ホームお散歩日記[埼玉]柳生~岩舟
2007.01.20

柳生~岩舟

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気球がたくさん、谷中湖

8時10分柳生駅 今日は大寒だそうだが、凍るように寒い。

駅の東側へ出るのに、ちょっと苦労したが、トイレ付きの駐車場と公園があり、期待が高まる。土手を登ると谷田川で、その先が谷中湖。これは、大きいや。そして、遠くの方には、いくつもの気球が上がったり、下がったりしている。気球を実際に見るのは初めてなので、感激。

でも、近づいてみると、車はもちろん、歩行者通路も入り口の門が閉まっている。ひょっとして、時間が早すぎた?と心配になるが、これはバイクを入れないためで、歩行者は乗り越えて行けとのこと。助かった。

大きな池に細い道があるので、気になっていたのだが、実際は舗装道路で、両側には釣りをている方がいっぱい。一人で何竿も使っている方が多い。8時半に、中央の島(中の島)に到着。野鳥の観察台があり、ここからだと、さらに気球が大きく見える。下に降りてきたのは、すごい迫力。

谷中ブロックでは、やしの繊維を編んで浮島を作っているとのこと(イイ島浮島)。たくさん見える島が全部浮島なのかな。また、反対側の北ブロックでは、カヌーの練習をしており、一列で、何艘も、続いている。外は、水が凍るほど寒いのに…。でも、見ていて飽きることない。

谷中村史跡保全ゾーン旧谷中村横堤跡

北橋の先が、谷中村史跡保全ゾーンで、公害の原点といわれた足尾鉱毒事件により、強制廃村になったところ。

実際は、村役場跡がぽつりとあるだけで、あとは、単なる遊歩道。案内の地図では、雷電神社跡、延命院跡も書かれているが、完全な草原になっている。碑だけ残っているのが物悲しい。

歴史を伝えようとする、谷中遺跡跡を守る会の地道な活動は、すばらしいと思うが、まったくの部外者なので、当時の村の様子は、想像できない。時代背景も勉強しなくては。内野の道をずーっと歩いて、谷中村を後にする。

貝塚は発見できず

旧谷中村合同碑の横から、土手の上を歩く。このあたりに、篠山貝塚があるはずなのだが…いつのまにか、ゴルフ場になってしまい、発見できず。ひょっとして、民家の中にあったのかな。

このあたりの家は、かやぶき屋根と瓦屋根が混ざっているのが、変わっている。土間が見えて、懐かしい感じ。犬が放し飼いになっていて、なついてくるのには、びっくり。

土手の下には、公園が続いている。岩場に小川が続き(水は流れていないが)アーチ場の、橋もあって、日本庭園風かな。すぐ近くに、ゴルフ場があって、実際にプレイしている方がいるので、落ち着かないけれど。

将軍地蔵伝説・磐裂神社

小学校の少し先に、将軍地蔵伝説の案内板があったので、行ってみる。旧道をしばらく歩くと、小さな建物を発見。頼朝の奥方政子は刺客により武蔵国入間川(川越市)で殺されているが、事実は、地蔵尊の加護により、佐野七郷(田沼町)に安住したとのこと。名所に伝説と名前がついているのは変な感じ。

しばらくこの道を進むと、とりせん(スーパー)があったので、パンを買う。「e」かと思ったら「と」だったのね。その先に、磐裂神社があったので、お参り。小さいながらも、額殿が付いているのが、いい感じ。

新開橋を渡って、文化会館へ。いたるところに、案内板があり、わかりやすい。ここには、渡良瀬川沿いの人々を救うため命がけで努力した、田中正造の銅像がある。遠くを見つめている先には、さっきの渡良瀬遊水池(沈んだ谷中村)がある。疲れたので、ここでひとまず休憩。

大前神社大前神社

しばらく車のよく通る狭い道を歩くと、左側に、鳥居を発見。大前神社と書いてある。神社はずっと先なのに、すごいや。鳥居をくぐって神社を目指すも、途中工事中で通りぬけできず、少し遠回りして、10時10分、大前神社へ。

となりでは、ゲートボールの大会をしており、めちゃ賑やか。神社にお札が貼っているのはよく見かけるが、この神社には、上の方に、額縁入りの絵がたくさん飾られている。どれも、歴史がありそうで、すごい。

神社を後にし、牛小屋先のカーブを曲がると、一面たんぼの別世界になる。いたちが横切ったのにびっくり。慈覚大師誕生の地

三鴨郵便局先に、小学校と幼稚園があるが、木造平屋の大きな建物が、懐かしい感じ。工場先の細い道を進むと、久々に車のよく通る幹線に合流。ただ、国道50号線の先は、急な坂道で、山に入ってくのは予想できず。

とちぎ花センター

トラックばかりがよく通る、坂道をひたすら登る。途中、バラクライダー広場があり、山の上までずっと坂道が続いている。リフトがないので登るだけで一苦労だと思う。岩舟山に再訪しました(2010.09.04)

ようやく下り坂に入り、11時にとちぎ花センターに到着。窓を汽車の展望席に見たてるデザインで、温室前には、花の販売所。となりには、野菜や果物の直販所もあり、車でいっぱい。もっと閑散していると思っていたが、すごい人気。

もう、へとへとなので、缶コーヒーを飲みながらベンチに座って休憩する。喫茶店横の、大きな温室がメインだが、とても歩く気になれず。坂道に沿って、大花壇の花が綺麗に咲いているのを、ぼーっと眺める。花びらの形をした大花壇は、ボランティアの協力で植え替えしているそうで、これだけの広い場所を花いっぱいに維持しているのはすごい。

路線バスがあれば、駅まで乗っていこうと思ったが、見当たらず。最後まで歩くしかないか。あとで、とちぎ花センターのHPも見たが、電車・バスで来ることは想定していないみたい。

慈覚大師誕生の地

下り坂が続くのでしばらくは楽チン。お寺を過ぎると、かすれた看板で、慈覚大師誕生の地が紹介されているのを発見。少し山の方に入ると、ひのきの社という、だれもいないような旅館でいきどまり。少し迷ったが、67号線に合流する手前に、立派な慈覚大師の像を発見。

日本の天台宗を大成させた慈覚大師(円仁)の誕生の地とのこと。小さなところだが、誕生寺、産湯の井戸と、生まれた場所としての名所(?)が並んでいると、なんとなくありがたい気分になる。

あとは、線路を渡って、岩舟駅へ。それにしても、岩舟山の断崖絶壁はすごい迫力。両毛線は何度か乗ったことがあるが、まったく気づかなかった。お寺に続く、立派で本格的な参道にも圧倒される。もう、登る気力はないが、今度チャレンジしてみるかな。

山沿いの、のどかな道をずっと歩いて、12時10分に岩舟駅に到着。次の小山方面電車は…28分か。一時間に一本だから、ついている。

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