8時半、能見台駅
駅からは、イトーヨーカ堂に沿って、ゆるやかな上り坂道が続いている。まわりには、巨大なマンションがたくさんあり、いったい何世帯が住んでいるのだろうか。城跡のような、堀口西公園の先は、横浜横須賀道路で、近くには、堀口能見台インターチェンジがある。駅は各停しか止まらないけれど、車での交通の便が良いから発展しているのだろう。でも、歩行者を待っていたのは、ずっと上まで続く階段。こりゃ、駅からはバスを使わないと通勤・通学できないでしょう。
ひたすら階段を上ると、住宅街があらわれる。今までのマンション地帯をさらにランクアップしたような、洋館が並んでいる。車2台収納は当たり前なのか~。しばらく歩くと、能見台中央公園に到着。
遊歩道やテニスコートもある、広々した公園で落ち着く。続いて、能見台北公園にも行ってみたが、こちらにも、テニスコートが。地図を見ると、どこの公園にも、テニスコートがあるのにびっくり。
緩やかな上り道はまだ続いており、能見台グラウンドを過ぎると、ようやく住宅街が終わって、のどかな畑のある山道になる。ずっと奥まで行くと、いきなり竹やぶ道になって、どう進んでいるのか、わからなくなる。だんだん道が狭くなってきて焦るが、坂をひたすら下ると、大岡川に沿った下の世界へ。こちらは、何十年も変わっていないような、懐かしい感じの通り。
笹下釜利谷道路に合流したところに、氷取沢神社があるので寄り道。赤い橋を渡ると、3つの神社にわかれてる。昔は山の上にあったらしい。
神社先の住宅街の奥から、氷取沢市民の森への道が続いている。上り坂が続くので、入り口で疲れてしまったが、中はよく整備された舗装道路で歩きやすい。
横浜横須賀道路の円海山トンネル上を歩いて、栄区の瀬上市民の森領域へ。きっちり区で、道をわけてるようで、ちょっとした休憩所からは、本格的な山道になる。こちらは、ハイキングのグループで賑わっていたので、のんびり後ろを歩く。ただ、みんなは尾根道に沿っているようで、瀬上池に向ったのは私だけ。また、一人になってしまう。こちらは、あまり通らないのかな。放置状態の道という感じ。あやしいきのこが、たくさん生えているし。
ずっと坂を下ると、大丸広場と書かれた、池前の草原へ。湿原地帯で木が道がわりになっているが、木が腐っていて歩きにくい。池の上休憩所からは、瀬上池に沿って、一人しか歩けない幅の崖道が続く。手すりの先は池なので、けっこう怖い。ただ、どうやって降りたのか、下には釣りをしている方もいる。
瀬上池をすぎるとようやく、普通の道になって一安心。近くには、トンボ池がある。ここは、瀬上沢小川アメニティとして整備されており、田んぼにも、なかよしたんぼ、ちびっこたんぼと名前がついている。
高校が見えてきたので、山越えもこれでおしまい。ここからが、もう一つのお楽しみ。大船みどりが丘住宅に続く道があるのです。…あれ?、いったいどこが入り口なのか、わからない。しばらく探索したが、見つけられず、結局高校前の大きな道路に合流してしまう。
あきらめきれずに、山の外周を歩いていると、神社だと思うが、急な階段がずっと山の方に続いているのを発見。この挑戦、受けてたとうと、ひたすら階段を上ると、小さな神社に到着。ちょうど改装中(?)らしく、広場には機材がいっぱい。
神社近くの立て札には、「うさぎの親子がいます 出あえればラッキーですね」と書いてあり、野ウサギの歌まである。「おめめが、赤うござる、おみみが、長うござる…」。確かに、月夜の山上広場にうさぎが出てくるのは、絵になりそう。たまたまウサギを見つけたので書いたのかな。それとも、昔から、うさぎに関係している神社なのだろうか。
神社の階段を降り、先へ進むと、山道のような急な上り坂になる。坂の上が、大船みどりが丘住宅で、瀬上沢からここにやってくる予定だったところ。本当に道はつながっていないのだろうか。ずっと坂を上り、東上郷第一公園の先へ行くと、まわりは畑に。農道を進むと、わかれ道があったので右の道を選択。こんどは、どんどん下り坂になる。だれもいないのが、さびしいところ。畑が終わると、農具置き場のような家が二件あるだけでいきどまり。
うう、間違えたか。でも薮の中にけもの道があるので、もしかすると、この道ではと、探検開始。森のトンネルをジグザグに曲がりながらどんどん下っていく。怖いけれど、これだけ下ってしまったので、戻る気力はない。行けるところまでいってみよう。それにしても、この道は変。雨が降った時に、水が流れるための道じゃないだろうか。地下道を歩いてるような感覚になりつつも、きっちり高校下、さきほど通った瀬上沢の道に出てきた。これが地図に載っているとは、おそるべきミリオンマップ。
これで無事目標達成。自己満足したので、あとは幹線道路(環状3号)に身をまかせつつ、港南台駅でゴール(11時40分)。
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