もうすぐ平成も終わりですね~。
今でもアイドルのアニメがいろいろ作られていますが、昭和のアイドルといえば、私的にはアイドル伝説えり子の「えりりん」なんですよ。次々に襲い掛かる不幸・困難を乗り越え トップアイドルになるだけではなく、ラストの3話があるからこそ、伝説と呼ぶにふさわしいアイドルアニメの名作です。
……と語ろうと思いましたが、アイドル伝説えり子って平成のアニメでした。
あらためて昭和のアイドルアニメで思い浮かんだのが、リン・ミンメイ……ではなく 野々村亜美ちゃんです。
野々村亜美ちゃん。誰? という方がいるかもしれませんが、フェアリーダストが制作したアダルトアニメシリーズ「くりいむレモン」で看板娘になるほど 人気になったキャラクターです。
亜美、飛んじゃう! というセリフや MASLの亜美ベンチ を知っている方も多いのではないでしょうか(おっさん限定)。
媚妹Baby,亜美AGAIN,亜美IIIの3作で いずれも18禁アダルトアニメです。どこがアイドル? と思うかもしれませんが、その後 一般作で次の2作品が発売されました。
亜美ちゃんが 街でスカウトされアイドルとしてデビューするのですが、この2作品の亜美ちゃんがとにかく可愛いのですよ!! 以降、野々村亜美ちゃんはアイドルという設定がずっと続きます。
亜美・イマージュ~白い影~は、音楽PVみたいな映像作品なのですが、そこに流れる歌が 昭和のアイドルって感じの曲調で、今聴いてもすばらしいですよ。この哀愁がいいんです!
くりいむレモンのアダルトシーンは あまり興奮しませんでしたので(^^; 世間的には邪道扱いされている 一般作の方が私は好きですね。動いている亜美ちゃん 歌っている亜美ちゃんを見ているだけで満足なのです。
野々村亜美ちゃんのシリーズは ぜひともBD化してほしいですね~。
作品ごとに微妙に独立していた 亜美の物語を うまく一つの流れにしています。
揺れ動く亜美の心。そして やっぱり お兄ちゃんが好き という結末に向かっていく流れが素晴らしいです。数多くある 妹系のライトノベルの中でも際立っていますよ。そもそも、アダルトライトノベルの草分け的な存在となっているようですね。
終章の後に作られたアニメの 亜美・それから は、とにかく亜美が弱く、寂しさのあまりマネージャーに自分からキスを求める 自暴自棄な亜美ちゃんが見ていて辛かったのですが、小説版では、同じ展開でもカメラマン(若宮)「今夜? 今夜は送らないぜ。自分の足で歩くことさ」と活を入れる内容で、こういうストーリー展開が見たかったんだーと感激したのを覚えています。
2019/11/02追記:
復刊ドットコムという 絶版になった書籍を復刊させるWebサイトで旅立ち-亜美・終章-の復刊運動が行われています。
復刊ドットコムの投票ページ
https://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=68869
2021/02/01追記:
復刊ドットコムさんからメールが来まして、旅立ち 亜美・終章 が 星海社より復刊されるのを知りました。嬉しいよ~。アマゾンで検索すると出てきます。
著者:倉田悠子 Illustration:渡辺明夫 定価:1350円(税別) 発売日:2021年2月17日 サイズ:B6判(発売日はお住まいの地域によって異なります)
ムック本
『くりいむレモン』のヒロイン「亜美」の魅力を満載したファンブックで 亜美ちゃんがいっぱいです。
アニメ調のイラストも可愛いですけれど、絵画のような絵も素晴らしいです。
2枚のLPレコードと「亜美・あなたへ・・・」をCD化。ドラマが主なのですが、2代目亜美ちゃんの主題歌も付いています。これを聞くと、夜行列車に飛び乗って軽井沢に行きたくなりますね。
ただ、亜美・AGAINの「ぬくもりTenderly」という曲は、このCDには収録されていません。
デスクトップアクセサリーCD-ROM
新規ボイスデータや、アニメ調の新規画像データが多数収録されていますし、亜美ちゃんが歌うくりいむレモン挿入歌やイメージソングも 収録されています。
上記のCD「亜美 ラストコール 優しくて哀しくて」と違って、曲の途中でドラマパートにつながることがないので、曲の終わり部分が聞けて新鮮でした。
例:
・おくびょうなプリンセスのラスト部分 (356KB)
・ひ・み・つ 放課後のラスト部分 (1387KB)
2001年のインターネットラジオCDです