今週も歯医者。いったい、いつまで続くのだろう(放っておいた私が悪いのだが)毎週千円とか、二千円を支払うのがあたり前になっているのが怖い。
ともかく立川まで行くのだから、東京方面へのお出かけは当分無理かな。歯医者のあと、ニュータウンという文字に惹かれたので、八王子みなみ野駅で下車した(12時27分)。
駅前は広いが、人があまりないのでさびしい感じ。おお、馬が2頭いる!住宅売りだしの宣伝なのかな。ちょっとしたショッピングセンターがあるようだが、まずは、相原方面の線路沿いにある道を歩く…が道は途中で作りかけだった。
みなみ野毘沙門の丘緑地があるが、案内板が綺麗で最近できたところみたい。昔からあったのでしょうけれど、こうやって観光名所を整備するのは、通りすがりの者にとってはありがたい。階段を上ってゆるやかな坂道を降り、右に曲がると宇津貫公園に到着。といっても、入り口の石には公園名がまだ埋めこまれていなかった。地図を見るとけっこう広そうなのだが、山になっていて実際に歩けるところは少ないかな。それでも芝生が整備されていて、ベンチもたくさんあって休憩するにはいい場所だ。
ゆるやかな坂道を上ると、立派な高層マンションがあらわれ車道下のトンネルをくぐってしまった。仕方なく歩行者用の階段を降り、巫女さんのようにあざやかな赤と白の春日神社を通ると、ここも道が造成中で、ずーっと山の方まで工事が続いていた。この規模はすごい。八王子ニュータウンはまだまだ発展していきそうなところだ。
506号線と合流し北に進むと、ようやくニュータウンは終わり、山沿いに普通の住宅が並ぶ風景となった。貸し物置の前の自動販売機が全部100円ですごいと思っていたら、歩くと現れるいろいろなメーカーの販売機4台とも全部100円で、競いあっているのだろうけれど、とてもいいところだな
南大船バス停から寺田小学校まで、道がありそうなのでいってみる。地図上ではつながっていないのだが、山道でも歩けばなんとかなるでしょう。ここからクリーンヒルに行くのが、今日の目的の一つだから。車一台がようやく通れる道を進むと、民家は終わり道も舗装がなくなって竹薮の中をすすむようになった。道は広いのだが生えかけの竹(?)のようなものが地面の下でもごもご動いている感じで、へんな感触。ずっと山を上って竹薮を抜けたので、上の道は近いかなと思ったが行き止まり。うそー、上の道は見えるのにこの崖は上れないよ。引き返して「この先いきどまり」と書かれたコンクリートの坂道の方を上ってみる。こちらは確かに道はいきどまりだったが、階段が続いていて歩行者ならまったく問題なし。S字のカーブを上っていくと、ようやく上の世界に到着した。上と下で完全に町が切り離されているな。
こちらのパークヒルズめじろ台は団地の町のようで、めじろ台グリーンヒル通りという立派な4車線の道路で歩きやすい。こんな駅から2キロくらい離れた山の中に町があるのは、すごいなと思うが、バスもあるし車を持っていれば関係ないのだろう。
ずっとめじろ台グリーンヒル通りを進み、上寺田の手前でまた山道に入る。緑地の中なのだが、ここから殿入中央公園まで道が続いているはず。しばらく森のトンネルを進むと、畑がたくさんある広い丘に出た。街を見下ろすことができるいい眺め。幹線道路から一歩離れると、まったくの別世界になるという感じ、やみつきになりそうだ。ただ、蚊がけっこううようよしていたのでこれからの季節、山の中を歩くのは無理かな。
別れ道を右に曲がると公園に到着する道なのだが、この道路はひどかった。舗装はぼろぼろだし草は生えているし、穴があいていて、水たまりがあちこちにある。しかもあたりは、冷蔵庫やバイクの部品、タイヤ、空き缶などゴミの山。世間から忘れられた道路としかいいようがない。怪しい集団がいそうで、こんなところ夜中は絶対歩けないよ。それでも、テニス場が見えたのでほっと一息。
殿入中央公園は、丘の上に作られた公園。頂上付近のだいだい色の滑り台で一気に下まで降りられるようになっていて、子供がたくさん遊んでいる。その近くではサッカーのパス練習をしている方がいたが、ボールが坂をひたすら転がって悲惨なことになっていた こんな公園でも人気があるのだな。下まで降りたのに、またゆるやかな上り坂を上り、頴明館高校近くの館ヶ丘団地のバス停に到着(14時30分)。いつもなら、どこかの駅まで歩くのだが、ここから高尾行きのバスが出ているので、のんびり景色を眺めるのもいいかなと思い、バスに乗ってみた(始発なので確実に座れるし)。
途中で高校生が乗ってきたほかは、誰も乗りこまず、47号線の町田街道を通って高尾駅へ。運賃はどんどん上がっていくと思っていたのだが、たったの170円。ひとときの贅沢気分でこれはいいなー。高尾駅からは、東京行きの始発電車がたくさんあるので、楽に座って帰ることができた。
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