8時5分、岡部駅 また、来てしまった。
まずは北側へ。小学校手前に、熊野大神があったので寄り道。さまざまな神社が集まっており、それぞれ白い杭で名前が書いてある。メモしたのは、熊野大神・秋葉神社・金刀比羅・荒滝稲荷神社・地神宮・正一位丸山稲荷宮・八坂神社。神社のモールという感じで、やってきた方は、お目当ての神社に参拝するのだろうか。
少し先にあるのが、お手長山古墳。ここは、櫛挽台北西部を代表する首長墓で、六世紀末の古墳らしい。通称お手長様と呼ばれ、神楽の舞(町指定文化財)が行われるとのこと。
これからは、ひたすら南下。線路を渡り工場横を通って、中央公園で一休み。
テニスコートがメインだと思うが、西龍ヶ谷遺跡も兼ねている。縄文~鎌倉と、幅広い年代の遺跡で、大きさから地方豪族の私的な領有地だったとのこと。中央公園工事に伴って発掘されたらしいが、公園の一部にしか残っていないのは残念。
あと、パンダ・ハト・像・牛・亀・ウサギなどの動物のオブジェ(遊具?)がたくさんあって可愛い。どれも同じ大きさで違和感があるけれど。
続いて、上越新幹線の高架手前にある、伊奈利大神社へ。
茶臼山に位置する伊奈利塚古墳の上に祭られていたものを、いつの頃か現在地に移したらしい。馬場屋敷(中世の館)の跡もあり、この館の鬼門除として置かれたそうな。嘉水五年(1852)に再建。
途中、針ケ谷の交差点から、幹線道路を離れて南下してみる。川沿いに、きゃべつとねぎの畑がずっと続くのどかなところで、車も通らず静かで気持ちいい。でも(川沿いの)道がなくなったので、西に歩いて、86号線に合流。藤田神社はすぐに見つかった。
獅子舞が名物で、象殿(ぞうでん)沼で舞うと、雨が降ったそうな。獅子が大きくてかっこいい。やっぱり、子供とまりが標準装備らしい。
また、あぜ道のような、田んぼや畑の続く風景になる。何もないところなので、今回は、みどころは少ないかな。でも、いい天気だし、静かなところをぼーっと歩きたいという動機なので大満足。こういう風景が、もっと近くにあれば気軽にやってこれるのに…。
関越道の下をくぐると、昔ながらの家が並ぶ集落に入る。鉢植えトマトがいっぱいの菜園や、牛小屋の横を通り、貴船大明神へ。木の鳥居で歴史のありそうなところ。獅子の後ろに、丸い入れものがあるが、何を表現しているのだろうか。神社の系列によって、屋根の種類や形、飾りが違うのだと思うが、まだ把握できていない。
小学校横を通ると、踏みきりが見えてくる。ひさびさの線路が懐かしい。線路沿いの牛小屋横を通って、最後に諏訪神社へ。
新しく綺麗な神社で、神楽殿もある。新しい平成13年に改築したそうで、記念碑つき。獅子舞(町指定文化財)の解説もある。神社自体の説明はないのだろうか…立て札には、寄居町民憲章が書かれるだけ。
駅はすぐ近くで10時45分、用土駅でゴール。次の列車は、11時7分。一時間に一本なので運がいい。
駅には、実里町観光ガイドマップがあったので、一つ貰い読みふける。ジャバラ折りで、広げると大きな地図にもなる、立派なもの。花・伝統・文化財・公園とジャンル別に整理されており、ずっと歩いてきたのに、駅の周りには、まだまだ知らなかったところがあるんだな。…と思ったら、松久駅の周辺だった。
15種類のハイキングコースも書かれているので、また来ようと思う(コスモスコース、関・獅子舞コース、彼岸花コース、田んぼコース、身馴川コース、万葉コース、遺跡の森コース、遺跡の森ミニコース、健脚コース、白石ふるさとコース、百八橙ポピーコース、山登りコース、円良田コース、陣見山コース、円良田城山コース)。
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