JRの「駅からハイキング」中央線ウォーク3区は、市ヶ谷から千駄ヶ谷まで。電車だと2.8キロだけれど…
出発地点は市ヶ谷駅なので、武蔵小杉から東急で渋谷へ行き、そのままJRで市ヶ谷に行こうと思っていた。渋谷から160円だし、景色も見えるぞ。でも、東急の武蔵小杉駅で見たものは「浦和美園行き」。何これ??
南北線を経由して埼玉高速鉄道に行くもので、この電車に乗りっぱなしで、南北線の市ヶ谷まで行けるとな。うう、ショック。電車好きなのに地下鉄はさっぱりで、東京の路線図はまだまだ理解できていない。南北線なんて、孤立していた頃に一回乗っただけだし。
始発だったので、楽々座れて、あとは乗っているだけ。地下鉄からJRへはかなり歩かされたが、9時20分頃には、JR市ヶ谷駅で受付の行列に並び、受付完了。
待ち合わせは、改札前で9時半~10時だったが来ないぞ。うう、しかたない、一人で出発だ。
受付でもらったコースをざっと見ると、四谷までは、土手の遊歩道を歩いていくだけのようだ。駅間なら昔歩いているので、こんな景色だったなと思い出しながら、ゆっくり歩いた。堀の下には野球場があるが、昔はフェンスがなかったと思うけれど…。四谷からは線路沿いを外れて、狭い昔ながらの道を進んでいく。
やっぱり未知の世界というのは、わくわくするなぁ。なんだかこの、あたりのおばちゃん達は、ペースが早めなので、意識的に早めに歩かないとついていけない。今回は8.4キロあるのに、こんな速度で、最後まで大丈夫なんだろうか…。そのおばちゃん達のリュックや帽子には、電車のバッチがいくつも着いていて、これがアニメキャラクターだったらコミケ会場でよく見かけるような感じだ。もちろん電車マニアではなく、各種ウォーキング大会に参加している大ベテランなんだろう。あの、「ちいさな旅」のバッチは欲しいよ~。
しばらく流されるように歩くと、三栄公園のあたりに新宿歴史博物館があったので、行ってみることにした。まあ、時間は充分あるのだから、寄り道しながらのんびり行こう。入館料は300円
名前も聞いたことのない博物館は、主に明治あたりからの新宿の歴史を紹介していた。あのビル街がまだ田んぼだらけとか、車と馬車が一緒に走っている映像とかあって、この頃はのんびりしていたのだなと思ったら、今度は新宿駅前の市電乗り場で通勤ラッシュになっている映像が…昭和初期で急速に発展したらしいが、うわぁ、これは乗りたくない。
館内は、次々にウォーキングの方が入ってくるので、一通り見て外に出る。今日は大もうけだろうな。
津の守坂通は、下り坂のようで一安心。まっすぐ行くと、目の前に中央大学大学院が見える。立派な建物だなぁ。この近くの松屋で牛めしを食べて一休み。
コースは、靖国通りの住吉町に行く寸前で曲がっている。そのまま、まっすぐ行くだけで厳島神社なのに…。これも、杉大門通を通るルートにしたかったからかな。でも、ここは高級料理店やバーなど、こりゃ縁がないや。
その後、新宿通りの消防博物館を通って、ようやく厳島神社を目指す。向かいからは、買い物帰りで台車を押しているおばあちゃんがいたり、布団が干していたり。ここはずーっと普通の民家が並んでいて、ほっとする道だ。(こんな中をぞろぞろと通るのは迷惑だろうけれど)
靖国通りに戻って、階段を上って厳島神社に到着。古めで、石の階段があり、雰囲気の良いところだった。いよいよ残り3.9キロです。
ここから大木戸門に行き、新宿御苑をぐるっと回って、JR千駄ヶ谷駅でゴールだ。外苑西通をまっすぐ行けば、千駄ヶ谷駅なのに、新宿駅の目の前まで行って、外周をぐるっと回るのは辛かった。公園通りがずーっと続いて、最後は裏道をまっすぐ。ずっと直線で、JRの線路は見えているのになかなか近づかない。これはもちろん、コースの距離をかせぐためなんだろうが、今までの行ったり来たりは、普通の街だから、いろいろ見所があって楽しいのに…新宿でゴールの方が良かったなぁ。(広いし人が多くて迷惑か)
お嬢様特急の歌とBGM、自己紹介などを聞きながら歩き、12時半にゴール!今回の絵はがきは〔特急あずさ〕、乗りたいなぁ。さて、こんな中途半端な駅で、これからどうしよう…結構疲れていたが、それでもそのまま渋谷まで歩いて、小田急バス「渋26」、調布駅前行きで狛江下車。完歩祝いとして、定番「なか卯のきつねうどん」を食べることにした。
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