連休2日目。なんとなく、梅でも見ようと、御嶽駅からの「駅からハイキング」に参加することにした。ちょうど川崎から奥多摩まで直通する快速電車が運転しているので、それに狙いをさだめて7時9分、武蔵小杉から乗車。
予想どおり車両は〔四季彩〕で4両編成だったが、特に混雑もなく普通に座れる乗車率だった。ただクロスシート部分は埋まっていたので、川崎まで迎えに行って乗るべきだったかな。停車駅は溝の口、登戸、次は一気に立川と、南武線のいつもノロノロ走っている区間を飛ばし、駅をすごいスピードで通過していくのは快感だった。通常は川崎-立川間は55~56分かかっているので、快速運転になると10分の短縮か。平日にも運転してほしいな、朝の10分は大きいよ。
立川駅から西立川駅までの経路が、また面白いのだが(単線の貨物線を通る)、車窓を見て喜んでいるマニアックな方は他にはいなかった。
8時43分に御嶽駅に到着。ほとんどの方がここで下車。入り口が狭いので、改札は大混雑だったが、全員が駅からハイキングに参加するわけではなく、それぞれのグループで待ち合わせしているようだ。まだ9時前なのに、すごい熱気。受付をすますと、アミノバリューをいただく。毎度のことだが、こんな駅まで配布するためにやってくるとは…大塚製薬の方に感心。
御岳橋を渡ると、いきなり絶景。大きな岩がいっぱいあり、中国みたい。多摩川もここまでくるとすごいな~。川辺に降りたあとは、御嵩渓谷の遊歩道がありずーっと、川に沿って下っていく。梅の花はゴール近くのようだ(梅の公園前)。川に沿って カヌーの練習をしている方を眺めながら、小澤酒造でお酒をいただく(「澤乃井」という種類らしい)。遊歩道は岩の間の階段を降りたり上ったりで、追い抜きができない狭い道だが、先頭グループ(?)なのか、みんな早いのでついていくのに精一杯だった。広い青梅街道に出たところで、アミノバリューを飲んで一休み。
軍畑橋を渡ると、今度は山の方に入っていく。昔からのかやぶき屋根もあり、民家の通り道のような狭い道もあって、わくわくする。梅割石の標識や、信楽焼きをしているのか、庭先にたぬきがいっぱいいる家もあり、地図に載っていない小さな名所が、他にもいろいろありそう。休憩がてらに、吉川英治記念館に入ってみる。
吉川邸をここに復元したそうだが、立派な母屋から庭を少し歩くと書斎で、こんな別棟付きの家もいいものだな。散歩道の奥に展示室があり、そこでは、原稿や色紙が飾られているが、困った。作品をまったく知らないのです。
一通りさらっと見て、再び歩きはじめるが、いつのまにか人が多くなっている。このあたりは、なぜか信楽焼きが多く、別のところでも、展示販売していた。土が似ているのかな、たぬきがいっぱいいるので、本当に信楽みたい。観光バスが止まっていたり、別の駅からこちらに向かって大きなカメラをぶらさげたグループが歩いてくる方がいるので、観光コースになっているのかな?
…と思ったが、神社のところまで来ると、大通りになり、そこは人でいっぱい、屋台がいっぱい。お祭りと変わらない状態だ。「玉こんにゃく」が名物らしく、いろいろなところで売っている。人の流れに沿って、ゆっくり歩くとゴールはすぐで、青梅市梅の公園前で記念品として、光るボールペンをいただいた(10時08分)。
せっかくなので、梅の公園にも行ってみたが、こういうのは、遠くから見た方が綺麗だと思う。
あとは、駅に戻るだけ。なんだか、人がぞくぞくとやってくるので、さっさと脱出した方がよさそうだ。神代橋なんて、車道を歩かないと、駅に向かえないほど。
日向和田駅に着くと、ちょうど全車グリーン車のお座敷列車がやってきた。こんなのも運転しているのか。この駅で終点のようで、中をじっくり見ることができたが、これならグリーン料金を払ってでも、一度は乗ってみたいな(向かい合わせになるので、一人だと乗りにくいけれど)。
さて、青梅方面の電車、と時刻表を見ると30分待ち。待っている途中で、普通の奥多摩行きがやってきたが、通勤電車のような大混雑な状態だった。梅を見るのに、こんなに混雑するなんて、今まで知らなかったよ。4両なのが少なすぎるんだな。
上り電車も混雑していたが、青梅までの我慢だ。青梅駅の待合室には、奥多摩方面に行く方がいっぱい待っていて、さらに、青梅終点の電車(10両)が続々やってくる。家族連れを見ていると、梅を見るのも大変だ~と思いつつ、青梅始発のガラガラ電車で帰宅した。
[入園料]吉川英治記念館(団体割引) ¥400- 梅の公園 ¥200-扉に戻る