今日の目的地は、前回挫折した大磯。なぜか午前3時半に目が覚めてしまったので、始発で出発することにした。中途半端な遠さだが、とりあえずホリデーパスを購入し、川崎駅へ。5時19分の小田原行きでスタートする。電車はがらがら。東海道線の景色もひさしぶりで、特に眠くもならず、ずっと車窓を見ていた。平塚をすぎると急に山が近づいてきて、田舎っぽくなったところで、6時5分に大磯駅に到着。飲み会帰りなのかな。途中で寝てしまったまま、目のさめない方もいるが、まあいいか。
高麗山は懲りたので、迂回コースでスタート。といっても、駅の北側は、狭い道ばかり。どの道も、山の方につづいている感じがして、なかなか踏み込めずに、線路と平行して進む。立派な門の大きな家が多い。あと、「マンション反対」も目立つ。
地図を見ると一箇所、神社の近くの道だけ、山を迂回して北側へ行けるようだが、いつのまにか、トンネルのところまで来てしまった。しまった、行きすぎたか。車の通れる道が続いているが、車は一台も通らず、寂しい中をどんどん進む。途中、馬頭観音というのがあり、「にんじん」をたくさん置いてあったのは納得できるが、誰もいないところにあったので、不気味だった。どこまで進むのかという、上り坂だったが、途中で道は途切れることなく、下り坂に入ったので一安心。
無人の肥料作成機械が動いているところをすぎると、新幹線の高架が見え、ちょうど東京方面に300系が通過していくところだった。
このあたりは、向畑という地名のようで、予定よりかなり西側にずれてしまったようだ。手持ちの地図からすっかり離れているので位置がわからない。でも、バスの通り道になっていて、平塚行きのバスがどんどん通るので心強い。ようやく、小田原厚木道路の下をくぐって、牛がたくさんいる所を過ぎると、地図で確認できるところまで戻ってきた。ここが日向岡。
カラフルな家がある…という理由だけでやってきたのだが、丘の上にある家は水色、紫、藍色茶色黄色と、本当にさまざまな色の家がある。住む方が色を決めるのか、はじめから、色が指定されているところを買うのか、うーん、不思議。
丘の上にある、松葉公園に行って見ると、遠くまで見渡せていい眺め。でも先客がいて、大きなヘッドフォンをあてて、指揮棒を激しく動かしている。指揮者で、練習をしているのだろうな、じゃましたら悪いので、そのまま丘を下る。車の道以外にも、階段があり、一直線にショートカットできるのが新しい発見。とりあえず、宮沢郵便局まで戻る。
とりあえず、目的は達成したので、あとは適当に歩いて駅まで行こうと思う。バスの道を進んで、ホリデーパスの範囲である平塚を考えていたのだが、北へ行くと小田急があるのでは?と思ったのが運のつき。実際は結構離れているのだか、まだ元気があったので歩き出してしまう。
山に沿って道がうねうね曲がっており、案内版もないので、どこに進んでいるのかわからない。途中に農業総合研究所に接した運動公園があったので、行ってみたが、ここで完全に方向感覚がなくなってしまう。
こういう時は素直に幹線道路を歩こう。坂を下って、土屋橋を渡ると、広々した平野にでてきた。秦野方面の道路標識があったので、秦野駅も近いに違いないと思い、健速神社という健康に良さそうな名前の神社の前を通る。東名高速道路の下をくぐって、あとはバスの道を歩いてずっと進むと、確かに秦野駅に到着した(9時35分)。後で地図を見ると、東海大学前駅の方が近くて、がっかり。
帰りはどうしよう。松田経由の御殿場線も考えたが、座って行くなら小田原まで行ったほうがいいだろう。9時44分の下りで久々に小田原まで行く。すぐに〔快速アクティ〕が来るようだが、とりあえず、せっかくここまでやって来たのだからと、小鯵押寿司を購入。
熱海駅の構造を考えると、確か先頭車両の方が空いているはず…と考え、先頭方面に並んだのだが、席はほとんどあいていない。小田原ですでに、この混雑とは考えが甘かった。先頭に並んでいたので、なんと座れたが…。そのまま秋葉原まで行って、DVD「これが私の御主人様」を購入してから帰宅。あとで運賃を計算してみると、うわっ、こんなに使っていたの? と意外と贅沢をしてしまった。まあ、ボーナスの季節だし、たまにはいいか。
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