千と千尋……ではありません。
加奈 ~いもうと~ というノベルゲームがあります(シナリオは、山田一さん)。
病気で弱っていく妹と、支え続ける兄の物語です。この時点でいやな予感がしますが、普通にプレイすると想像どおりの結末になります。それなのにっ! 胸が苦しいのに読むのをやめられません。感動はもちろん、一日 一日、意識して生きようという決意が生まれる作品です。
感動は時がすぎれば薄れていきますが、加奈が示してくれたこと「こんどは俺の番なのだ」は心に残り続けるでしょう。主人公のように強い決意を持ち続けたいものです。
加奈の販売促進グッズに、『加奈~いもうと~』ミニ小説 がありました。
山田一さんの文と、米倉けんごさんの挿絵で、見た目は書籍(ライトノベル)と変わりません。こんな豪華な本を作って無料配布したのですから、作品に自信があったのでしょうね。
人気が高まると、このミニ小説が読みたいという要望が殺到したようで、希望者には無料で送付してくださいました。またPDF版もWeb上に公開し 転載可としました(ただし、改変についてはこれを禁止します)。さすがディーオー(D.O.)さん 太ッ腹です。
最近、何気なく"加奈~いもうと~ Digest Pilot Novel"で検索してみたのですが……ディーオー(D.O.)さんが活動休止していても、どこかに置いてあると思っていたのですが 見つかりませんでした。
加奈 ~いもうと~ が忘れ去られると悲しいので、ミニ小説(PDF版)を掲載します。知っている方も 知らない方も小説を読んで、加奈熱を高めよう!!
=====> 加奈 Digest Pilot Novel.pdf (1.60 MB)
今では信じてもらえないかもしれませんが、2度もアニメ化されたKanon(カノン)(KEY作品)と人気を二分していました。Kanonは、発売前から期待の新作として、大盛り上がりで初回盤はすぐに売り切れ、ポスターがカノン砲と呼ばれていた化け物ソフトに対して、加奈は口コミでじわじわ浸透していった印象です。
泣きゲーと言われるジャンルの中でも、2つのソフトは領域が違ったせいか どちらも好きという方が多く、うまく棲み分けできていたと思います。
パソコン通信の人気投票では、2位になりました(キャラクター部門では1位)。年齢確認済みのID管理による 重複なしの有料アカウントで 411人の投票があったのは、今考えると凄いと思います。
加奈ちゃん可愛いです。
加奈に浸食され 意味不明なことを語っています(^^;
パソコン通信にも入り浸っていました。
上では シナリオを絶賛していますが、味のあるグラフィックに音楽ももちろん素晴らしいです。昔はBelieve~つぶらな瞳~が流れると条件反射で涙が出ていました。
ノベルゲームで 挿入歌 が採用されたのは 加奈 ~いもうと~ が初めてなのですが、あまり知られていないように思います。