東京駅で、磁気イオカードの払い戻しをしたあと、八重洲南口からバスに乗り、江戸川台駅に到着(9時20分)。廃止になる前に乗っておきたかった、という理由なのだが、ほとんど通ることのない、常磐道の景色は新鮮で、面白かった。駅前のマクドナルドで朝食を…と思ったが、狭い上に、なぜかモーニングセットを扱っていなかったので、マンチャーを食べながらスタート。
しばらく、線路沿いに歩いていたが、道がつきたので、隣が森の狭いところを歩くと、団地横の道路に出てきた。葉っぱが全部散ってしまった、広場(というか林)があるので、行ってみると、東深井市民の森という名前で、土地所有者の好意により林として残っているそうだ。かつて、このあたりは、こんな林でいっぱいだった…と言われても、想像できないほど、立派な住宅街になっている。小学校先の道路を東へ進むと、東急一号公園や、森の図書館が見え、その奥が最初の目的地、東深井古墳森。
先ほどの林が、大きくなったようなところで、小さなアスレチック施設もある。所々に小山があり、それぞれ古墳になっている。落ち葉でいっぱいの道を、外周に沿うように歩くが、意外と広い。あと、走っている方がやたらと多かった。なにかのマラソンコースになっているのだろうか。土管のある広場から、住宅街へ抜け出 て、右側に山が広がる中西方向に歩きつづけると、運河駅を通過。駅名になったと思われる、利根運河を渡る。
運河沿いに、道が整備されており、先には、茶色い鉄柱に三角の赤い屋根ある、塔のようなものが見える。こちらも、面白そうだったが、予定通りガスト横の道を曲がり、山崎貝塚へ。
平坦なところに、一面土が広がっており、案内板がなければ、大きな畑と見た目が変わらない。ここが貝塚で、この土の中に、貝殻がたくさん混ざっているとのこと。珍しいのだろうが、貝殻は砂のようにこなごなになっているので、あまり貝という感じはしなかった。その先は、大きなくぼみで、中が野球場になっている。雨水をためる役割があるのかな。
公園の近くは、新しく大きな家ばかり。急に、道が広くなり、先には草原と白い家が見える。やたらと、大型犬の散歩をしている方が多かった。手持ちの地図には載っていなかったが、最近できた公園なのかな(みずき公園)。大きなショッピングセンターや、ホームセンターもあるし、実に、住みやすそうな街だと思う。
GETというホームセンターを過ぎると、まわり一面畑の寂しい景色になる。そして巨大な橋(玉葉橋)。ちょっと川を渡りたいだけなのに…。思いっきり、坂を上ると、ようやく江戸川が見えた。
堤防がサイクリングロードになっているので、堤防沿いにずっと歩く。川沿いに、江戸川運動公園があるはずなのだが、工事中で、なにもない。サッカー場らしきところで、車のラジコンを操作している方がいるが、けっこううまい。…と、そんなところしか、見るべきものがなく、遠くをぼーっと見ながら歩く。
ちょうど、下の方にコンビニが見えたので、おにぎりでも買おうと、入ってみる。なんだか、普通のコンビニと違う。作業服や背広がたくさん置いてあるし、通路に、机を並べ、豪華な、てんぷら弁当をたくさん作っている。レジの近くには一応売り物があったので、パンと牛乳を買ったが、チェーン店に入っていない、個人経営のコンビニなのかな。インパクトのあるところだった。
パンを食べながら、通学路らしきところから、西側に進む。吉川市民農園の横を過ぎると、このあたりの地名は、十壱軒というそうで、変わっているな。…というか、周りは、畑だらけでなにもない。
中川に沿った幹線道路まで到着すると、あとは流れに身を任せるだけ(歩くことに、かわりはないのだが)。
朱色屋根の家がたくさん見えてきて、次の目的地、松伏記念公園・多目的調整池公園にようやく到着した(12時半)。2つの公園が合体しているのだが、松伏記念公園と呼ばれることが多いみたい。変なモニュメントの広場は、普通の公園だが、先の方(多目的調整池公園)が大きな池になっており、こちらの方が、より自然という感じで歩いていて楽しい。大きな風車があるのが特徴で、外国っぽいところもいいな~。せっかくなので、螺旋階段をひたすら上る。公園全体を見渡すことができて、開放的でいい気分。近くで見る、風車の羽がすごい迫力だった。
ぼーっと、景色を眺めていると、これ以上歩く気がなくなり、13時9分の吉川駅行きバスで後にした。
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