ホームお散歩日記[埼玉]武蔵嵐山~小川町
2005.07.17

武蔵嵐山~小川町

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早めの出発

今日は、一ヶ月後の指定席をとる用事がある。例によって、早めに出発して、10時に駅へ到着するコースにしよう。

立川駅6時4分、青梅行きの電車に狙いを定めて出発。5時に家を出たのかな。拝島から八高線で、小川町へ行き、東武で一駅先の武蔵嵐山駅で下車(7時52分)。

菅谷館跡

電車から降りるのは、なぜか女子中学生ばかり。同じ方向に向かっているので気まずい。

意識的に早足で、ずっと南へ行き菅谷館跡へ。歴史資料館の後ろあたりに、畠山重忠公の像があった。文武両道にわたって優れていたそうだが、鎌倉の異変情報にわずか134騎で鎌倉まで助けに向かうなんて、すごいや。鎌倉武士の鑑と言われるのも納得。ここは「平安鎌倉史紀行(宮脇俊三)」で気になっていたのだが、ようやく来ることができた。菅谷館跡

けっこう広く、堀に沿って歩くが、薄暗い森が延々と続いている。坂道を降りると、ホタルの里と、立派な休憩所に到着。夜になるとホタルが見えるのかな。二ノ瀬方面に進むと、ようやく槻川の河原に出る。これから、小川町駅まで槻川沿いを歩く予定だが、ちょっとしたキャンプ場を通ると、健康センター平安楼で道がなくなってしまった。

嵐山渓谷は挫折

いったん川を離れ、254号線方面に進むと、地蔵と石碑を発見。ここは四辻というそうだ。昔から道しるべがあり、江戸時代には、高札場で、おふれの掲示を行った場所とのこと。また、1323年の「板石塔婆」と呼ばれるものもあった。

今では幹線道路が立派すぎて、あとの2本は小道にしか見えないが、西側の小道を進むと、嵐山渓谷で、再び槻川沿いに歩けるはずだ。民家の先に、渓谷への道があり、門が閉じていたが、これは車が通行禁止なんだろうと考え、横側から中に入る。すっかり山道だが、ゆるやかな下り坂で、川に向かっている感じ。黒い蝶々がいっぱい飛んでいて不気味な中を早足で進むと、おもいっきり顔に蜘蛛の巣が当たる。ひいぃぃ~!

なんで顔と同じ高さに、あるのだろう。ねばねばを必死に取り、こんどはゆっくり歩くが、また先に蜘蛛の巣が空中に浮かんでいる。林道といっても1.5メートルくらいの幅があるのに、糸はどこでつながっているのだろう。良く見ると、その奥にもいくつか見える。走りながら、ゲームのように、左右にかわしつつ進んでいく…なんてことは、とてもできないよ。怖くなったので、あきらめて引き返した。

槻川沿いの別世界

太平山の外周を、ぐるっと周るような道を進む。いかにも山越えのような道で、ときどき登山口があり、「一人はダメ、グループで入ろう」といった案内板がある。ようやく下り坂になって、道が遠くまで見渡せるようになるが、川沿いに遠くまで道が続いている。国道の賑やかさとは、縁のないまったくの別世界が広がっていた。ここはどこ? 遠山という名前の集落があるが、まわりは山に囲まれていて、アンテナがやけに大きい。八幡神社が途中にあったので、なんとなくお参り。鶏がたくさん飼っているところがあり、ここだけ賑やかだった。

自動販売機やお店がまったくない中を、牛ガエルの声を聞きながら、しばらく歩くと、道が狭くなり、川沿いの道だけになる。落石注意の看板があり、下の方にある河原まで降りる道がある。釣りの方用の道なのかな。ちょっと薄暗いけれど、川沿いで、涼しくていい気持ち。ここも、一種の渓谷だな。意味ありげに庚申塔(こうしんとう)があるのが、自然と気づくようになったのは、進歩かも。

再び、道が広くなり田んぼが広がるところに、芭蕉の句と下里の滝(だったかな?)の案内板を発見。川沿いのお墓地帯まで行ってみると、たしかに川の向こうに茶色い建物が見る。でも、草が覆われて一歩も進めず、残念。

見晴らしの丘公園

その後は、最近買ったDVDに付いてきた「アルティメットレイディオ」を聞きながらひたすら歩く。途中からアニメの内容に関係ない話ばかりになるが めちゃ楽しい。見晴らしの丘公園

川を渡ると、カタクリとオオムラサキの林というところがあり、その後は山の外周に沿って道が続いている。次の目的地は、「見晴らしの丘公園」なのだが、途中で登山口を発見。地図に載っている道じゃないけれど、行ってみますかな。土の階段を上ると、休憩小屋があり、その先から本格的な山道になっている。一本道なので迷うことはないが、けっこう急でキツイ。あと600メートルと書いてあったが、山道の600メートルを甘く考えていたようだ。へとへとになって「カート」の滑り台がある頂上へ。ちゃんと駐車場があり、車だとらくらく行けるようだ。

自動販売機でジュースを買ってひとやすみ。武蔵の小京都というらしいが、たしかに頂上からの眺めはよかった(10時33分)。わわっ、もうきっぷの発売が始まっている!

終点まで乗りっぱなし

まあ〔ムーライトながら91号〕は、すぐに売りきれるとは思えないから、いいけれど。こんどは車道を通って下山。近くに和紙資料館があるので最後に寄ってみますかな。

あたりを探すと、街灯のところになんとか読める案内板を発見。あれ?閉まっている。「留守にしています」という張り紙があったが、ずっと開けていないような雰囲気。街灯壊れているし。

その後は特に見所はなく、小川町駅に到着したのが11時半。さて、きっぷを…あれ?この駅って「みどりの窓口」がないの? 八高線で高麗川まで行くと、すぐに川越からの電車が接続していたので、結局乗りっぱなしで終点の八王子まで行ってしまった。

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