ホームお散歩日記[千葉]下総松崎~(飯野)
2005.09.03

下総松崎~(飯野)

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やっぱり早起き

5時49分の〔エアポート成田〕で7時25分に成田駅到着。京成の駅まで、歩行者専用通路ができていて、楽に移動できるようになっていた。京成成田駅近くのドトールコーヒーで一休み。7時半に成田にいると実感するひととき。一度、早起き行動をしてしまうと、くせになります。

しばらくのんびりして、8時19分の我孫子行きに乗車。途中にあった、黄色いレンガの住宅地帯やバス停のポールたくさん置いてあった所が気になるが、一駅間が長く、とても寄り道できそうにない。一駅先の、下総松崎(しもうさまんざき)で下車。

甚兵衛渡し

気休めにしかならないと思うが、この前から使っている、無印良品の日焼け止めを塗って、帽子をかぶって出発。駅の南側になかなか行けず、苦労したが、その後は、松崎街道と書かれた、小さな川に沿った通りを歩いて、印旛沼を目指す。途中、史跡っぽい所といえば、二本榎跡という2本の榎が並んでいるところ(なぜ跡なんだろう)と、こちらも大きな榎があるが、まったく読めない牌があった。

途中で片方が山になると、日影になり助かったが、関東ふれあいの道の案内板によると、甚兵衛渡しはここから、印旛沼に向かうようだ。周りはみんな田んぼで、稲刈りをしているしている中、沼に近づく。トンボがいっぱい、一列に電線に止まっているのがすごい。途中に小さな川があり、沼まで近づけなかったが、まあ、車の通らない静かな小道を川に沿ってあるくのは気持ちいいものだ。ただ、そのまま国道に合流できず、また先ほどの通りに戻るってどういうこと? 国道464号線の対岸が甚兵衛渡しで、わざわざ関東ふれあいの道に沿って歩く必要はなかった。

甚兵衛という渡し守がいまして、直訴するために江戸へ向かう惣五郎という方を、禁を破って印旛沼の対岸の吉高まで送りとどけたあと印旛沼に身を投じたそうで。悲しいお話の場所だが、横は車がたくさん通るので、けっこううるさかった。

自転車道に沿って

車道しかなく、トラックの邪魔をしているなと思いつつ、早足で甚兵衛大橋を渡ると、印旛捷水路沿いに自転車道があったので歩く。この、サイクリングロードは意外と盛況で、自転車がどんどん通るところだった。メタルアートニュージアム

しばらく進むと、メタルアートニュージアムという建物に到着。美術館なのだが、メタルアートってなんだろう?10時5分ごろ、中に入ってみる。最初の自動ドアっぽいガラスの扉が、引き戸ということに気づかなくて苦戦したが、中に入ると、受け付けにはだれもいない。呼び鈴もないし…わざわざ、こちらから中に入って、呼びに行くのもな、としばらく待ったあと、結局外に出た。うーん、10時オープンなのに、こんなので、いいのだろうか。

双子公園

再び、川に沿って南下する。ずっと田んぼの続く平地かと思いきや、両側が山に囲まれ、山に沿った遥か上に車が走っているのが見える。サイクリングロードだけが、まっすぐずっと先まで続き、下の世界に取り残された感じで、廃線跡のような雰囲気がある。上空にある赤い橋や青い橋をくぐりながら、渓谷の中をのんびりと歩いた。モーターボートがときどき走りぬけ、涼しそう。

ようやく山を抜けると海が見えてきた。いえ、沼ですけれど。ここからは、影がなくなり、ひたすら直射日光を浴びつづける。台風が近づいているということで、曇り空を期待したのに、こんなに晴れるとは。じりじり焼かれるような感じ、去年成田を歩いた時に後悔しているはずなのに、また体験してしまったよ。景色が広大すぎて、歩いても歩いても近づかないのも問題だ。

ようやく、双子公園というところに到着。ちょっとした高台と、ナウマンゾウの親子像(ただし小さい)がいる公園で、サイクリングの休憩所になっているようだ。トイレがあるはありがたいが、自動販売機はないのね。

自転車道から抜けられず

サイクリングロードはずっと道路(65号線)に沿っていたのだが、途中で、印旛沼に沿うようになり、すっかり離れてしまった。次の目的地は、佐倉市民の森で、ここで休憩しようと思っていたのに。目の前に涼しげな森が見えているのに、外周歩く必要はないだろう。こんな自転車道は、さっさと抜け出したいのたが、川がずっと続いている。沼と川に挟まれ、まっすぐにしか進めないのです。道を間違えたか。

佐倉市民の森が途切れるあたりで、ようやく小さな橋を発見。金メダルジョギングロード(尚子・裕子コース)と書いてある。ここで練習をしたのだろうな。スポーツに疎いので、感動はなかったけれど。印旛沼サンセットヒルズ・ファミリーオートキャンプ場

佐倉市民の森は離れてしまったが、それでも山に沿って歩けるようになったので、助かった。竹薮の影で、生きかえる。舗装された道路も、いつのまにか土の道になり、農道といった感じの道を進む。途中に、猿田彦神社があったので、変わった名前だなと思いつつ、ここで休憩。ずっと外周に沿って進むかと思いきや、途中で山登りのような道があり、立派に舗装されていたので、登っていく。森の中を、どこまでも続く道路で、なぜか、真ん中に溝がある。山を登りきると、ようやく地図で確認できる道路に復帰できた。自動販売機もあって、実にありがたい。その場でジュースを一気に飲んでしまった。

飯野町でおしまい

今までの道に比べると、広々していて、バス路線と書かれていているのが心強い。少し先には、印旛沼サンセットヒルズ・ファミリーオートキャンプ場があり、区画分けされたキャンプ場で、家族連れがバーベキューをしている。また、バーベキューか、いいな~。

いつのまにかかなりの高台にやってきたようで、管理事務所の後ろからは、印旛沼が一望できる。周りにビルなどがなく、琵琶湖の北側(マキノ)あたりの景色に似ているかな。ここは、夕日が綺麗らしいが、晴れた昼間でも、いい眺め。キャンプ場前に、飯野町バス停があり、2時間に1本のローカル線なのだが、ちょうど、12時7分(だったと思う)の京成佐倉駅行きバスがやってきたので、駅まで歩くのはあきらめ、今日はここでおしまい。ワゴン車のようなバスで運賃は100円。

もう、歩く気力がなかったので、京成電鉄の特急で成田駅まで行き、JRの快速で一気に帰宅。あとで考えれば、JR佐倉行きのバスを使えばよかったのだが、その時はまったく、その方法を思いつかなかった。

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