7時55分、馬掘海岸駅
海沿いの小駅を想像していたが、意外と立派で、24時間営業の西武ショッピングセンターもある。住宅街を7,8分歩いて、馬掘公園へ。犬の散歩をしている方が多い。特長といえば、中ほどにある3枚の板が気になる。風よけなのか、ボールをぶつけるものなのか。
国道16号線を渡ると、一面の海。南国風の海岸どおりで、白い壁と青い屋根のマンションが似あっている。 遊歩道も整備されているが、真ん中にプール状の窪みがあり、ごつごつした岩が入っている。道が分断されて狭くなるのに…。岩が先であとから道を作ったのだろうか。海を見ながら、どこまでも続く海岸通りを歩くのは楽しい。ちょっと風が強いけれど。
海岸通りも終わり、車道と平行してのぼり坂になる。高台に登ると、さらに遠くまで見渡せるようになり、岩に波が当たるのが綺麗。また、走水水源地、伊勢町観音など、少し歩くたびに解説板つきの名所があり、よく整備されているので飽きない。伊勢町観音は説明だけで、実際に見るには予約が必要とのこと。
夕日の海と富士山が見られる地点もあり、説明板によると、この風景を「ダイヤモンド富士」というらしい。変なネーミングと思うが、それだけ凄い景色なんだろう。下り坂になると、ちょっとした広場になる。ここが御所が崎で、走水番所・旗山崎台場跡とのこと。横須賀風物語百選になっているとのこと。跡だから、何もない広場だけれど。
ようやく走水港が見えてくる。今は寂しいが、貸しボートの看板が多く、夏には賑わいそうなところ。
一本内側の道に入ると、昔ながらの家が続くね懐かしい風景になる。ゆっくり歩いて、8時45分走水神社にお参り。港町らしく、航海安全を祈願する神社とのこと。 手水舎のかっぱ像や、お姫様の石版(舵の碑)。そして、急な階段を上った神社横にある、爆弾のような丸い物体が気になる。
続いて、近くにある走水公園へ。小さいながらも、トイレつき。仰向けになっているパンダの遊具が可愛い。藤棚の下のベンチで一休み。山に向かって、道が続いているので、鴨居3丁目に繋がってるのかな。
立派な美術館の横を通り、観音崎公園へ。まだ早い時間なのに、意外と賑わっている。バイクで来ている方が多いかな。
海岸に沿って、石畳の遊歩道を歩く。海には、旗をなびかせている漁船がたくさんいて、絵になる風景。入口が巨大な権現洞(説明)を見たあと、階段をひたすら上って観音崎灯台へ。近くで見るとさすがに大きいが、中に入れなかったし、海も見えないので、いまひとつ。
切りとおしのようなところを通ると、下って登る山道が続く(観音崎街道)。富浦の大房岬もそうだったが、ここも戦時中は拠点になっていたようで、砲台跡や、古い要塞、戦没船員の碑がある。静かな海が一面に見渡せて、一番眺めの良いところで感動するが、ちょっと寂しい。
続いて、花の広場海の子とりでへ。アスレチック施設なのだが、島と船に見たてており、「さんしょうごネット」「船のデッキ」「風のデッキ」と名前がついているのが、想像力をかきたてる。
その先は遺跡風の柱が立っている花の広場だが、ちょうど植えているところで、じゃましたら悪いのでパス。ふれあいの森にはロッジ風の建物があり、休憩所になっていたので、一休み。
これで観音崎公園はおしまい。そこそこ広いし、みどころが多いので楽しかった。防衛大の横にいるので、この坂を下ればいいのかな。大きな通りに出たので、海を見ながら、しばらく通りを歩くが、なんだか見覚えがある。あれ?走水小学校だ…。
南へ進んだつもりが、北方向に歩いていたようで大きな通りに出たあとも、しばらく気づかなかったのにショック。やっぱりコンパスは必要かな。仕方ないので、また坂道を上って引きかえす。ふれあいの森先の道が正解で、ようやく鴨居三丁目公園に着いたのは10時半。やっぱり山道は体力の消耗が激しいく、もうへとへと。
小学校の通りを一直線。恐竜と風船の絵が描かれている車庫の家を通り、立野商店街先の階段を下って、浦賀駅でゴール(11時)。浦賀駅の南側にも、面白そうな神社や公園があるので、また出なおそう。
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