ホームお散歩日記[神奈川]大磯うろうろ
2005.05.07

大磯うろうろ

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目的地はちゃんと考えてあったのだが、今回は失敗。またやり直したいと思う。

あいにくの大雨

7時に起きるが、雨がふっており、しかも寒い。GW中の夏のような暑さはどこにいったのやら。出発は明日にしたいが、新潟からの帰りのきっぷを平塚方面に延長し、途中下車という扱いになっているので、有効期限の関係で今日に行くしかない。

川崎からの東海道線はガラガラで、ボックス席に座って景色を眺めると元気が出てきた。9時すぎに大磯駅で下車。

山を越せなくて

傘をさして出発。線路の下をくぐって南側に出ると、もう目の前は山だ。よし、登ってみよう。

狭い道がひたすら続き、山の中に入っていくと、階段になる。かなり上の方に家がありずっと階段が続いてる。ええ、ここまで上るの? やっぱり山を歩くのは数倍きつい。アスファルトの道路についてほっとしたが、上の世界も家が数件ならんでいるだけ。Uの字型に道が曲がって、まだ上り道は続いてた。揚谷寺谷戸横穴群

「この先いきどまり」という標識が気になるが、車が進めなくても、山道が続いている、いつものパターンだと思い進むが、本当に行き止まりだった。結局また引き返すはめに。道はひたすら下り坂で、別れ道に戻ってきた時には、ほとんど山を上る前の高さになってしまった。せっかく、あんなに上ったのに…精神的につらい。大磯の街は、道の構造を知りつくしていないと、歩くとこはできないと思う。

揚谷寺谷戸横穴群

 

気を取りなおして、ひとつ隣の道をひたすら上っていくと、こちらは行き止まりから山道があり、高麗山公園の案内図もあった。不法投棄を監視しているのか、入り口にはカメラがついており、威圧感がある。休憩

中はひたすら山の中で、いくら進んでも、だれとも出会わない。途中に、揚谷寺谷戸(ようこくじやと)横穴群という古墳がある。時代は7世紀初頭だそうで、巨大な穴が、カプセルホテルのように段になって並んでいる。奥が見えるのもあるが、途中で坂道になっていて、どこまで続いているのか、わからないものもあり、吸い込まれそうで不気味だ。古墳ということは、お墓が並んでいるわけで、野犬などの住みかに、なっていないのかな?とか、いろいろ想像してしまう。穴がぽこぽこ空いているので、忌まわしきハス画像にも似ているし。

道はカーブして、その穴ぼこ地帯の上を歩くのだが、陥没しないかと不安になる。一人で来るには怖すぎるところだった。

なぜか駅に逆もどり

さらに山の奥に進むと、湘南平と中尾公園への別れ道があった。湘南平ってどこのことだろう?広域の地図があるとうれしいのだが。

とりあえず、公園の方に進むが、道は下ったり上ったりと一進一退の状態が続く。ほとんど幅のないところや、虫がいっぱい、いるところなどがあり、もう山の中はいやだー。一刻も早く外に出たい。走りながら、上り坂が続く道を歩くと、山の中からあっさり抜け出て、どこかの家のとなりの庭から、赤いレンガの道にやってきた。ここの案内板によると、湘南平ハイキングコースになっているそうだが、状態が悪すぎだよ(それとも別に道があるのかな)。

結局中尾公園にも、たどりつけないまま、大磯駅の方に下っていく。山の奥に進んでいたつもりなのに、二宮側に少し移動しただけだった。山道がどうつながっているのか、把握できなかったし。こんな方向オンチじゃ、本格的な山登りをすると遭難すると思う。

赤いレンガの道はひたすら続き、車でもスリップしそうな、急な坂になっている。下るだけなのに足が痛い。ここらに住んでいる方は毎日この坂を登っているのだろうか。結局駅に戻ってきてしまったが、もう山に入る気力はなくなっていた。また出直そう。帰りの東海道線は空いていて、寝ながら川崎に戻った。

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