約1年前 ときめきメモリアルのテレビアニメ版(2006年作品)が気になって購入していたのですが、ようやく見終わりました。
の3人の女の子がヒロインキャラクターで、主人公の青葉 陸(あおば りく)は、春日 つかさちゃんと弥生 水奈ちゃんにずっと好かれ続けます。それを見ている素直になれない天宮 小百合ちゃん。最後に陸が選ぶのは誰?……というストーリーで、ジャンルはラブコメなのですが、昔懐かしのハーレムアニメ と言っていいでしょう。
面白い回と、そうでもない回が はっきり分かれる作品だと思いました。主人公は基本受け身で、いつも巻き込まれることになり、濃いサブキャラクターのドタバタを見ているだけで1話が終わります。
見終わってみると、このちっとも話が進ないドタバタ回こそ ときメモOnlyLoveの魅力で、ずっと(4クールくらい)続いてもいいのに~と思うほど、終わりが近づくのが寂しくなる作品です。バレー部のキャプテン(大珠 裕美)、小百合の女友達(新条 さくら)(椎名 あやめ・制服にハートのヘアピンを付けている)といった多数登場するサブキャラクター達も可愛いのですよ。
後半、青葉 陸が誰を選ぶかで悩むようになると、つまらなくなります(人によっては ここが面白いのでしょうけれど)。
自分の気持ちがわからないから どう接していいかわからない。ケータイの番号交換しておきながら メールもあまり返信しないし、自分から誘うことはしない、正月も予定がない(そもそも、年賀状を出しているのだろうか?) 最後はきちんと決着をつけて綺麗に終わるので 作品としては好きなんですけれどね。
ムック本によると、無個性なのは意図的みたいです。
青葉 陸という少年が主人公でありながら、実はこの作品を見ていた人たちが 本当の主人公だったのかもしれません。 甘酸っぱくて、ドキドキして、ほろ苦い-- そんなときめきが この作品には こめられています。
健全なコナミ作品だけあって 鉄壁のスカートでサービスはありませんが、時々挟まるローアングルや、 胸を強調したアングル、体操着がブルマ とこだわりを感じる作画で 動いているのを見ているだけで満足感がありました。最後まで作画崩れなく安定して可愛いですし、少し古い感じのするキャラクターデザインが ときメモにぴったり合っていると思います。