6時55分、九品仏(くほんぶつ)駅
駅から一直線、まずは九品仏の浄真寺へ。「広い境内の本堂の対面に3つの阿弥陀堂があり、それぞれに3体合計9体の阿弥陀如来像が安置されている。この九品の仏から、浄真寺は通称「九品仏」と呼ばれている。」とのこと(Wikipediaより)。たしか、1991年に来たはずだが…いかん、記憶にない
建物の数はそれほど多くないが、各所に山のような案内板があるのはすごい(鐘楼、鷺草、仏足石、本堂、来迎会、九品仏と三仏堂、阿育王塔…)。これほど大量に見たのは初めて。九品仏のイチョウのところで、ようやく朝日が昇ってきた。暖かくなると、いいな~。
お寺の奥から、ねこじゃらし公園へと、お墓を進むが、柵で出られず、門も閉まっている。しかたなく、外周を歩いて公園へ。モンゴルマンの技や、ゲームボーイソフトを思いだす名前で、気になっていたのだが(古っ)、特に変わったところはない。小さな木のステージとお墓の見える台地があり、外周は木の道になっているが、猫はいない。
駒八通りを北上し、目黒通りを越えると、呑川緑道へ。世田谷区桜新町から、目黒区緑が丘まで続いているそうだ。以前、昭和島に向かう時にあった呑川につながっているのかな。途中に橋の名前が残っている(柳橋)のが、ちょっと嬉しい。虫や動物の形をした石が並んでいる遊歩道で、ずっと続く。犬の散歩をしている方が多いかな。緑の散歩道というウォーキングコースの案内もある。
途中で、少し離脱し、氷川神社へ。小さな神社だが、小学校横をずっと、落ち着いた参道が続くのがいいな。八雲商店街という昔ながらの商店街にある、古いラジコン模型店がいい感じ。緑道は、途中で自転車道になり、人が多くで渋滞しながら、8時に都立大学駅を通過。
坂道を上ると、環七通りで、今度は下り坂。まわりは、ずっと一戸建ての住宅が続く。
ここまで来ると、さすがに学生はいなくなり、静かな中、少し道に迷いつつ、後ろ側から、碑文谷八幡宮に到着。祭神は誉田別尊(応神天皇)だが、詳しいことは、わからないそうだ。
八幡宮の前も、川だったようで、宮前橋 寺前橋 大門橋 富士見橋 門前橋…と橋跡が続く。桜の季節だと綺麗だろうな。ただ、幅が狭く、犬の散歩をしている方とのすれ違いに困る。これだったら、両側の道路の方が歩きやすい。
小学校横のコンビニから北上すると、住宅街なのに、人や車を見かけなくなり、無人街みたいになる。途中ですれ違った、懐かしい感じの、平和通り商店街が印象的。地図で見たときは、何もなく、退屈と思っていたが、不思議なところで、こういう意外さがあるから面白い。
大きな通りを抜けて、小山台公園へ。ベンチの多い公園で、さすがによく歩いたので、ひとまず休憩。
小山台公園から5分ほど歩くと、林試の森公園。昭和52年に筑波に移転した林業試験場の跡地を公園にしたところ。
それよりも、ニフティのパソコン通信で「爽やか気スポット」として、紹介されていたことの方が記憶に残っている。広場があり、外周に散歩道。奥の方には、森の広場・幼児コーナー・せせらぎ橋・芝生広場と続き、ままごと遊びのあとがあったり、橋で立体構造になっているところもあり、飽きない。おがくずのような、ふわふわした道が、ずっと続いているのもいいな。
今までも、何とかの森と名前がついたところをたくさん巡ったので、それほど大きいとは思わなかったが、都心に近いところで、これだけの森が残っているのは、やっぱりすごい。都会は人が多いが、公園や森でて賑やかなのは、嬉しくなる。
続いて、お隣にある不動公園へ。急な下り坂と上り坂が続くが、それぞれに名前がついている。
不動公園は2段構成になっているのかな。柵の向こうにある、お寺(目黒不動)の中の敷地の方が遊歩道っぽくて、気になる。そのまま、狭い道を進むと、青木昆陽の墓へ。史跡として、地図に載っていたから、やってきたが、想像どおり、周りはただのお墓。メインの通りから離れているせいか、人通りもなく寂しい。高台にある素朴な下町で、先には、立派なビルがたくさん見える、このギャップはいいな。
階段を下ると、車だらけの山手通りに出る。振り返ってみたが、山手通り側から、地味なところで地図がないと、青木昆陽の墓は発見できないかも。最後に、正月前で、派手な飾りでいっぱいの大鳥神社を通って、目黒駅へ。ずっとのぼり坂が続くのには、まいった(9時半)。
扉に戻る