6時25分、東青梅駅 大塚山公園は前に行ったのでパスして、ゆるやかな坂道を上りながら成木街道をずっと歩く。
幹線道路から離れたところに、鳥居と土の参道を発見。普通の道路と平行しているが、ここは参道を歩かねば。
けっこう長く坂を上っていくと、虎柏神社に到着。本殿は、享保19年(1734)に建立。東京都内の中で数少ない三間社の遺構の一つで、貴重な神社建築であるとのこと。本格的な神社で、まわりを森に囲まれており神秘的なところ。
奥に、平松の跡と書かれた案内板があったので行ってみる。「はち に注意」と書かれているが、今の季節は大丈夫だろう(たぶん)。だだ、自然に帰っているような山道を進んでもなにもない。結局、あきらめて引きかえす。
別の道に合流し、ゴルフ場に沿った道を歩く。厚沢通りと名前がついているが、一車線の道で、なにもない寂しいところ。右側は荒れ野原で、ごみが捨てられている。それでもしばらく歩くと、歴史のありそうな集落になる。いつのまにか、横は小さな川になっており、川の流れる音が心地いい。結局、1台も車とはすれ違わなかった。
農道のようなところを歩いて、白髭神社へ。いわゆる延喜式内社に比定される古社だそうで、東京都指定史跡になっている。雨戸が閉まっているような少し横にのびた神社で、木の屋根になっている。この前いった塩船観音寺の山の反対側になるのだが、そうと実感てきない静かなところ。結局、線でしか景色は体験できないので、少し離れただけで未知の世界になるんだなと、あらためて認識。
分かれ道で少し迷ったが、山道を登って青梅市花木園へ。
駅から離れている場所で行きにくいが、前から気になってたのです。柵に囲まれている公園だが、ちゃんと開いていて、ほっとする。山の斜面を公園化したようなところで、目玉はローラー滑り台。山を沿う鉄道のように、ずっと高架の滑り台が続いている。全長211mもあり、ここを滑ったら気持ちいいだろうな。
その他、体験農場、ぶどう園に梅園・山菜園と盛りだくさんだが、名前だけで、あまり景色は変わらない。展示見本園の休憩所でパンを食べて一休み。
この先は何もないので、神社めぐりをしながら、最寄駅である飯能を目指そう。
まずは坂道を降りて、小曽木街道に合流。このあたりって、ずっと山の中だと想像していたのだが、車がたくさん通る幹線道路で賑やかなところ。交差点の坂を上って、御嶽神社へ。山の斜面のある神社で、見上げるような急な階段がずっと続くのがきつい。
続いて、岩倉温泉前(といっても、あまり温泉街という感じはしない)にある稲荷社へ(8時5分)。本当は〇〇稲荷と書かれているのだが、字が複雑すぎて読めない。 耳がとがっていて、クールな感じのする狐の神社。なんだか魔物に見える 。
最後に、少し奥の道に入って、赤い屋根が立派な愛宕神社へ。お神札のまつり方や、参拝方法の紙が貼ってある。伊勢神社のものだけれど、提携しているのかな。
この先にはバスの降り返し場があり、トイレを発見。神社ばかりで公衆トイレがなかったので、実にありがたい。感謝をこめて、自動販売機のジュースを買う。
成木川を渡り、美杉台へ。上り坂道がずっと続くのがきつい。でも、ひさびさに都会に戻ってきた感じ。ニュータウンと名前がついているだけあり、立派な道路の両側には綺麗な家が並んでいる。途中、美杉台ショッピングセンターがあるが、ロッジ風のスキー場にあるような店でおしゃれなところ。小学校横のひかり公園で一休みする。 この奥は、ハーブ園なので行ってみたが、店は閉まっていた(時間が早すぎたか)。
小学校先の階段を下って、美杉台をあとにする。階段がずっと続くので飯能駅側から、歩いて家に帰るのは毎日だといやになりそう。バス通勤が前提かな。
川がはるか下に見える、眺めのいい飯能大橋を渡って飯能駅でゴール(9時5分)。
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