6時45分、横田駅
駅の北側は、田んぼだけで、なにもない。でも、涼しいし、ずっと一直線に歩いていけるので、気持ちいい。これぞ、休日という感じで、嬉しくなる。
途中で道が悪くなり、行き止まりのようなところにあるのが、日枝神社。寂しいところだが、手入れはされているみたい。
結局、先の道はいきどまり(というかあぜ道)なので、引き返し、一つ東の道へ移動。途中、十二天と書かれた神社があったので、寄り道。小さいながらも瓦屋根が立派で格好いい。松川を渡った先にあるのが、八幡神社。こちらは、かなり痛んでおり、まわりがプレハブのように補修されている。大事にされていようで、なにより。
全部地図に載っていなかったが、適当にあるいても、神社があるのは、さすが日本だと思う。
ウォーキング用なのかな、用水路沿いの整備された道に行く。田園空間 袖ヶ浦散策路と名前が付いているが、「田園空間」というのがいい名前だな。本当にまわりは田んぼだらけだもの。
散策路に沿ってしばらく歩くと、農村公園ひらおかの里に到着。まだ開いておらず、中には入れなかったが、柵が低いので、中は一通り見渡せる。
公園の中に田んぼがある、意表をつく構成なのが、さすが農村公園。案内板を見ると、明治の田んぼ、中世の田んぼ、弥生時代の田んぼと別れており、田んぼの進化(?)を学習したり、田植え体験ができるのでしょう。
少し北に泉台公園があるので、ついでに寄り道(7時40分)。
途中、急な坂道を上ると、景色が広がって、のどかな畑地帯になるのが、すごい。草原の広がる公園に見えたが、近づいてみると、無造作に雑草が生えているだけ。ゲートボール場だけが整備されている感じ。
でも南側には、林の遊歩道があり、涼しくていいところ。ベンチに座って、しばらく休憩する。
公園の南側から、坂道を下りていくと、厳島神社に到着。神社の反対側から入ると、民家になっており、家と一体化しているのが、生活感があっていいな。
神社の先は、急に立派な住宅街になる(のぞみ野)。バスターミナルからは、袖ヶ浦駅までのバスが出ており、始発なので、確実に座っていける。昼間は、一時間に一本なので、時間が合わないとつらいけれど。
のぞみ野を抜けると、旧街道のような古い家が多い通りに出る。
館山道をくぐったところで、山な向かって、急な上り階段を発見。これは、私に対する挑戦だな? と、予定を変更して、階段を上っていく。どこまでも続き、竹は折れ、栗が散乱しているひどい道だったが、奥にひっそりと三ツ作神社があり、感動。来た甲斐があったよ。
神社と交差するような山道があったので歩くが、なぜか山の上は畑地帯。高原地帯のようで、牧場があると絵になるだろうな。どんどん道は北へ進み、関係ないところに連れていかされそうだったので、途中で離脱。また山道のような薄暗いところを下りていく。
根形村立西尋小学校跡の手前に出てきた。
先ほどの街道に戻り、西へ歩くと、10分で袖ヶ浦公園に到着。花と大きな池と水車があり、涼しげなところ。大きな白鳥もいるし、亀もたくさんいて、見ていて楽しい。なぜか、ねこも多い。
アイスクリームの自動販売機があったので、めずらしく購入し、ベンチで一休み。生きかえる~。
この池も充分大きいが、北側にある上池はもっと大きい。こちらは、万葉の里として、万葉集に詠まれた植物観察でできるとのこと。
古代住居(弥生時代と、奈良時代の竪穴式住居)が再現されており、実物大なのが凄い。俳句の道(少し歩くたびに、俳句の札がある)を過ぎると、外周に沿って、地蔵が並んでいるが、ひとつひとつに名前と解説がある。俳句と地蔵が広範囲に散らばっており、全部の説明を読んでいたら30分はかかりそう。
これで大満足だったが、さらにハスが綺麗に咲いている池や、花畑があり、想像以上に綺麗な公園でした。
急な坂を上って、お墓を越えると、飽富神社に寄り道。
ここは、みんなで朝の掃除をしており、賑やかなところ。町内会?なのかな、ちょっと中に入っていきにくい雰囲気。屋根の装飾が凝っており、日光っぽい。
平安時代の「三代実録」「延喜式」という法令集に名前が出てくるほどの古い神社だそうで、市指定文化財になっている。
これで行きたいところは全部巡ったので、袖ヶ浦駅に向かう。坂を下りる途中、こちらにも小学校跡を発見。何もないのが、ちょっと悲しい。
16号線を越え、最後に坂戸神社へ。奥まったところにあり、また階段で疲れたが、誰もおらず神秘的なところ。坂戸神社の森は、開発の進んだ京葉地帯では、最も規模が大きい広葉樹林で、学術上貴重な極相林として、千葉県指定天然記念物になっている。涼しくていい場所だ~。
運動公園には興味がなかったので、森部分だけを巡ってから、袖ヶ浦駅(10時10分)でゴール。千葉行きの電車は意外と空いていた。
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