ホームお散歩日記[埼玉]東松山~北鴻巣
2007.11.23

東松山~北鴻巣

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下沼公園・ウォーキングセンター

7時15分、東松山駅

まずは松山城跡を目指して、東にずっと進む。郵便局の間に池が見えたので、早速寄り道(下沼公園)。福祉センターで道が合流するが、ずっと遊歩道が整備されている。「のびゆく東松山」と書かれ、鶴が羽ばたいているオブジェ付き。なかなか格好いい。

ここは大谷の伝説コースらしい。近くには、ウォーキングセンターという立派な建物がある。ウォーキングイベントの休憩所なのかな。6つのコースが紹介されているが、どれも長距離で、なかなか本格的。24.5キロのコースなんて、1日がかりになりそうで、私でも躊躇してしまう。

松山城跡

松山城跡

国道407号線を過ぎると、滑川を渡る道に。急に山奥に来たような、高い崖と立派な川になる。山沿いの道を少し歩くと、松山城跡の入口を発見。

中は何もない山道で、雨水の流れた跡を頼りに、登って行く。急な坂でけっこうキツイ。でも、すぐに広場らしきところに到着。低い山で助かったよ。今までの山道からいきなり、立派な階段の広場が登場。通じる道がさっきの山道しかいなのに、ここだけ別世界という感じで、遺跡っぽい。

階段を上ると松山城跡の本丸へ。北武蔵地方屈指の平山城で、室町時代初期に各説あるが、城郭としての体制を整えたのは、十五世紀半ば。城をめぐっての上杉、武田、北条の合戦が有名とのこと。また、ヒカリゴケの自生地らしい。さらに奥に方に、山道が続いているが、方角がさっぱりわからなかったので、深入りするのはやめ、道を引きかえす。

岩室観音・吉見百穴

続いて、岩室観音へ。山の斜面に、木造の家が貼りついている感じ。岩をうがって、観音像をまつったところで、弘仁年中810年たしかな記録は残っていないそうで。比企西国三十三所観音札所でもあり、胎内くぐりには安産の効能があるらしい。

その通りをまっすぐ進むと、吉見百穴に到着。資料館なのかな?、建物は開いていないが、穴だらけの、山の斜面が見える。鉄格子の場所もあり、牢屋みたい。

明治20年に大発掘をして、人骨・玉類・金属・土器類発掘された。調査の結果住居跡ではなく、古代後期の死者を埋葬する墓穴だったとのこと。また、第二次世界大戦時には、地下軍需工場として、利用されたそうで、怨念とか霊とかを勝手に想像してしまい、怖くなる。でも今日は、見どころがたくさんあって楽しい。

八坂神社・北向き地蔵

ちょっと道が狭くなったが、坂道を上ると、開けた住宅地になる。土壁の家もあり、庭に柿の木があるところが多く、懐かしい感じのするところだが、ところどころに、洋館があり(煙突つき!)新旧の家が混ざっている感じ。

新しい道路に合流し、一直線に進むと、八坂神社に到着。ただ、神社よりも通りにある北向き地蔵の方が目立っている(案内板の文字も巨大)。名前の通り、北向きに建っており、光背型浮き彫りの立像。道しるべの役目のほか、観音霊場めぐりの巡礼の地になっているとのこと。

八丁湖公園

黒岩横穴古墳群

しばらく幹線道路を進んだあと、郵便局の交差点で、山道に入っていく。途中にあるのが、安楽寺。

お寺は、お墓とセットなことが多いので、あまり行かないのだが、ここは吉田観音という別名があり、有名らしいので、中に入る。さすがに観光客(?)も多く、解説板も充実しており、親切なところ。江戸時代前期の建築様式を伝える貴重な遺構で、左甚五郎の「野荒らしの虎」が有名らしい。

その後坂道を上ると、八丁湖へ。池の3分の一が水なしで、ブルドーザーが動いている。整備中なのか、埋めたてているのか。

池の外周を、のんびり散歩。落ち葉だらけの山道を登り、続いての目的地、黒岩横穴古墳群へ。あれ? はるか下に見えるのですけれど。うう、道を一本間違えたらしい。せっかく登ったのに…。気をとりなおして、8時45分に到着。このあたりの名所は、全部大きな立て札と、木と道のようなマークで統一されているので、遠くからでも、すぐ見つけられたのは、ありがたい。

明治十年、16基の墓が見つかったので、十六穴と呼ばれていた。 でも、総数は五百基以上で、さっきの吉見百穴よりも、はるかに大規模とのこと。池に戻ると、伏見稲荷社があったので、ついで にお参り。このあたりは、ミドリシジミの森と名前がついている。

ちょうど池の反対側に来てしまったようだ。せっかくなので、池を一周して元の場所に戻る。

ふれあい広場・吉見総合運動公園

池から離れると、あたり一面の田んぼ地帯に。道が一直線なので、見とおしがよく気持ちいい。やはり幹線道路から一本離れて歩くのが、良いみたい。

ずーっと歩いて、ふれあい広場へ。サッカー場が2つ入る、陸上競技場のトラックがメインかな。他にも、野球場・駐車場があり、とにかく大きなところ。でも大きくても、運動公園は味気ない。今日は試合なのか、ジャージの学生だらけだし。アスレチック施設もあるが、占拠されているので近寄りにくい。

歩道が立派な幹線道路に戻り、続いて、吉見総合運動公園へ。川はずっと先なのに、上り坂になってびっくりしたが、ここは荒川の土手内になるのかな。先ほどの、ふれあい広場とは大違い。何もない草原がずっと続く。そのままゴルフ場になりそうなところ。川はほんの一部だけで、猿田橋が途中で45度曲がって、無理やり川を越えているようで、これから通る道がずっと先まで見える。先が長いので絶望感があるが、建造物としては、面白い。荒川の領域なのに畑が続くので、ちっとも川という感じがしない。

氷川神社・日枝神社

日枝神社

川を渡り、土手を降りて、氷川神社へ。

本殿を囲む木に隙間があるので、半透明で中身が見える。本殿全体を飾る彫刻がすばらしく、保存状態も良好。と説明板に書かれていたので、つい覗いてしまう。本殿は、二間社流作千鳥破風・軒唐破風付き柿葺本殿で、尾垂木に龍と鳳凰を配するとのこと。神楽殿つきで、周りは森の散歩道が整備されており、巣鴨市氷川神社叢ふるさとの森と名前がついている。

引き返さずに外に出ようとして迷ったが、なんとか脱出。田んぼの道を、方向修正しながら歩いたが、そのまま土手を歩いた方が、近道だったみたい。

最後に、日枝神社へ。赤い屋根の木造一軒家という感じ。特に解説はなかったが、パンダとリスの小さな公園つき。ふるさと散歩道(荒川コスモス街道)の案内板もある。

あとは駅に向かって一直線!と思いきや、南側は、マンション工事中で通れない。そもそも、北鴻巣駅には南口がないみたい。マンション工事がじゃまで、線路が渡れないのがくやしい。遠回りして、10時55分、北鴻巣駅でゴール。

行田駅付近の人身事故で、ダイヤは大幅に乱れていた。でも〔やまなみ〕と書かれた、緑色の電車が見られたので、よしとしよう。

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