今日は5時出発。ホリデーパスを購入し、上野から我孫子経由で、成田線の新木駅へ(7時23分)。この駅は、いかにも無人駅という感じの質素なところなのだが、駅員さんはちゃんといて、きっぷのチェックをしていた。
歩道が広くて歩きやすい356号線をしばらく進み、気象台記念公園の先、ケーヨーデイツーのところで北へ向かい、利根川を目指す。坂道を下ると、田んぼが広がり、乗馬クラブで馬が草を食べているのどかな風景になる。
車が延々と通る道路を過ぎると、ようやく利根川の土手に到着。うわーっ、風が強くて、めちゃ寒い。晴れているのに、光が全然届かないよ。しかも水たまりの水は凍っているので、何度も滑りそうになる。
この土手に自然野草公園があるので、公園めぐりの一環として、新木駅で降りたのだが、それらしい公園はなし。確かに駐車場はたくさんあるのだが、オフロードのバイクで走ると楽しそうな、土の小さな山があるだけ。もう少し先かな? と歩くと、草でいっぱいの普通の河原の風景になった。谷津干潟のように、ここから鳥を眺めるのが目的の公園なのだろうか。
その後は、栄橋前の渋滞に巻きこまれ、トラックがいっぱいで歩く幅がないので、車と一緒に信号待ち。土手の歩道が橋のところまで続いていないのは、設計ミスだよ~。歩行者や自転車はどうしろというのだ。
利根川を渡ってやってきました、茨城県。大きな橋なので、渡り終えたあとも、しばらく高架の道が続く。ビルがなく、瓦屋根の家ばかりだから、かなり遠くの方まで見渡せいい眺めだ。4号線をずっと歩くと、もえぎの台という新しい住宅地に到着。ここで持ってきたパンを食べて休憩する。少し散策するが、この地名でネタになりそうなところ(伝説の坂など)は発見できず残念。
このあたりは、両端が竹で、笹の葉がたくさん道路に落ちており、車が通るたびに舞い上がって攻撃してくる。でも竹薮が防風林かわりになっていて、冷たい風がこなくてありがたい。坂を上る中に「ばら研究所」という看板があったので、またあたりを探索するが、手がかりなし。4号線沿いは、とりたてて見どころはないと思っていても、少し奥の道を通ると、いろいろあるのかもしれない。「先に、何があるかわからない楽しさ」も確かにあるが、ある程度の下調べは必要だな。
峠を越えると竜ヶ崎市の入り口で、赤青黄色のにぎやかな案内板がお出迎え。急に道幅が広くなり、立派な道がずっと先まで続くようになる。このあたりは「だんご塚通り」というらしい。店は少なく、まわりは田んぼなので、見とおしは良いが、景色が変わらないのでつまらないよ。
高須町のところで離脱し、案内に従って「ふるさとふれあい公園」へ向かう。川に囲まれた水上都市のようなところで、トーテムポールが並んでいたり、公園内なのに、野菜をいろいろ栽培しているのが、ちょっと変わっている。ちょうどゲートボール大会が開催されていたので、それを眺めながら2回目の休憩。
この公園から竜ヶ崎の駅はすぐそこ。農道のような道を一直線に歩き、4号線に合流すると、関東鉄道の線路(単線)が見えた。今回の目的は、例によって「関東鉄道竜ヶ崎線」完乗。単なる往復はつまらないと、終点の駅の様子が知りたくて竜ヶ崎駅から乗ることを目指したのだから、名所っぽいところを何箇所か回っておきたい。
…と思っていたのだが、手持ちの2万5千分の一地図では、省略されすぎていて細かい道が載っておらず、唯一中学校のあたりに記号が書いてあるので、そこを目指すことにする(すぐ近くに歴史民族資料館があるが、これはパス)。
中学校と隣接するように書いてあったが、あるのは図書館だけ。思いっきり急な階段があったので、最後の力で上ったら中学校の校門で、降りるしかなく脱力。となりに、愛宕神社があったので、これも何かの縁と寄ったが、結局収穫なし(あとでMapFanWeb調べると、文化会館でした)。
最後は市役所あたりから、竜ヶ崎駅方面へ。道路の案内標識を竜が持っていたり、竜のオブジェが置いてあったりと、竜づくしで面白い。途中で狭い道を入っていくと、花がいっぱい植えてあったり、一角にちょっとした公園があったりと、懐かしい雰囲気になる。しばらく歩くと「青い空」という雑貨屋(?)と、ピロシキやボルソチを売っているロシア風の店が並ぶ先に、ごく自然に古びた駅が現れた。まだ10時半、ようやくお店が開きだす時間というのがすごい。やはり、早起きはしてみるものだな。
広めの待合室には、電車を待っている方が結構いて、フェリー乗り場のような感じ。しばらく待つと、1両の電車がやってきた。先頭部分に、自転車を乗せるスペースがあるのが変わっている。乗りこむ方は多く、これなら安泰だな。立っていても、たった2駅だからあっという間に佐貫駅に到着。
その後は千葉で下車して食事のあと、秋葉原と新宿をうろうろ。今日は、何度も途中下車するホリデーパスならではの使い方ができたと思う。
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