ちょっと遠出したい気分…でも、ホリデーパス程度の出費ですませたい。というわけで(どんなわけで)真鶴になりました。
7時半ごろ出発。登戸から、急行を狙って小田原へ行くのだがホームが凄い混雑。通学時間帯だから仕方ないかと待ったが、来るのは湘南急行、多摩急行、各駅停車…千代田線直通電車が遅れたため、箱根湯本行きの急行は遅れていて、結局25分くらい待たされた。せっかくの旅行気分なのに…でも町田駅で席が空いたのであとは座ってのんびり。(座ってしまえば)小田原まではそう遠くはなかった。
新しい小田原駅の駅舎は天井が高く開放的で、JR、小田急の改札も分かれていて、見違えるほど。これで、駅の外に出るエスカレーターが完成すれば文句なし。おみやげ屋さんを眺めつつ、JRに乗り換えて、真鶴駅には10時頃に到着した。
手始めに、すぐ近くにある新井城址公園へ行ってみる。普通の道路のとなりに、公園行きの道が用意されていて、ちょっと歩くと階段があり、庭のような道をしばらく登ったら、あっけなく到着。ちゃんと掃除しているのか、とても綺麗な公園だった。池のまわりに竹やぶがあるのは珍しいかも…広場には、石の椅子があったので、ここで朝食がわりのおにぎりを食べて一休み。ほどよい涼しさでいい気持ち。
上り坂になっている公園の南口から出ると、いつの間にかかなり高いところまで上っていたようで、海まで道が続いているのが見える。このあたりの家は、普通の瓦屋根の上にベランダがあって、坂の町という感じ…ときなが訪ねてきそうなところだ。急な下り坂をゆっくり降りていくと、駅から続いていた道路に到着するが、こちらは山側の道路なので、さらに民家の間の階段を下りていき、海側の道路を歩いていく。この2つの道路は、真鶴半島の先で合流している(はず)。かなり下の方に来てしまったので、これからの上り坂は覚悟しなくては。
潮の香りのする港の近く、宿浜通りというところを歩いていると、魚伝という干物を売っている店があったが、木造でかなり歴史がありそうな、立派なお店があった。ぽつんと一人おばあさんが店番をしていたのが、イメージどおりの港町で見とれてしまった。
少し歩いて魚座を過ぎると、この近くに貴船神社があるそうなので、行ってみますかな…ありました!はるか上に!!ひぇ~、ものすごい数の階段だ。ようやく登りきると2台のタクシーが止まっていて、グループの方がお参りをしていた。タクシー観光か、いいなぁ。とりあえず来たものの、普通の神社でありがたみはない 変わっているのは、貴船丸の和船模型があったくらいかな。
タクシーの通る道路は、海側と山側の道をつないでいるようで、しばらく坂を登ると、山側の道路に到着した。こちらは海の遠くまで見渡せて、景色が良いせいか、料理屋がたくさんあり、おさしみ定食、あじのたたきなど定食などのぼりが並んでいた(2500円が相場のよう)。他にも、お風呂とセットのところもあるようだ。
ポケットラブ2の同梱CDを聞きながらさらに坂を登っていくと、整備された歩道があらわれ、11時半頃、ようやく目的地「サボテンランド」が見えてきた。
サボテンという名前にインパクトあったから入ってみる。昔は小動物園、鹿舎・野鳥苑などいろいろあったようだが、今は4つの温室があるだけという寂しいものだった。植物園の一種として、サボテンある感じだったが、普段見ることのない鮮やかな花たちには心が和む。サボテンは、近くで見ると人がいっぱい無言で立っているようで、けっこう不気味なのだが、変な形のが混じっていたりして意外と面白かった。中でも、気に入ったのは「銀世界」という、雪のような白いのがついたのと、「笹の雪」という、白い筋のはいったアロエみたいなものかな。とても綺麗でした。最後には、「金鯱」という丸いサボテンが山のようにたくさんあって、異様な風景だった。これはすごい。人によっては、ハス画像のように気持ち悪くなるかも…
温室を出ると、見晴台へと道が続いて、そこでおしまい。園内には椅子がたくさんあるので、売店に戻ってアロエソフトを食べて一休みする。サボテンも売っていて、水は1~2週間に1回でいいそうで、とっても育てやすそう。でも話を聞くと、温室のない場合は直射日光に当てないといけないそうで、ちょっと無理かな。
団体の客や、年配の方、家族連れがぽつりぽつりとやってきて、そんなに寂れているという感じではないのだが、休日だからなのかな。このサボテンランドは、2004年1月5日で閉園するそうで、ちょっと寂しい。たくさんのサボテンをどうするのだろうか…
帰りは、山道コースをゆっくり歩きながら駅に戻った。BGMはポケットラブ同梱CDの続き。これは、ゲームボーイ用のソフトでCDプレイヤーと同時に始めることで、音声をしゃべってくれるという画期的(?)なものだったが、音声だけ聞いていると恥ずかしくなってくる
小田原に戻って、少し地下街をぶらぶら歩く。よくある100円ショップに入ってみると、お菓子がとても豊富で、定価150円以上の名のあるメーカーものばかりで、めちゃ安いと思う。思わず、パイの実を買ってしまった。またこの地下街、休日には、2時から演奏会が行われるそうで、こういうイベントがある街っていいな。
小田急は、箱根帰りの方がたくさん乗っているのではと思っていたが、ガラガラで、余裕で座れてしまった。お腹がすいたので、登戸と向ヶ丘遊園の中間にある、「帯広豚丼」で食事。注文してから炭火で焼くようで、熱々でおいしい。ひさびさに、おもいっきり肉を食べたよ。うんうん、香坂遊穂さんの好物というのも納得です。
[入園料] 真鶴サボテンランド(WEB割引券使用) ¥400-扉に戻る