ホームお散歩日記[神奈川]小田原~箱根湯本
2003.11.03

小田原~箱根湯本

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贅沢特急で一気に小田原へ

今日は、箱根で大名行列があるそうなので行くことにした。箱根って一度も行ったとこがないのだが、高級温泉街というイメージで、とにかく高そう。旅館に泊り込み、3日用の乗り放題券でいろいろ周遊するのが、正しい楽しみ方なんだろうな。今回は「様子を見る」だけにし、どんな感じで、箱根の街があらわれるのか興味があったので、小田原駅から歩いていくことにした。

東急の急行で横浜まで行き、乗り込むのは、〔スーパービュー踊り子51号〕。踊り子というと昔ながらの古い特急なので、こちら(スーパー)は、ビューさざなみのような車両なんだろうなと思って指定席を取ったのだが、やってきた車両を見てびっくり、窓が天井近くまである列車で、乗車前に特急券の確認がある…!!座席は高い位置にあるし、網棚は、ボックスになっているし、テーブルは、グリーン車のように手前から引き出す形になっている。すごいぞ。

横浜の次の停車駅は小田原なので、一駅しか乗れないのは残念…また、乗りたいと思う特急だった。

頂上目指して山登り

9時38分、小田原に到着。新しい小田原の駅で、駅弁の「鯵寿司(¥850-)」を買って、今にも雨が降りそうな曇り空、箱根へ向かって出発だ。正月の駅伝で走っているのをTVで見ているので、国道一号線沿いに歩けば、たどり着くのはわかっているのだが…国道一号線って小田原駅からずいぶん離れているのだな。

そこで、小田原競輪場の道路を進んで、途中で合流するコースで行くことにした。誰も通らない中、坂道を黙々と上って上っていく。途中バイクに乗った方から、「小田原城をバックに写真を撮ってくれませんか」と言われたので、撮ったが、誰も通らなかったらどうするつもりだったのだろう。

小田原ケーブルテレビのあたりで下り坂になったので、あっけないと思ったら、また、本格的な上り坂が始まった。まだまだ元気なので、「L.A.Early TOM sakura」(桜井智)を聞きながら歩いていくと、水之尾というバス亭から少し先に、サンサンヒルズという建物があって、ここから急に道路が一車線になり、歩道もなくなった。この先区は山道に続いているようだし…本能的にやばいと感じて、となりの細い道路を降りていく。

部屋が一つしかないような、古い家や、誰も済んでいない、廃屋や団地。立派な門にいっぱい雑草が生えているところなどあり、結構怖いよ。ここを降りれば、国道一号線に合流するはずなのだが…小田急の風祭駅近くに来たようで一安心。

地味かな 大名行列

箱根ビール蔵という店を覗いてから、国道沿いにずっと歩く。ひどい渋滞で、徒歩であるいているのに車をどんどん抜いていけた。ちょっといい気分。鈴廣のかまぼこ博物館とか、湯葉の店など面白そうな店があるので帰りに寄ってみようと思う。ともかく、歩いていくと早川に沿うようになり、写真で見た覚えのある、湯の川橋が現れ、11時5分に箱根湯本に到着した。

駅は、入場と出場の通路が分けられていて、ともかく凄い人。大名行列っていったいどこで行われるのか、知らなかったのだが 人の流れについていくと、古い感じの店が並ぶ通路に来た。なかなか、いい所だと思う。大名行列

今日は人がやたら多いが、平日にのんびりしてみたいところだ。須雲川沿いの、滝通りを歩いていると、旅館やホテルの前で、ビールや、焼き鳥、しゅうまいなど売っていて賑やかだった。このあたりで座っている方もいるので、この通りを通るのだろう。さらに上ると吹奏楽の音楽が聞こえてきたので、箱根観音のある福寿院あたりで、行列を待つことに。しばらくすると、立教とか白山中学校の吹奏楽の行進がやってきた。大名行列が、吹奏楽の演奏や盆踊りのような踊りに囲まれているのは、変な感じだが、本命の大名行列は、けっこう長い行列だった。遠くで槍の演技などをしていて、声は聞こえてくるのだが、そのあと目の前を素通りしてしまう。何で?と思ったが、下を見て納得。演技は焼き鳥とか売っていた大きなホテルの前でしか行われないようだ。これで街が活性化するなら、いいのでしょう。まあ、私なんてお金を落としていないし…吹奏楽の演奏や、スカートがひらひらする、チアガールの踊りの方が良かったな

ちょうど午前の部が終わったところで雨が激しく降ってきた。少し下山して待てば、午後の部が見られるのだが、人がいっぱい、傘がいっぱいで、大混雑だったので、もういいやと、箱根をあとにした。

逆のコースで小田原へ

雨の中、来た道を引きかえす。途中、入場無料の鈴廣のかまぼこ博物館に入ったが、メインはかまぼこ作り体験のようで、部屋の中に広場に、資料が放置しているような感じで、あまり見るところはなかった かな。説明の紙を集めたら読み応えのある資料になりそうだったが…

道路は車が多いので、忠実に、来た道を引き返し、風祭駅から坂道を登る。かなり急な坂道だったが、ここを上れば、あとは下り坂と言い聞かせて、サンサンヒルズに着いたときにはさすがに疲れて座り込んでしまった。

帰りは時間が読めなかったので、無謀なことに指定をとっていない。あいにく、次の〔踊り子号〕は満席だったので、普通車のグリーン席で帰ることにした(この「踊り子小田原往復きっぷ」は普通車グリーン席にも乗ることができる)。

各駅停車だが、ガラガラのグリーン車の方がのんびりできるや。…と、ものは考えよう。車内で、鯵寿司を食べながら車窓を眺める。窓側がうまるくらいの混雑で、遅いことを我慢すれば、結構快適に帰ることができた。

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