参加するのは、何年ぶりでしょうか。房総ヤクルト販売から「ヤクルト」をいただき、9時45分、勝浦駅 大名行列のように、ぞろぞろ歩くのも、懐かしい。
駅前通り商店街を南下する。服屋の店頭に、水着がたくさん飾ってあったり、花火が売っているのは、さすが海の街。しばらく進むと、勝浦朝市地帯へ。日本三大朝市と呼ばれていて(輪島・高山・勝浦)400年以上の歴史があるとのこと。通り一帯ずーっと、野菜や、干物が並んでおり、食事のできるところもある。すごい活気だし、お茶のプレゼントもあり、街全体でウォーキングを歓迎しているように見え、うれしくなる。実際は、地元の方や、周辺ホテルの宿泊客でいっぱいで、ウォーキングは関係ないのですけれどね。
遠見岬神社を過ぎ、かつうら楽座を通って、立派なホテルへ。海で泳いでいる方がたくさんいて、ああ、もう夏休みなんだなと思う。
その後は、海岸沿いの道に。なかなか、岬に近づかないが、サーフィンをしている方や、外房線の特急〔わかしお〕(うーん、乗りたい)を見ながら、松部港までずっと歩く。潮の香りがすごい。バーベキューをしている方もいて、お腹が空いてくる。いいなぁ。
船がたくさん並んでいる松部港をすぎると、上り坂になり、岩をくりぬいたようなトンネルをくぐる。薄暗くて、不気味だが、ようやく、涼しくなる。砂子ノ浦トンネル入り口の、古い神社と、上に建つ洋館が、歴史を感じさせる古さで、実に良 い。引きつける魔力のようなものを感じる。
トンネルを抜けると下り坂になり、海と一緒に、砂子ノ浦観音が見えてくる。このあたりは、人がおらず穴場のようなところだな。ウォーキングの方はいるけれど。自然にできたのか、戦争中に掘ったのか、やたらと岩に穴が開いている。家のような立派な倉庫になっているものもあるが、そのまま残っているところもあり、洞窟探検できそうだが、動物や、コウモリの住みかになっていそうだし、穴がぼこぼこ開いているのは気持ち悪い。
再びトンネルをくぐると、見覚えのある、かつうら海中公園が見えてきた。今日は、団体料金が適用され、観覧料金は半額以下になっているが、前に行ったのでパス。
海中公園横の海では、潮干狩りが行われていて、親子で賑わっている。無料の冷たいお茶をいただいて、潮干狩りを見ながら一休みする。海はずっと先まで澄んでいて、綺麗だし、ずっと休んでいたくなる。鵜原駅もすぐそこで、位置がわかっているだけで、気分的にも落ち着く。
人が多くなってきたので、再出発。鵜原駅まで続くトンネルを二つすぎたところで、左に曲がる。ゆるやかな坂道を下ると、素朴な港町が見える。長入港というそうだが、海までずっと続いていて、懐かしくなる。
小さな、岩のトンネルをいくつもくぐりながら、海岸線沿いに進む。ずっと奥まで港が続いているのにびっくり。こちらの方が規模が大きく、勝場港から、森に直通し、山道になるが、案内の方がいなかったら迷 いそうなところ。道がぬかるんで、歩きにくいなか、どんどん坂道を上っていく。今日のコースは、アップダウンがあると書いてあったが、ここだったのか。けっこう、きつい。山頂あたりまで上ったところで、岬への道を行くと、森がなくなり、草原だけの風景になる。
なせ、ここだけ森がないのだろう。これが理想郷なのか。別世界という感じで、たしかにインパクトがある。崖の下には、無人の島と海が見え、ずっと先には雲がたくさん。 ケインとアーシャがこの崖の先に立って、画面がズームアウトすると、ゲームのオープニングになりそう…と、しょうもないことを考えてしまう。
この前は、駅から海中公園まで直行したので、こんな景色の良いところがあったとは、知らなかった。やはり、駅からハイキングも、いいものだなと再認識。
山を下ると、鵜原中央海岸につながっていた。海水浴の人で賑わっているが、海中に鳥居があるのが、かっこいい。海の家が何軒もあり、賑わっている。こういうところで、食べたら美味しいだろうな。最後は、八坂神社に寄り道してゴール。今日は、夏祭りらしく、祭半纏姿の方たちが、みこしを担いでいた。鵜原大名行列渡御も、これから行われるそうで、 うるさいくらい賑やか。暑いけれど、活気があって、祭りもいいものだな。
こんなところに、ウォーキングコースを設定しているのは、悪い気がするが、混雑の中、ゆっくり歩いて、11時50分 鵜原駅でゴール。前半は単調だったが、鵜原理想郷は想像以上に良かった です。
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