ホームお散歩日記[千葉]ちはら台~上総村上
2005.07.30

ちはら台~上総村上

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京成千原線完乗

そこそこ早起きし、新川崎5時49分〔エアポート成田〕に狙いを定めて出発。いつも大きな荷物を持った方で、混んでいるが後ろの車両だと、席が多いので、楽々座れる。乗りっぱなしで、6時50分に千葉駅に到着。

意識的に早足で歩き、千葉中央駅へ。結構距離があったが、なんとか、7時2分発のちはら台行きに間に合った。前に京成電鉄のスタンプラリーをした時は、学園前駅までしか乗らなかったので、ようやくこれで完乗だ。延伸しただけだと思っていたが、山の中を高速道路を乗り越えてずっと進み、住宅街になってからも、高架でどんどん先まで行く。

始発から乗って座れれば、通勤も快適そうだし、千葉に通うにはちょうど良さそう。深夜バスの停留所も近くにあり、東京駅から約一時間ちょいで着くらしい。意外と近いなと思う。

古墳の公園

なにもない駅前から、しばらく東に歩くと、ちはら台公園に到着。ここは、草刈古墳群に芝を敷いて、公園らしくしたところで、広場というか、ちいさな山がいくつもある。遊びには向いていないが、のんびり散歩するのにちょうどいいかな。大エノキの木の近くにある草刈11号という古墳が、前方後円墳で形が良い。水のみ場が、本当の井戸かわからないが、ポンプ式になっていて、ちょっと水を飲むにも一苦労。でも、これでいいと思う。

さらに東へ進んで大岬公園へ。公園といっても、同じく古墳跡のようだ。こちらは、すっかり草が生えていて、山という感じだが、頂上にある休憩所で一休み。草刈古墳群というのは、かなり広い範囲に渡っていて、たまたま形のよかった所だけが、公園として残っているのだろう。

農道を歩く

公園を出て南へ少し歩くと、住宅街はなくなり、村田川を渡ると、一直線に農道が続いていたので、こちらを選択。途中で14号線をまたぐが、周りは田んぼで、ずっと先まで見渡せるのが気持ちいい。

「房の駅」という物産の店があり、まだ準備中だったが、中を少し覗くと、おみやげでいっぱい。枇杷の茶葉か…。千葉って、落花生や濡れせんべい、というイメージだが、枇杷もあったな。

再び、農道に入って、テレビや自転車がたくさん捨ててあるところから、舗装されていない橋を渡ると、山に沿った集落にやってきた。昔ながらの家ばかりの別世界で、わくわくするが、ガソリンスタンドのところは幹線道路らしく車でいっぱいだ。仕方なく、車たちと一緒に「大厩通り」という坂を昇ると、辰巳三山公園に到着。

辰巳三山公園

由来はわからないが、公園の奥には月山神社と書かれた石碑だけがお墓のように置いてあった。入り口はロープで通れず、「あぶないので登らないでください」と書いてある。ま、いいか。とりあえず、また休憩。公園自体が盛りあがった土の上にあり、一段高くなっており、車や人を見下ろすことができるのが変わっている。ちょっといい気分。中学校の方に向かって、急な下り坂が一直線に続いているので、思わず駆けかけ下りたくなるが、登る気力がなかったので、やめ

このあたりは、銀行が統廃合で閉鎖されていたり、スーパーの跡地の一角だけ使ってセブンイレブンがあったりとちょっと寂しいかな。辰巳通りに沿って西に進む。竜に囲まれた立派なプレートに案内板が書かれていて格好いい。ちょっとした坂があるが、山木坂という名前だそうだ。案内板によると、平成2年3月に団地地区の正面に位置する坂に名前をつけたとのこと。まだまだ、歴史はこれからだけれど、50年くらい立てば風格が出てくるのかな。

こどもの国

山本三差路というところで、国道297号線に沿って南に方向転換。ちょいと行きすぎた。次の目的地はこどもの国。千葉にもあったのかと、興味をもったのです。ちょうど湖の反対が入り口で、外周をぐるっと歩かされたが、小さな時計塔がお出迎え。こどもの国

滑り台にミニアスレチック、つりぼりやバーベキュー広場、サイクリングコースなど、自然を楽しんでねというスタンス。でも、こどもの国のキャラクターであるチッパ君という黄色い生物と、きらら姫というドレスふりふりのお姫様の物語がちゃんと設定されているのは凄い。ちょっと読みふけってしまった。家族連れというか子供でいっぱいなのだが、なんでもない広場なのに、こんなに楽しそうに遊んでいるのは見ると、存在意義は充分にあると思う。

別料金を払う気はないので、公園をぐるっと一周(一周できない構造なのだが)するが、動物村がという小さな動物園が一番落ち着ける。柵が低く、やぎの頭を実際になでることができるのは感激だった。

上総国分尼寺跡

すっかり雲がなくなり、暑くなってきた。やばいなーと思いつつ、公園をあとにする(10時45分)。

湖の橋を渡り、森の中に入る、切りとおしの下り坂を降りると、山倉坂下という所に到着。再び297号線を歩くが、この通りは、大喜多街道というそうだ。やまか水産直売所近くにはどんどん新しい家が建っていた。後は、市役所通りをまっすぐ歩けば、上総国分尼寺跡に到着するはず。大きな通りで面白みはないが、途中で「千葉県重要道跡西広貝塚」という石碑を発見。どっちなんや!と言いたくなるが、地図にも載っていない小さな名所を見つけたのは嬉しい。上総国分尼寺跡

ケンタッキーのところで道を一本奥に行き、市役所の裏へ。谷になっていて、ちょっとした公園(国分寺中央公園)があり、ありがたい。公園を抜け、舗装されていない道路を通るとアパートの横に出たが、ちょっと行きすぎた。引き返すと、台地のところに「上総国分尼寺跡」と書いてあるが、分譲住宅の土地が並んでいるみたい。奥の方に資料館があり、そちらの一角は赤い建物が再現さけていて、それっぽく見えた。このあたり全体が国分寺というのは東京と同じなので、今度は西門(国分寺塔跡)の方にまわりこむ。大きな石に国分寺と書かれていて立派だ。左右に広くずっと遠くまで見渡せ、西門部分だけでも大きい。神社っぽいところもあるし、タクシーが止まっていて、観光している方もいて、こっちがメインみたい。

その後は、直射日光を浴びながら、本郷坂を降りて最寄駅の上総村上駅へ(12時15分)。さて、列車は? あ、12時台が空白だ。次は13時12分で、一時間あれば、歩いて五井駅に行けるが、暑くて気力がなかったので、結局、一時間ほど駅で休憩した。食事を買っておけば良かったな。

運よく乗り継ぎ

2両のディーゼルカーに乗り、一駅で終点の五井駅へ。次は総武線直通の快速東京行きか。車内は混んでいて、千葉での入れ替わりを期待したが座れず、昔の感覚を思い出して、津田沼駅で下車した。

ホームの案内を見ると…よし、2番線は、津田沼始発だ。入線時でも、各扉に3、4人しかいなくて座席は楽々。新川崎までのんびりと帰宅できた。ただ、あとで時刻表を見ると、いつの間にか津田沼始発の電車は思いっきり減っていて、この乗り継ぎは単純に運が良かっただけみたい。

[入場料]      こどもの国(インターネット割引券使用)                       ¥360-

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