武蔵五日市駅で開催の、駅からハイキングに参加。辺境の地なので、新宿から直通する、ホリデー快速が便利だが、混雑がいやなので(4両なので)、一本早い電車で武蔵五日市駅に向かう。それでも、本格的な山登りの装備をした方が多い。
駅について、さあ受付けと思いきや、コースの最終確認のため、受付けは9時からとのこと。パンフレットや、Webページでは、たしかに9時からと書いてあるが、いつもは8時半には受付けしていたのに。待っているあいだ、ホリデー快速からの参加者も集まり、行列はさらに長くなる。
ただ、地元の方が、なにかの祭りなのか、太鼓と笛の演奏があり、おかめ面をかぶった方が前で踊っていたのを、ずっと見ていたので、気にならなかった。独特の和音が心地よく、どう繰り返しているのかわからないが、意識がもうろうとしてくる。周りでは、陶器や木彫りの販売もあって朝から大にぎわい。
地図と、アミノバリューを受け取って、さあ出発。秋川街道を進み、線路下をくぐると、すぐに、横沢入里山保全地域に入る。舗装はされておらず、ちょっと広めの山道という感じ。でも、車も通ってびっくり。すぐに出発したので、先頭集団にいるのだと思うが、みんなめちゃ早い。これは競歩じゃないの?きっと毎回参加している、ベテランなのだろう。ついていくのが、やっと。
しばらく上り坂が続いたが、中央湿地というところで、もう下り坂。ここは、里山を自然のまま残す区域で、都内はじめての指定地とのことだが、特に見所はない。「ここは釜の久保」という案内版があったが、いったい何を見ればいいのだろう。
ずっと下ると、民家があらわれ、五日市の街が見渡せるようになる。ごつごつした岩が山の斜面に見えるが、反対側から見ると、全部地蔵になっている。
平地に戻り、すぐに大悲願寺へ。仙台の伊達政宗が立ち寄り、そこで見た白萩を気に入ったそうだ。
お寺本体は、修繕中のようだが、住職さん(?)が出迎えてくれて、横の車の入る場所から、寺内に入る。「発心の道場」と書かれた通路には、漬け物や饅頭が並んであり、地元の方が、思い思いのものを売っている。
今日は、たくさんのハイキング客がやってくるので、これから賑わうのだろうな。先頭集団は、そんなのは見向きもしないけれど
階段を下り、狭い道になる。もう、つかれたし、後ろからのプレッシャーがあるので、途中の岩走神社に寄り道。ハイキングイベントでは、大名行列か、アリのようにずらーっと参加しているイメージがあるが、まだ、人はそんなにおらず、一人で先へ進む。ついていく人がいないので、迷わないようにしなくては。
五日市街道をしばらく歩き、とれたて野菜「愛菜」というところから、住宅街に入る。まだ、誰も出歩いておらず、静かなところ。クリスマスの電飾でいっぱいの家があるが、よく、こんなに集めたものです。これは競い合っているのかな。
坂道を上ると、高尾公園へ。高尾文化祭の会場らしく、テントに受付けのようなのを設置している。せっかく坂を上ったのに、公園は下の方にあるが、すぐ下が秋川で、川と紅葉が綺麗。
公園先から、再び住宅街に入る。コースにある、「かたらいの路」という遊歩道は、通りぬけできませんと書かれている。あまりにも狭すぎるのか、雨のぬかるみで危険と判断したのか。留原というところから、都立小峰公園まで、往復するコースになってしまった。ここは、公園というよりは、山のようで、頂上まで山登りが楽しめるらしい。今回はコースじゃないのでパス。
その後、小林坂という下り坂がずーっと続く。途中、「正ちゃん」という、無料休憩所があり、老人たちが中で雑談している。坂道を上る途中、ここで休憩するのかな。
あゆみ橋で、甘酒サービスがあったので、ありがたくいただいた。甘酒を飲むのは何年ぶりだろうか。うーん、熱くて甘くて美味しい~。川波という、立派な料亭の近くにいる、たくさんの猫を見ながら、のんびり休憩。
あゆみ橋を渡り、秋川に沿った、小さな道を進む。木の橋がかかっていたりするが、遊歩道というより住宅の裏道で、洗濯物が並ぶ庶民的なところ。こんなところを、ぞろぞろ歩くのは迷惑だろうな。
ちょっと急な坂道を上り、最後の寄り道、阿伎留(あきる)神社へ。平安時代からあった歴史のある神社で、あきる野市の由来になったとのこと。みんな素通りで、だれも立ち寄る方がいなかったので、ゆっくりお参り。
あとは、商店街の坂を下るだけ。途中にあった「尊古斎」というアンティークのお店が、格好いい。「急なアップダウンあり」と書かれていたが、それほどでもなく、あっけなかったかな(10時40分にゴール)。
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