndの南つばめ先生(クールでつかみ所がない不思議な人)のイメージが強かったので意外でした。ラジオ本編、ラジオドラマと共にとにかく声が可愛くて、すっかり好きになりましたよ。
ドラマのCD-BOXを買っちゃいましたので、しばらくはマリー漬けになりそうです。