THE IDOLM@STER DearlyStars ジャンル :トップアイドルアドベンチャー ブランド :バンダイナムコゲームス 発売日 :2009年9月17日 価格 :6,279円(税込) 発売当時
年末年始はニコニコ動画にハマッていました。といっても、新作動画ではなく 昔のアイドルマスターです。アイマス曲はもちろん、アイマスと無関係の曲に合わせて踊らせた曲(MAD系)もいい。昔を懐かしむ後ろ向きな日々です。
ニコニコ動画には"過去ログを表示"という機能があるので、動画投稿直後の日付にして 当時の新鮮なコメント表示にするのがお勧めです。
アイドルマスター自体は アーケード・家庭用・スマホ版も含めて遊んだ事がありません。新キャラが気になったのでDS版を購入し、久々にDSで遊びましたが 電池の持ちが良いことを再認識しました。充電しなくてもずっと遊べます。
アイドルキャラクターの一人 秋月涼(あきづきりょう)の男説がネットで話題になり 本当に男でがっかりしたものの 発売されてみると "涼ちんかわいいよ涼ちん!!"と好意的な意見が多かったのを覚えています。
アイドルマスターDS イコール 涼ちんで、あとの2人については ほとんど知らないので楽しみです。
DS版はストーリー重視という情報がありましたので、もっとAVGっぽいと思っていたのですが、動画などで知っているアイマスイメージどおりでしたので、迷うことなく進めることができました。誰でも最後までクリアできるように 難易度は低めとのことで、時間をかけ 能力(ボーカル・ダンス・ビジュアル)を高めていけば進めるのがありがたかったです。
勝手なイメージなのですが、3択や タッチコミニケションあってのアイマスと思っていましたし、BGMも 楽しげな♪energy てってってーの ♪town 3択の ♪thinkingなどなど知っているものばかりでしたので とにかく懐かしいです。
ニコニコ動画でよく見た ワルキューレやワンダーモモのコスチュームもあれば もっと嬉しいのですが、さすがにないのかな?
ゲーム流れ 1.ミニゲームで能力(ボーカル・ダンス・ビジュアル)を高める 2.営業(タッチコミュニケーションと3択)で、"思い出"を増やす テンションというパラメーターがあり 失敗や選択ミスで上下する。休息で回復 3.衣装を装備し(ドラクエ9みたいに見た目とパラメーターが変わる)オーデションへ 4.貯めた"思い出"を使って審査員にアピール。合格で次のステージへ
あと 大きな違いとしてDS版はアイドルの立場になってトップアイドルを目指すゲームになっています。
そのため、アイドルとタッチコミュニケーションをしたり、プロデューサーさんありがとう と感謝されることはありませんが、人気はアイドル自身が頑張った結果なので、女性視点で1アイドルとして成長していくのを体験していくのに違和感はありませんでした。
ライブシーンでは自分で振り付けを考えたり カメラワークを変更できるのですが、曲の歌詞がずらっと表示され、おおまかに場所をきめた後は 詳細振付/詳細カメラ画面で、位置やバーの長さを変えることもできます。
パソコンのDAWソフトのようなことがDSで出来てしまうなんて 驚きでした。懲りだすとキリがないほど 時間を吸い取られそうです。
静止画で見るとガタガタに見えますが、実際動いているのを見ると しっかりしたダンスが実に滑らかで しぐさ一つ一つが可愛いです。DSでここまで動かせるのは凄いです。
カメラワーク: アップカメラ、ミドルカメラ、ロングカメラ、ワイドカメラ、 ステージ(客席)カメラで、正面・右から・左からが選べます。 振り付け:多すぎて紹介できません。100種類は余裕で超えています。
菊地真さんは可愛い女の子で 男の涼よりずっと堂々としている態度に感化され、
高槻やよいちゃんの想いの強さに 一流と二流の差を感じ、
如月千早さんには 歌で人の背中を押してあげることもできると知り、
三浦あずささんに 夢はなににも代えられない と夢のためならなんでもできると覚悟を知る。
初代アイドルマスターのキャラクターが立派にアイドルしていて、涼が成長していくのは
王道ですが実にいいですね。如月千早さんが歌への想いを熱く語るシーンが特に良かったです。ニコニコ動画では72と「…くっ!」でネタ扱いされているのとは大違いです。
ライバルの桜井夢子ちゃんは最初は卑怯でいやなキャラクターだったのですが、改心してからは可愛く見えてきました。主体的で引っ張ってくれるのも いいですね。もう涼と付き合っちゃえと思いますよ。
望みはあるのに、自分がそこから目をそむけているだけじゃないのか? すべてを決めるのは自分。夢をあきらめたらそこで終わり。夢は僕たちを見捨てはしない。
昔はみんなが歌えるヒット曲があったけど、今のヒットチャートには、宣伝費をかけた歌だけが並ぶようになった。また女性が支持するアーティストばかりになってしまった。誰かに口ずさまれて花開く。歌にとっての悲劇は、歌われなくなること。男女両方から熱烈に支持される歌い手。それが強さと愛らしさを持つ涼の役割。
「夢を小さく 削ったなら 楽に現実に なるでしょうか~」と思われている(中嶋美智代) の歌詞が頭に浮かんじゃいました。アイドルマスターが こんなに強いメッセージ性のある作品だったとは思ってもみなかったです。
やっぱり男はなぁと 一番最初に遊んだ秋月涼シナリオで感動し 一気にこのゲームが好きになりました。
日高 愛さん、水谷 絵理さんシナリオも楽しみです。
おはようございます? と疑問形で話したり レッスンが成功したときの ぐっじょぶ が好きです。表情豊かな下画面を見ているだけで癒されますよ。
謎の妨害を乗り越え マネージャーの尾崎 玲子さんとラブラブになるお話でした。もう付き合っちゃえ と思いますよ(付き合っているのか)。絵理ちゃんの特許出願中? な創作おにぎり食べてみたいものです。
営業といいながら 探偵パートのような調査が楽しかったです。同じネットアイドルのサイネリアも可愛いですし 秋月
涼シナリオとも関連があるのも面白いですね。ツンデレお嬢様の水瀬伊織ちゃんはなんとなく 苦手だったのですが
絵理シナリオでは頼もしく、しっかりした信念をもっていて 好きになりました。
「足ふんばって、笑って 前向きなさいよねっ!」
オザリン、テラウツクシス!!熟女萌え~~~♪ ……って そりゃあマネージャーも ネット嫌いになるよなぁ と思っていたら もっと真面目な
重い展開には驚きました。改心し 地道に真面目な経営をしてた局長の息子が プリコグ(お蔵入りした歌詞)を聞いた反応も見たかったです。
未完成の夢を形にする水谷絵理ちゃんは作曲家としても 相当凄いのでは?
独り立ちした絵理をみて 胸を張って、次のステップに…と去っていく尾崎さんに 尾崎さんと出会ったとき言ってくれた言葉、今こそ返そう。たくさんの気持ちをこめて。「わたしの今後を決めるのはわたし!」……書いているだけで泣けてくる熱い展開で凄いシーンでした。
落ち込んだ時に また見返したいものです。パソコンアドベンチャーみたいな シーン鑑賞モードが欲しくなります。
お弁当に梅干し8個も入れてくる(プロフィールに梅干しが嫌いと書いてあるのに)母親・日高舞は鬼畜です(^^;
絵理シナリオと対比して マネージャーの岡本まなみさんとお別れするお話。……と思いきや 意外なかたちで再会です。押しが弱くても気遣いのできる まなみさんにとって一番いいかたちになったのかな?
母親にコンプレックスを持っている というありがちなお話ですが、先輩アイドルたちの出会いにより 少しづつ変わっていくところが見どころですね。穴を掘って埋まってますぅ でネタになっている萩原雪歩ちゃんが人気なのは知っていましたが、泣きながら強くなっていったエピソードを知って一気に好きになりました。
天海春香さんや、星井 美希さんといった初代アイドルマターのキャラクターたちが立派になっているのは少し寂しいのですが、先輩アイドルたちに 「歌が好きっていう以外、何もなかったあの頃を思い出してデビュー前に戻ったみたい」 とか「とっても大切なこと思い出させてくれてありがとう」 と恩返しができているのが嬉しいです。
ただ、アイドル史上最大のヒット曲という ALIVEが普通の歌でそれほど好きになれませんでした。名曲は作り手の実力や計算だけでは決して生まれない。タイミングやバランスがそろった時にできる奇跡の産物。それを母親(日高舞)のコピーじゃなく新しく歌う という意気込みは良いと思いますが、"昔のアイドルがずっと一番なんてつまらない" のに昔のヒット曲なんて求められているのでしょうか。
結局、面白くてやめられず一気にクリアしちゃいました。
アイドルはアイドルでいたいと思う限り いつだって、誰だってなれる。お母さんでもおばあちゃんでも。どんな時も明るく輝いていて みんなに光を届けられる。世界中の落ち込んでいる人を元気にできる。アイドルってもっと 明るくて楽しいものだから。ただ、手を伸ばさない人には どんなハッピーもラッキーも起こらない。
しっかりしたテーマ・信念がぐいぐい伝わってくる 圧倒されっぱなしのゲームでした。魅力的なアイドルがたくさん登場しましたので、続編を作って欲しいものです。
各キャラクターのコミック3巻に付いているCDは 後日談とのこと。楽曲もストーリーに沿った歌詞なので、ゲームクリアするまでは 手をつけないことにします。
DS版とくらべて夢子ちゃん妨害がマイルドになっていました。別の勢力がある というのは
上手い方法ですね。先輩アイドルに影響され成長していく過程を丁寧に描いており、面白くて一気に読んじゃいました。
お話の順番を入れ替えたため 発表の場では絵理ちゃんのネット影響力、愛ちゃんの応援と、みんなで後押ししてくれるのに感動しました。765プロのプロデューサーさんの隠れたサポートも恰好いい!
そして問題のドラマCDです。涼と夢子ちゃんのコンビにニヤニヤしっぱなしでした(武田さんが暴走していますが……)。こういう新しい先のお話を どんどん見てみたいものです。
サイネリア可愛いよ~。ViDaVo(情報雑誌)で記事も書いているサイネリアって相当優秀なのでは。そういえば 二人(絵理 と 涼)とじっくり話すのって 初めてだったんですね。尾崎 玲子さんとサイネリアが音声ドラマになっても まったく違和感ありませんでしたよ。
サイネリアに対抗してドヤ顔の玲子さん、大人気ないです。二人の争いは楽しいですが、絵理の後日談を もっと聞きたかったです。
後日談というよりは、DSの3人を振り返り紹介する内容で やっぱり 涼はいじられていて安心しました。そして母親 日高舞が壁を壊しても 3人の成長への勉強だから許される……ってめちゃくちゃだよ~。
たくさんのアイドルがいるアイドルマスターという作品で 舞さんが出てくるのはバランスが悪いと思うのですが これで人気なのはさすが 伝説のアイドルです(私は 好きではありせんが)。岡本 まなみさん 不憫すぎます。