2005.06.25

鎌倉~逗子

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予定変更で鎌倉へ

目がさめると6時。今日は、三鷹駅開業75周年記念ということで、記念電車が走ったり、きっぷを買った先着何名かに、記念品が貰えるそうな。行ってみようかなと思っていたが、中途半端な位置にある三鷹駅まで、運賃を払ってまで行く価値があるのだろうか。なんだか外に出る気がなくなって、結局7時すぎに出発。外はすでに暑くて真夏のよう。新川崎から逗子行きに乗って鎌倉駅で下車(8時20分)。結局、三鷹はやめにして、今日は鎌倉から逗子を目指すことにする。

マクドナルドが意外と混雑していたので、若宮大路を歩いて、横須賀線の下をくぐる。朝市のようなものがあり、食品市場が賑わっているなと見ていたが、自転車の横にサーフボードをつけた方がよく通る。海に着いてみると、日焼けしている方や、さっそくサーフィンをしている方などで海は賑わっていた。まだ8時半なのに、みんな早起きなんだな。

逗子マリーナー

しばらく砂浜を歩いていたが、歩きにくいし、海の家を制作している作業員のところを歩くのは場ちがいのような気がして、134号線に戻る。交差する道路はすべて下をくぐるようになっていて、信号がずっとないのがすごい。ガードレールの横にちょっとだけ歩道があるのだが、海に向かう道があるたびに、階段で下のトンネルまで降りるようになっていて、上ったり降りたりで、歩行者にえらく不公平な道路だ。逗子マリーナー

由比ヶ浜まで来たからには、「和賀江島」を見ておきたい(平安鎌倉史紀行(宮脇俊三)の影響です)。和賀江島(わかえじま)は鎌倉時代に堤防を築き、船着き場として栄えていたとのこと。ずっと海岸沿いを歩くとそれらしいものが見えたが、なんの案内もないので知識がなければ、単なる景色として、なにも感じなかっただろう。

途中で、ちょっと不気味な小坪海岸トンネルを通ると、やしの木が並ぶ、逗子マリーナの領域に到着。白い建物がまぶしくて、すっかり気分は南国。朝食が食べられる、ショッピングモールでもあるのではと、思ったのだが、なにもなく寂しいところかも。小坪漁港のところは、木でできた桟橋風の道になっていて、港町の雰囲気がでている。このあたりは、逗子八景の一つ「浪子不動の秋月」だそうで、昔はもっと景色が良かったのだろう。

披露山公園披露山公園

海岸から狭い道が住宅街の方に続いていたので、行ってみる。自転車が通るのがやっとという狭い道が、坂道を曲がりながらいろいろな方向に分かれているのだが、坂を上ると行き止まりという道ばかりで、ちっとも奥に進めない。横に進んでいくと港に戻ってしまったし…。素人おことわりの道のようだ。

仕方なく、小坪海岸の信号のところから、ちょっとした商店街を通って、134号線の高架下を通ると、須賀神社の領域なのかな、地蔵がいくつか置いてあるところに出た。切りとおしのようなところを歩くと、横にくぼみがあり、そこにも地蔵や、謎の石碑が並んでいる。追分のような位置ではないので展示しているようにも見えるが、何かを守っているのだろうか。

ちょうど逗子行きのバスの道になっているようで、バスが通りすぎたあとを歩くが、道が狭くバスがすれ違うために、単線の電車のように時間調整をしていた。ありがたいことに、歩道が整備されていたので、追い越してしまう。この歩道は小さな川の上に作ったところで、ずっと家の後ろを通るが車一台分しかない道路を歩かないですむのでありがたい。途中でバス道と分かれ、急な坂道を上っていくと、披露山公園に到着。

この公園は鎌倉幕府が威光を示すために、献上された貢物を諸将に「披露」した地であったらしいが、ちょっとした展望台があり、遠くには、相模湾が広がり、逗子マリーナや、小坪漁港のあたりが見えるいい眺め。すぐ下の高台には、高級そうな住宅街。ここに住むと、毎日この眺めが楽しめるのか。また、この公園には、ミニ動物園もあり、いろいろな鳥がいるのだが、小さな猿山があるのはめずらしい。猿を見るのは久しぶりだが、眺めていると目があって近づいてくる。愛嬌があって見ていて飽きない。

あまりショートカットできず

帰りも同じ道を引き返すのは、つまらないと思い、途中で、観音堂のある小道に入ってみたが、その先はすっかり山道で、道が滑って転びそうになる。普通の道にたどりついても、どちらが駅なのかわからない。ずっと歩いて小坪入口というところでようやく位置を把握。近道したつもりが、ずいぶん戻ってしまったようだ。

気をとりなおして、逗子駅を目指す。道が狭くて、車がどんどん通る駅前の混雑にはまいったが、素朴な商店街という感じで、他の人に合わせてゆっくり歩き、駅に到着した(10時20分)。帰りは、逗子駅で4両追加されるので、並んでいたら確実に座れる。いいところだな。横浜駅ではちょうど横浜線乗りいれの八王子行き電車がやってきたので、乗り換えて新横浜下車。JR東海ツアーズに寄り道したあと、溝の口行き高速バスで帰宅した。

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