また、駅からハイキングに参加することに。お金がかからず、ちょっとした旅行ができるのがありがたい。
今日は、あいにくの雨。受け付けは11時までなので、ひさびさに「えきから時刻表」をちゃんと見て、9時31分の電車で出発。この駅始発だし、一本前の電車に乗ったとしても、東海道線に寝台特急が通過する関係で、乗り継ぎは同じになるのだ。
今回のコースは、銀座の中央通りの銀座4丁目で右に曲がって、晴海通りへ行くコースとなっている。このあたりは、昔よく歩いたので懐かしい。最初に見えるのは、博品館。赤ずきんチャチャのミュージカルを見に行ったところだ 中央通りは、店は開いているが雨のせいか人が少なく落ち着いている。銀座で広々した通路に傘をさした方がまばらに歩いていて、ようこの雨のミュージカルの歌を思い出す風景。あまりにも遅い時間なのか、他の同業者(ウォーキングの方)は見当たらなかった。
晴海通りに入ってからは、また懐かしい。この通りはバス代がもったいないと、何度も歩いたもの。歌舞伎座やインド風建物の築地本願寺を通って、勝どき橋西で左に曲がる。半分以上埋まった門があって、このあたりには鉄砲州築地門跡というそうだ。やっぱり、こういう解説があるから、散歩が楽しいのだと思う。
普通の住宅地をしばらく歩くと、あかつき公園に到着。シーボルトの銅像で有名らしいが、なにやらボーリングの玉のようなものが飾られていた。晴れていたらいい休憩所になるのだろうな。ここで同じウォーキングの地図を持った方と一緒になる。
しばらく進むと、鉄砲州稲荷神社。このあたりは江戸時代に埋め立てられ、形が鉄砲に似ていたからだそうだ(相変わらず、コース説明の受け売りだけれど)。
南高橋を渡ってからすぐ右折し中央大橋を渡った先にある佃公園は綺麗ですばらしいところだった。
石の階段を降りると小さな橋がかかっていたり、休憩所付きの道が続いているのだが、結構広い。これで晴れていれば、みんな休憩していただろうな。帽子を掲げているアニメ風少女の銅像があるのだが、スカートのひらっと加減が絶妙でした。
灯台横から公園を脱出し、もんじゃかぶき月島西仲通商店街をずっと歩く。ここは東京では珍しい(と思う)アーケード街で、傘を折りたたんで歩けるのでありがたい。もんじゃと、お好みやきの店が並んでいていい香りが漂っている。でも一人じゃ入りづらいよ。このあたりにある、古埜木堂で麩まんじゅうを買っている方が多かった。
再び晴海通りに戻り南に進み、黎明橋を渡る。となりには動く歩道があって、雨にぬれないのがありがたい。ここは晴海トリトンという巨大な建物なのだが、昔の面影がすっかりなくなっていてびっくり。中は贅沢なつくりで、いくつかのビルの間を通路で囲っている。こんなスペースがたくさんあるとムダなのに…と思うが、道が広々していてとっても解放感がある。店内にはお客さんがあまりいないので、大丈夫かと心配になるが、近くにはマンションがたくさんあるから、ここの方たちが来るのだろう。職・遊・住の都市機能の調和を目指しているそうだが、「遊」の部分が弱いかな。
いよいよゴールも近くなったが、風が強く、春海橋のところで折りたたみ傘が壊れてまいった。周りに何もないからなぁ…風景も単調なので、アンリミテッドサガの音楽を聞きながら進む。ゲームは持っておらずサントラだけの購入なのだが、浜渦正志さんの音楽はいいな。
豊洲橋を渡ると、ようやく街に戻ってきた感じがする。歩道の整備された道を歩いていると、いきなり越中中島駅の入り口が見え(駅自体は地下にある)、あっけなく13時ごろ到着。
京葉線は本数が少なくて、快速列車はこの駅に止まらないので、しばらく待たされてようやく乗ることができた。今回は雨が降っていることもあり、けっこう疲れたよ…そうでした、東京では長い通路を歩くことになるのでした。
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