9時40分、御宿駅
駅前からずーっと椰子の木が並んでおり、明るく、南国風なところ。花もたくさん咲いており、香りがすごい。
駅前の通りをまっすぐ進み、巨大なマンションの間を抜けると海が見える。今度は潮の香り。プールの横を通って、9時55分、月の沙漠記念像に到着。月の沙漠をはるばると…童謡の舞台が、ここ御宿とのこと。シンボルになっている、月とラクダ(王子様とお姫様)のシルエットが、格好いい。
広々した、岩和田海水浴場を歩く。一定間隔で、ずーっと加藤まさをさんの詩が書かれているのがすごい。観光に力を入れているなぁ。 でも、総合案内所が閉まっていたのが残念。
漁港先に、トンネルがあったのは予想外だったが、案内に沿って坂道をひたすら上って、10時15分メキシコ公園に到着。崖崩れの場所が何箇所かあるのが怖い。ここは、フィリピンからメキシコに戻ろうとしていた、ドン・ロドリゴ総督一行を乗せた船が遭難。村人が総出で救助活動に当たった。…ということで、前回行った、大喜多メキシコ通りの説明元の地なのでしょう(けっこう離れていると思うが)。
ただ、水晶のような柱が一本立っているだけだが、海水浴場と港が一望でき、いい眺め。
メキシコ公園から、一キロほど東へ進むと、ドン・ロドリゴ上陸地へ。また、同じ説明があり、ここが、漂流地点とのこと。いいおお話だと思うが、さっきのメキシコ公園はなんのためにあるのだろう
このあたりは、「景勝地」と書かれた場所がたくさんあったが、いちいち道から離れるのがいやだったのでパス。海洋生物の環境研究所を過ぎると、ふたたび上り坂になる。研究所がはるか下に見下ろせるくらいになるので、さすがに疲れた。
峠を越えると、あとはずっと下り坂。周りにはなにもなく、車もほとんど通らないので、忘れられた道のよう。舗装されているのが不思議に思えてくる。
花が増えてきて、ぽつぽつと古い家が見え始める。やっぱり峠越えはいいなぁ。小池隧道と書かれたトンネルをくぐって、最後の冒険、林道へ。
山に入っていく道で、本当に林道としか書かれていないので、車の進入も拒んでいるみたい。ただ、少し進むと、田んぼもある意外と開けたところになる。ちょうど山と山の間になっているのだろう。日がすぐに暮れそうなところだけれど。
ずっと歩いていたかったが、国道128号線に合流しておしまい。少し引きかえすが、神社が見えたので行ってみる。
今までは、地図に載っていなくても、小さな神社をよく見かけたが、今回はなにもない道だったので、初めての神社(諏訪神社)。古い木造の神社で、立派なところ。でも、なにも説明が書かれていなかったので、どういう神社なのかは、わからない。
その後は、塩田川に沿って、浪花駅であっさりゴール(11時25分)。
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