7時20分、上総湊駅
しばらく線路に沿った道だったが、国道127号線に合流してからは、急な上り坂になる。けっこうきつい。新しい館山道の下をくぐると、浅間山運動公園に到着。
野球場もあって、広いところだが、椅子や、案内板は古びているし、まわりには何もないところで、放置されているようにも見える。時間が早いからかな。でも、使われているのだろうか…。
いよいよマザー牧場を目指して、山登り。
地図を見ると、細い道が西山ダムあたりで、93号線に合流している。舗装されていない広い道を進んだが、途中で両側が草のひどい道に。
あれ、一本道を間違えたのかな。それでも、ずっと先まで続いているので、行けるところまで行ってみる。周りが見えないので、不安になるし、ヘビの死骸が多いのも怖い。先が行き止まりに見えてあせったが、手前で、右に曲がる道に合流し、舗装道路に戻ってこられた。これが本来歩く予定だった道みたい。
ようやく落ち着いて、ゆっくり歩くと、民家でいきどまり。かなり高いところに来ていたようで、引きかえすと、山を抜け、下の田んぼが一望できるいい景色に。93号線も無事発見、復帰する。
あとは、マザー牧場を目指すだけ。しばらくは民家もあったが、どんどん寂しくなり、いよいよ山道っぽくなる。
車道なので、歩きやすいが、あまり面白くない。坂はひたすら続く。カーブのたびに、平坦な道になるが、またのぼり坂でうんざり。とにかく暑くてまいった。環境センターを過ぎたところからの坂は、さらにきつく、もう歩けない。その場にしばらく座り込んでしまう。やっぱり山道はキツイ。
ゆっくり黙々と歩いて、9時15分、マザー牧場山の上に到着。
ここは、充分、バスを利用する価値があるところです。坂の下にはずっと草原が続いており、馬や牛がいる。入場するつもりはなく、マザー牧場のとなりにある、「うしの牧場」で牛乳を飲んでひと休みしようと思っていたのですが、どこにも入り口がない。これってマザー牧場体験ゾーンの一部だったの?
間近で牛が見られるのは迫力があっていいが、中に入れないのは疎外感があって悲しい。
帰りは、佐貫町方面の林道を歩く。狭い道だが、登り専用の一方通行みたい。楽だと思ったが、なぜか下りの車もやってきて、すれ違うところで渋滞になっている。さっきの道は車はあまり通らなかったが、この佐貫町方面からの道がメインのようで、車が続々やってくる。 山の中で、景色はいいのだが、車だらけでうんざり。路線バスも通るし。
林道を抜けても、ずっと下り坂。途中の県林業サービスセンターでは(門は閉まっていたが)、さまざまな木が植えてあり、一本一本に名前が書いてあるのがすごい。
ひさびさに信号を見たところで、北へ進み、国道127号線を目指す。
さっきまで山の中だったのに、いきなりホテル地帯になる。なぜ?? 建設中の高速道路の下をくぐると、田んぼの広がる平地に出る。ようやく下り坂も終わって、平坦な道に落ち着く。
やっぱりホテルがぽつぽつあるけれど。どのホテルも古く、木造のものなんてボロボロ。途中、猿田彦神社があったのでお参り。
再び、ホテルの並ぶ上り坂に突入。
切りとおしの道を進むが、両側の崖が高く、圧倒される。こちらに集中しているホテルの方が綺麗なのが多いかな。途中、正覚院があったので寄り道。富津市の指定文化財のことだが、単なるお寺なので、あまり、ありがたみはない。
あとは、大貫駅まで一直線。今回は、マザー牧場しか考えていなかったので、寄り道するところが全然見つからない。
仕方なく、 ギフトのドラマCDを聴きながら、黙々と歩く。いいな~、感動する話ではないのに、住みたくなるような、作品世界で、涙がでそうになる。
途中、地図載っていない道路を発見。今年の2月にできたばかりの岩瀬富士見橋で、駅までショートカットできて助かった。11時40分、大貫駅でゴール。
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