寄(やどりき)から渋沢駅までのコースは、基本的に下り坂だし、眺めもいいので、お気に入りで、何度か歩いています(使い道のない富士急バスカードの消費も兼ねて)。
そもそも、このコースは、とある有名HPの旅行記として掲載されていたのを読んで…と、毎回書いていましたが、明日でその公開が終了するという告知を読んで、また行ってみたくなりました。今回は逆に歩いてみます。
7時25分、渋沢駅
ゆるやかな坂がずっと続く、柳町商店街を歩く。柳の木はないけれど、昔はあったのかな。今回はずっとのぼり坂なので、覚悟しなくては。山のふもとでは寄り道しなかったので、神社めぐりをしよう。246号線を越えたところで、学校前商店街と名前が変わる。
住宅街に入り、7時40分、浅間神社に到着。狛犬の由来が書かれている(オリエントから、シルクロードを越え、中国の唐を経て渡来。平安時代、木造りで獅子・狛犬と称し、富中の御張の前に置かれていたとのこと)。小さくて可愛い神社だが、目の前が道路で車の通行量が多いのが気になる。
さらに坂を上ると、堀川商店街と名前が変わり、10分で八坂神社へ。こちらは境内が広くて、落ち着くところ。
だんだん道が狭くなってきたが、ちょっとした谷に入る。見覚えがあるのだけれど、逆に歩くことで景色が違うのが新鮮。方角が違っていたので、今まで無視していた須賀神社へ。神社の前に木があり、どうしても木が写るが、じゃまでも残っているのがいい感じ。八坂神社よりは小さいが、公園つきの広場があり、公園めぐりとしても、いいかも。
四十八瀬川を渡り、いよいよい山登り開始。
途中、金属のオブジェがたくさん並んでいる家を見かける。人、はてなマーク、鶴、ロボット…全部個人で作っているのだろうか。近未来的(?)で格好いい。さらに、坂を上っていくが、山のはるか上に、これから通る道が見えて、いやになってくる
逆走は、やっぱりつらい。
かなり高いところまで登ると、林が途切れる。お茶畑の先に小さなビル群(渋沢の町)が見え、いい眺め。
さらに階段を上って、住吉神社へ。ここも久々だが、変わっていない。人がいなくて寂しいところだが、ちゃんと雑草が刈られている。階段横に座って、もってきたパンを食べて一休み。この神社に来たくて、毎年やってきているのかも。
横にはふれあい広場があり、羊がいっぱいいる。楽しそうなところだが、やっぱり閉まっていて中には入れなかった。乗馬体験のクラブも近くにあるが、車がいっぱいで、坂の途中でも止めていて、すごい人気(迷惑だー)。今までは、ひっそりしていたのに、急に人気が出たのだろうか。
眺めのいい景色もおしまい。林地帯に入る。木の根が見え、倒れそうで怖い(毎回だけれど)。
林を抜けると、ようやく峠を越えたようで、ゴルフ場。朝もはやくから、こんなに人が集まっているのか。ゴルフ場の整備をしている方も多く、池やバンカーにたまった落ち葉を拾っている。きれいなゴルフ場の維持は、大変なんだなと再認識。
変わったところといえば、わき水のところに地蔵がいたことくらいかな。新しいので、まだ違和感があるが、すぐ慣れるだろう。わき水横には「必ず煮沸してから飲んでください」と書いてある。飲むなということですね。
道路はどんどん狭くなり、登山道のようになってくる。コスモスがたくさん咲いていて、綺麗なところ。このまま坂を下りても中山入口に出るので、今回は大周りして、さらに坂を上る。このあたりは、しだれ桜が名所のようで、ありがたいことに、ちゃんとトイレが設置されていた。
さあ、あとは坂を下っておしまい…と思いきや、道は結構長く、急な下り坂をびくびくしながら降りて、9時50分、寄のバス停(自然休養村管理センター)でゴール。やどりき土曜市で賑わっている。
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