体験版希望と書いておきながら、5月中に予約してしまい 結局体験版は未プレイのまま、新鮮な気持ちでゲームを楽しみました。
お目当ては、守里さんのタペストリーです(一都 ハコさんが好きと書いておきながら…)。ゲームと関係ないバニーさん風の挑発的なポーズが可愛いですが、それよりも後ろの野菜たちが謎です こんなクッションって実際に売っているのでしょうか。この斬新な構図に一目惚れしました。
ヒロイン全員、もちろん裸です。いきなりな展開、不思議な距離感に困惑しました。
他メーカーのゲームだったら 酒池肉林な調教生活、はたまた、主人公に迫ってくる脳内彼女的な展開。そうでなくてもハーレムルートになっていたことでしょうね。裸のつきあい、というか家族感を重視したのでしょうか。
裸の立ち絵もたくさん出てきて嬉しいのですが、逆に下着や、裸のありがたみがなくなりますし、ドッキリなハプニングが成立しないデメリットも多いと感じました。
主人公は頭がよく行動力があり欲望には忠実。でも本気で女の子がいやがることはしない。優柔不断じゃない、最近のエロゲ的には理想の主人公のはずなのですが……
ころぶさんを死なせたのが、自分の行動にも要因があったと後悔していて、毎日お墓参りをしています。それだけ ころぶさんに会いたいという気持ちがあり「全力で、すべてを賭けて、成し遂げてみせる」なんて決意していたのに、60日というタイムリミットをどう考えているのでしょうか。焦ってもしかたないのは わかるけれど、無計画というか、緊張感がないというか。ヒロイン達と一緒にお風呂って、そこは一番最初に自立させるところだろっ!
生徒会の仕事も真面目にしているようですが、落ち込んでいなければ放課後遊びにいくような友達はいるのでしょうか。男キャラの立ち絵がないのはちょっと寂しいです。
ゲーム自体は短いながらも、密度が濃くて充分楽しめました。
自信過剰というか上から目線の俺様キャラな主人公ですが、ちょっと素直になって(?)からの 4人のヒロインルートでの いちゃいちゃは悶えますよ。
と どれも違った展開で、読み物としてとても面白かったです。
ただ、さくらの枝(魔法のアイテム)は万能すぎてサービスしすぎでしょう(それだけサクラの想いが蓄積されたと考えるべきか)。
守里さんルートは主人公、なにもしていませんし。行動的な主人公の熱い思いが運命を改変する……なんて都合のいい王道ストーリーなんてのも見てみたかったかな。
と、ひねくれた展開を予想していましたが、もちろんはずれ。主人公を立ち直させるためにサクラさんが がんばる話と思ったのですが、放っておくと死んじゃうような主人公じゃなく、逆にサクラさんが軽くあしらわれている構造なので混乱しています。
主人公の思考を考察すると、最初はころぶに好きと伝えるつもりだったけれど、サクラと出会うことによって、ころぶの思いがわかったので、前向きに生きていく決心ができた。ここで、ころぶに伝えたいことが変わった。ということでしょうか(事故に対する謝罪といままでの感謝の気持ちだけ……というのもありそうで怖いけれど、考えたくないなぁ)。
ころぶの想い「誰かのことを本当に好きになれば、わたしのことなんて忘れて幸せになれる」を知った上で、ころぶを選ぶ(でも主人公は前向きになる)ENDがあっても良かったのでは、と思います。
全体として、すごく余韻が残るゲームです。終わり方が悲しいですが、ある人物に「また会いましょう」と言われているので、救済ルートがあると信じたいです。
おきつぐさんの絵は顔に特徴があり、立ち絵はぱっとしない(失礼)印象だったのですが、一枚絵になると、とたんに表情が豊かになり、華奢な体つきが強調されめちゃ可愛いのです。
満面の笑みではなく、ちょっとしたしぐさや、微笑みのやわらかさというか控えめな表情差分が素晴らしく、驚いている顔も好きでとにかくなんでも可愛いです。
BGMもシーンに合っていたと思います。よく聴くことになる「希色」はほっとしますし、「喫茶折音」はおしゃれで格好いい喫茶店。そしてエンディングのRingは、ロンドのような、せつなさの残る名曲です。初回特典が、オリジナルサウンドトラックというのは珍しくありませんが、CDプレイヤーで手軽にいつでも聞けるのは嬉しいものです。
店舗特典として付いてきました。
サクラさんが制服で登場。だっこでお小遣いが貰える/ローカルドリンク/くじの話/買ったら満足して積む/格闘ゲームで対戦といった、さまざまな話をしながら、ヒロイン4人と一緒に下校するドラマCDです。
ヒロインにサクラが加わってもまったく違和感がないですよ。サクラちゃんが楽しそうなので、聞いていて嬉しいです。この学園に通っていたら、こんな感じで毎日下校していたのだろうな~とちょっとシミジミしますね。
サクラが4人(ハコ、なゆ、詩舞、守里)の下校を温かく見守るお話。
ではなく 4人がまともに帰宅できるはずがないので、なんとか帰宅させようとがんばるお話です。
……いろいろ、ツッコミを入れたくなりますが、主人公がいないので、ずれた会話が延々と続きます(もどかしい)。それでも、なんとか帰宅させようとかんばるサクラちゃんが健気で可愛いです。この4人相手によくがんばったよ。
4人にあまり深入りできないのは寂しいですが、サクラちゃんは、スズさんと仲良く(?)やっているようなので、安心しました(2016.05.01入手)。
ねんがんの ハコさんタペストリー をてにいれたぞ!
一都 ハコさんといえば、やはり和服ですよね。着物をはだけて誘っている? それともうまく着られないのかな。状況があれこれ妄想できる不思議なシーンです。
もうすこし着物を脱いでもいいのよヾ(^^; アニメ・ゲーム関係のタペストリーはいろいろ持っているのてすが、その中でも 特に赤色が鮮やかで綺麗です。
トレーダーさん予約特典なので、そのうち手に入るだろうと気軽に考えていたのですが、あれから4年。ようやく入手することができました(2019.07.01)。
さくらにかげつグッズ コンプリートへの道は続く……。
ジャンル :ポンコツ少女 同居育成ADV ブランド :ORANGE YELL (オレンジエール) 発売日 :7月24日 価格 :¥9,504- 初回生産特典 :オリジナルサウンドトラック 「さくらおんがく」
「さくらにかげつ」とはオレンジエールさんから発売予定のPC用ゲームです。
……ジャンル名が変なのはこの業界の伝統なのでしょうね。年齢制限のあるゲーム(いわゆるエロゲー)です。前作が面白かったので楽しみにしています(この世界の向こうでは2012年なんですね。時の経つのは早いものです)。
==> この世界の向こうで 紹介ページ
主人公の幼なじみ、夜九 ころぶ (よく ころぶ)が滑って転んで事故に遭い死去した。
「俺は、あいつに言わなきゃいけないことがあるんだ」
彼は、ころぶにどうしても言いたいことがあり、悔んでいたところ いろんな不可能を可能にする、謎の少女サクラと出会う。サクラは、少しの時間であればころぶを呼びだすことができるという。ころぶに逢いたい! サクラが出した交換条件の達成に主人公は奔走するのでした。
その条件とは「4人のダメダメな女の子を2ヵ月以内に真っ当に育て上げる」こと。主人公は条件を達成できるのか? そしてころぶに伝えたいこととは?
てきとうな全身画像はこちら ==> nijagetsu.png (2.99MB)
詳細は、オフィシャルWebページを参照してくださいませ。
最初に思ったことは……夜九 ころぶさん、ひどいお名前ですね ころぶさんが亡くなっているという、悲しい部分もありますが、4人の女の子はみんな可愛くて個性的なので、コミカルにゲームは進むと予想します。
イベント絵4枚とサンプルボイスの現時点では、ほぼ見た目だけになりますが、メインヒロインで一番好きなのは、一都 ハコさんかな。悩みつつもちゃんと買い物しているようで、なにかミスをしていそうです。ちょっと嫉妬深いところも、楽しみです。
料理できない、お風呂に入れない、夜も寝れない、髪のセットもできない、登下校もできない。というダメヒロインたち。萌えゲーならぬ世話ゲーという謎ジャンルになりそうです。
サクラは、顔がみえないので、とても親しみやすいと言われても……まだ実感がわかないです。美少女なのはわかりますので、早く仮面を取ったところが見てみたいですね。
サクラが何者なのか、タイトルの意味とは? ……よりも個人的には ころぶさんが気になります。Webページの扱いは小さくても、彩花(メモリーズオフ)のような真のヒロイン(自称)になるのか?
主人公がロリコンなのは、物語の根幹に関わる伏線なのかっ
この手のゲームで主人公に立ち絵があるというのは、意味がありますからね。妄想が膨らみます。