6時半に出発、鹿島田駅から歩いて新川崎駅に行き、千葉行きの総武線に乗りかえる。ホリデーパスを購入したので、自由に行動できるのがうれしい。東京からはガラガラで、クロスシートに座ることができた。ビートルズのアパートを眺めたり、改装工事を行っている西船橋駅からは、公園が続いているのを発見したり。変わったところ、変わっていないところ、どちらも面白い。
船橋で40分くらい時間を作っているので、街を一通り回ろうと思う。車の流れを良くするためか、歩行者用の高架通路が駅から伸びているが、まだつくりかけ。この先は、京成船橋駅に続くと思うのだけれど、まだ高架化してないのか…。ずいぶん前から工事していたと思うのだが、いつになったら出来るのだろう。上り下りのホームが行き来できない構造もそのままだし。
あとは、良く通ったゲームセンターFUJI、そして「FF4」を買うために、徹夜で並んだ長崎屋(店は変わっているが)などを歩いて駅に戻る。治安が悪そうな、怪しい通りも味があるのだが、なくなるのも時間の問題かな。
そろそろ8時半。駅に戻り、迎える電車は〔特急あやめ祭り1号〕
朝から、鹿島神宮行きのあやめ号が運転されるのは、6月の土日だけなので、乗ってみたくなったのだ。指定席は、そんなに埋まっていなかったが、次の津田沼駅で、おばちゃんたちがいっぱい乗ってきて満席に。この電車、大船から走っているのに千葉の利用者が多いのね。車内は賑やかで、旅をしていると実感できるものいいものだ。
しばらくは、降りたとことのある駅ばかりなので景色が懐かしい。四街道駅をすぎて、ようやく山に入っていくという感じ。ここから、物井駅までは昔に歩いたことがあるが、薄暗くなる中、延々と山が続くので怖かったのを覚えている。うーん、懐かしい。
成田駅を過ぎると、ショッピングセンターが見えたが、結構広くて大きいところだった、あとで行ってみよう。その後電車は、利根川を渡り、ずーっと高架が続くところを進む。視点が高くていい眺め。特に終点近くの北浦からは、ずーっと水の上をずーっと走っていた。身近にもすごい所があるものだ。
観光案内所を抜けた先、水の流れる水路があるレンガの階段を上っていくと、立派な参道になった。久々にお土産屋がずらーっと並んでいる道を見たぞ。もう、人が結構いて、にぎやかだ。「汽車が食べ物を運ぶレストラン」なんてのもあったが、こういうところの食事って、高いんだろうな…
太鼓の音が聞こえる中、大きな輪をくぐって進むと、石の道が終わって、土(というより砂)の道になる。それにしても広い。両方に、大きな木の並ぶ森の中を進んでいるのだが、音を吸収するせいか、静かで落ち着く。そんな、日光に似ている道をゆっくり歩いていくと、鹿がいて、本堂(?)に到着。もう、終わり?という感じだった。これだったら、どこまでも歩いていけるぞ。
ちょっと奥にある、「要石」まで行ったが、道を進むと、ぽっかり空間がある感じで、ゲームだと、剣でも置いていそうなところだった。朝は曇っていたが、いまはすっかり晴れて暑いくらい。いよいよ夏なんだなと、うれしくなる。
ゆっくりと駅に戻るが、続々とバスが来て、観光客がやってきた。サッカースタジアムで有名なのは知っていたが、神社も、結構人が来るところだったのだな。
鹿島神宮駅に戻ると、東京行きの電車が止まっていた。土日だけ、東京行きが運転されるようだ。「東京まで乗り換えなし」なんて、快適すぎて、ずーっと乗っていたくなる。うとうとしながら、成田駅で下車。
駅前から参道への案内があったので、そこを少し歩くと下り坂となり、古い町並みが現れた。意図的に残しているのでしょうけれど、奥まで続いていて、時代が止まっているような感じだ。でも、狭い道なのに車がどんどん通るのは…歩行者専用にしたらいいのに。ゆっくりと降りていくが、なぜかうなぎ屋が多い。「お食事どうですか」、呼び込みの方が多いので、逆に入る気をなくす。
下まで降りると、いよいよお寺の中へと続くが、とにかく大きなところだった。お寺には興味ないのだが、ショッピングセンターの位置がわかったのは収穫だったか。
坂を上って、今度は別の方向から坂を下ると、歩道がなく、くねくねした道がひたすら続いて歩きづらい。なんだか方向を間違えたような気もするが、下まで降りると、見えました!「イオン成田ショッピングセンター」。駅から直接向かっても、歩いて40分はかかりそうなところだった。
なにか食事でも…と、中を見るが、どこも人でいっぱい、こりゃあかん。カロリーメイトを買いだめしたり、パソコンショップを見たりと、いろいろなお店を見てまわったが(女性専用のゲームコーナーなんてものある)、無印良品が一番落ち着くな。
さて、どうやって帰ろう。これだけ大きいのだから、シャトルバスくらいあるはず。有料だが、駅まで行くバスがあったので、しばらく待つとバスが来たが、人でいっぱい。すごい人気だ。また、周辺ホテルからのシャトルバスもあるらしく、宿泊客や、外国人も多数降りてきた。バスに乗り込み、車窓を眺めていると、ショッピングセンターの向かい側には、カレー「COCO壱番屋」があるではないか。機会があったら食べようと思っていたのに、逃してしまった。
バスは先ほど下ってきた道を上ると、今度は成田山へ向かう狭い参道を降りていく。このバスも、歩行者にとっては迷惑だと思うぞ。ぐるっと回って、京成の成田駅に到着した。
続いてJRの成田駅から、逗子行きの電車に乗る。最初は千葉駅で降りるつもりだったが、千葉終点じゃなかったので、津田沼駅で降りる。あまりにも、お腹が空いていたので、松屋で牛焼きカレーというのを食べたが、うーん、カレーという感じがしないぞ。
津田沼といえば、アニメイト(なんでそうなる)。昔、新京成電鉄沿いにあった頃に行ったことがあるが、最近リニューアルしたそうで、場所が変わったらしい。
パルコはないだろうなーと思いつつ、中に入ったり、イートーヨーカ堂に行ったりしたあと、駅の反対側のダイエーに向かう。庭園のような階段を降りると、ホテル側の五階にあるのを発見。無事DVD「まほろまてぃっく もっと美しいもの 6巻」を購入することができた。
せっかくの、ホリデーパス。もっと途中下車する予定だったが、ちょうど津田沼始発の電車が来たのと、「まほろ」の続きが気になるので、新川崎経由で帰宅した。鹿島神宮に行くなら、やはりバスかなぁ。ホリデーパスの値上げと、別払い部分が大きいや。
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