今週も「駅からハイキング」に参加です。スタート駅は恵比寿駅だが、運賃節約のため東急の代官山駅で下車し、少し歩いて9時頃に到着。
待っていたのは、ものすごい行列だった。壁いっぱいに行列ができているので、後ろに並べないし、通行人も通れない。何度か参加してきたが、こんな行列は初めてだ。今年最後というのと、小田急との合同開催のせいなのかな。でも事前に予約していたので、15分程度で出発することができた。また例によって、アミノバリューをいただく。これ目当てで毎週参加したくなる。
楽々なスカイウォークを歩いて、恵比寿ガーデンプレスのところで線路を渡り西側へ。このあたりは団地地帯で、下り坂の先には白い塔があり、ドラクエのような気分で目黒川に到着。川辺には鳥がいっぱい。立派な遊歩道が整備されており広々としている。参加者が多いのでゆっくりなペースだが、鳥を見ながらあっという間に中目黒駅に到着。
駅前はごちゃごちゃしており、居酒屋や製作所がたくさんあるところを抜けると、蛇崩川緑道へ。3キロに渡って川全体に蓋をして緑地にしたところで、諏訪山橋、川端橋、蛇崩橋など所々に昔の橋の名残があるのだが、とても川があったとは思えない。道はそこそこ広いし、車は通らないし信号もなくて、とても歩きやすい緑道を進むと、420号線に合流して世田谷公園に到着(10時10分)。
外周に1.1キロのジョギングコースがある広い公園で、噴水と高台があり、都会の中で遠くまで見渡せて眺めがいい。ここでしばらく休憩。
池尻大橋駅(というか246号線)を越えると、すぐに鳥山川緑道へ。ここも、山中橋、稲荷下橋、城下橋などかつての橋の名残がいくつもあるが、こちらは豪華に水路が流れており、万葉集ゆかりの草木74種が植えられている。また、緑道のほとんどは、民家の裏道となっているのだが、それぞれの家が、競うように、さまざまな花が植えてあって、草花でいっぱいの道だ。床には、子供の絵(どこかの小学校だと思う)が、埋めこまれていて眺めているだけで楽しい。
こうやって車の通らない、「一般の道路とは切り離された別世界を歩く」という緑道めぐりというのも、いいものだな。少し北には北沢川緑道があるようなので、いつか行ってみよう。
緑道は、経堂までずっと続いているようだが、途中で離脱し、左に曲がって松陰神社へ向かう。学問の神様と言われている吉田松陰が祀られた神社とのこと。神社はどれも見てもわからない(同じに見える)のだが、となりにある若林公園は森の一角を整備したような感じで、木でおおい尽くされており、薄暗いのだが、夏だと涼しくてありがたいと思う。
再び緑道に戻ると、すぐに世田谷城址公園に到着。いろいろ城跡めぐりをしているが、これは小さく、あっというまに頂上に登って制覇した。南北朝時代の城跡の南側の一部だけが残っているらしい。
1480年に建てられた高徳院が始まりと言われており、井伊直弼の墓と、招き猫で有名らしい…うーん、知らないことだらけだ。今までも、周辺ガイドに書かれている説明の受け売りだし。こういうことは、地図を見ているたけじゃわからないので、普通に歩いていたら気づかなかっただろう。あまり参加していなかったが、ウォーキングイベントも面白いと再認識。豪徳寺はけっこう広く、季節外れのような紅葉が綺麗だった。
これで緑道とはおわかれ、世田谷線に沿って山下駅まで商店街を歩く。いろいろなお餅が売っていたり、年賀状専用のポストが用意されていたりと、すっかり年の瀬モード。福引コーナーが賑わっていて、こういう商店街っていいなと思う。豪徳寺駅は改札から商店街につながっていたのも昔の話で、今では、立派な高架駅になっており、駅前は大工事中だった。
山下駅のガード下が工事中だったので、少し道に迷ったが、ユリの木通り(北沢川緑道)を見つけたので、あとは一直線で経堂駅に到着(11時半)。今回はJRのバッチに加えて、小田急からはハーブの種(イタリアンパセリ)をいただいて、得した気分。
東急世田谷線の沿線は歩いたことがなかったので、ウォーキングに参加したのだが、いろいろな緑地がずっと続くコースになっていて、散歩にはぴったり。恵比寿駅から経堂まで11キロ。うん、歩いたぞーという満足感と、ほどよい疲れがあり、参加してよかった。
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