このごろ、ずっと早起きしていたが、今日はもうだめ。目覚ましが鳴ったものの、体が動かなかった。というわけで(どんなわけで)わりと近場の二子玉川駅に行く(9時13分)。改札を出ると、立派な選挙の演説台があり、いろいろなテレビ局のカメラでいっぱい。そうか、明日は選挙だった。有名な政治家が演説するのかな。
二子玉川は駅前が都会すぎて、あまり思い入れはない所だった。でも、高島屋をすぎると、昔ながらの懐かしい、商店街(二子玉商店街)が続くのに感激。少し駅から離れるだけで、こんな風景がまだ残っているのだな。そういえば、アニメの舞台にもなっていたな。商店街を抜け、谷川緑道を進む。ここは、砧線の廃線跡なのだが、途中にある看板と、柵に電車の絵が書いてあるくらいで、面影は見つからない。ちょうど出かける時間なのか、狭い道なのに人通りが多く、駅までの歩行者用道路として、機能しているのが嬉しくなる。いえ、別に廃線跡めぐりの趣味はないけれど。
吉沢橋を渡り、健保グラウンドのところから、多摩川の土手にでると、二子玉川緑地運動公園が広がっている。東急に乗った時にいつも見る風景だが、目の前で見ると、野球も迫力がある。野球場はもういっぱいで、少年たちの他に、応援している家族の姿も見える。まだ10時前、こんなに暑い中、よくやるよ~。ご苦労さま。
土手はずっと続いていて、快適に歩いていけるが、変化がないので、東名高速道路の下をくぐったところで下に降りる。庭の広い立派な家が多いなか、古墳のような公園を発見。山ばかりで平らなところがなく、広場として使えないが、武蔵野の自然をそのままの状態で、残したのだろうか。
土手と比べると、見とおしが悪くなったので、まっすぐ歩いているという自信がなくなるが、浄水場の近くにある、喜多見まちかど公園に到着。うーん、懐かしい。狛江駅から狛11系統という、喜多見住宅バスが出ているのだが、前に、それに乗ってみたいという理由だけで、ここまでやってきたことがあるのです。
その後は、バスの道に沿って、猪方駒井商店街をうねうね歩く。昔ながらの、電気を消した食料品店や、せんべい屋があるが、右側には、新しいマンションが続々と建っていた。
和泉多摩川駅近くにある、ぽかぽか広場で休憩し、小田急の高架をくぐって、ふれあい広場を目指す。ここは、単なる野球場で、公園らしくなかった。まあ、いいか。次は、本命の多摩川五本松だもの。多摩川の河原に登ると、見えました、五本松。5本以上の松があるが、ここは水害防備林の一部が残っていて、昔の多摩川の名残がある景観。時代劇のロケ地にも使われているそうだ。ただ、下でグループの方がバーベキューをしていたので写真は撮れず。またバーベキューか! 河原でバーベキューは定番なのだろう。うう、お腹が空いてきた。土手の下にあるのが、西河原公園で林に囲まれ、噴水があっておちつく。老人福祉センターのテラスから、直通で繋がっているのもいいな。
最後に、少し北へ行き、万葉歌碑へ。この歌碑は江戸時代の文化二年に松平定信の筆により、狛江市に建立されたが洪水で流されたとのこと。Webページで、たまたま見つけたので、やってきたのです。地図にも乗っておらず、住宅街の中にあり、わかりづらい。穴場のようなところで、見つけた感動もあり、ありがたみのあるところだった。
しばらく用水路のような川沿いに歩いて、ひかりの商店街を抜けると、多摩川住宅地帯へ。お腹が空いたので、住宅内にある、クィーンズ伊勢丹という、スーパーでおにぎりを購入。輸入品が多く、おにぎりも、発芽玄米や五穀米など変わったのを置いてあった。
団地めぐり(?)をしているとでよく見かける、一階にお店が集中しているパターンだが、3方に高層建物がある袋小路なので、せまいながらも、とても賑やかなところで、ベンチで休んでいる方もいる。クリーニング店や、お茶屋さんなど、ずっと昔からあるような店も寂れていないのがいいな。
その後は、大きな木の並ぶ並木道を歩いて、ずっと西へ進む。バスのよく通る幹線道路で、あまり面白くないが、途中ローソンの裏側に旧品川道への分岐点を発見。旧品川道(いかだ道)と書かれており、昔はいかだで木材を運んでいたらしい。ちょううどアパートのうら側になっており、どこかの商店で使っている大きな冷蔵庫や、コインランドリーが並んでいる。自転車の通り道になっているようだ。
あとは、とりたてて何もなく、12時頃に調布駅に到着。この駅から渋26系統、渋谷行きという、けっこう長距離な路線バスがあるので、乗ってみたかったのだが、次は26分だったので、京王線電車に乗車。これが、初乗車だったりする。
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