2008.02.17

武蔵小金井～田無

上水公園

のんびり１０時に、武蔵小金井駅高架工事中で北口に出るまで、えらく遠回りさせられた。

ひさびさに松屋で食事したあと、ＭＵＳＡＫＯ一番街という商店街をずっと歩く。道が狭いのに、歩行者に自転車・車が多くて歩きにくいでも、栄えているのは駅前だけで、すぐに住宅街になり渋滞も解消。

ゆるやかな坂道を上っていくと、かぶと山公共緑地と書かれた緑地地帯を発見。住宅地に残った貴重な自然林で、ヤブレガサやオオハギボウシがあるとのこと。柵で閉まっているので、入り口を探して住宅街を一周するが、見つからない。うーん、気軽に入られる場所ではないみたい。

ずっと北上して、上水公園へ。自転車がたくさん止まっていて賑やかなところだが、テニス場と野球場がメインなので、あまり見るところはない。缶コーヒーをのみつつ、一休み。晴れているが冷たい風きつい。春が待ち遠しいよ。

小金井公園

ゆずりは公園を経由して、小金井公園へ。入り口からすぐに、ＳＬが展示されていて見入ってしまう。

ゆっくりと桜の園を歩く。地図で知っていても、この圧倒的な広さは感動的で、来てよかったと思う。これで駅から近ければ文句なしなのだが。ずっと歩いて、合唱をしているグループ地帯を通る。どこかの合唱部なのだろうか、一旦歌いだすと、本格的な歌声になるのが凄い。また別の場所では、演劇の練習をしている方たちもいて、文化系のクラブ活動の場になっている。放送によると、大道芸のイベントもあるらしい。

東京江戸たてもの館

まだ雪が残っている宿根草園を通って、東京江戸たてもの館へ。火事・震災で失われてきた貴重な歴史的建物を移建し、展示している場所で、それぞれの家の中に入られるのが面白い。北海道の開拓の村のような感じかな。

いちいち靴をぬぐのが面倒だが、せっかくなので、一つずつ中に入る。素朴な農家から、名士の豪邸まで、さまざまな家があるが、立派な一軒屋よりは、洋館や昭和初期の建物の方が、それぞれの部屋に個性があっていいな。洋館なのに、どことなく日本風なのが、落ちつく感じ。写真場では、実際に写真を撮ることもできる。

武蔵野の道を通り、東ゾーンへ。こちらは、商家や下町を再現しているところ。醤油店や、鍵屋・銭湯・荒物屋と、昭和の世界が続く。窓から布団やシーとを干してあるのが、妙にリアル。文具店や、生花店は、天井のひくい３階建で、狭い土地によく建てたものだ。仕立屋では、３畳の部屋があたり前のようにあり、名家の立派な家よりも、庶民の家の方が面白い。畳が机で寝床がわりの和室ならではで、物が少ないシンプルライフ。最後に、古いバスを巡って引きかえす。コースに無駄があるが、細長い土地なので仕方ないかな。

せっかくなので、移りゆくくらしの歴史という特別展を見ていく。最初は、いろりや、茶の間がある家（ミニチュアの台所家具がかわいい）が展示されているが、最後には、第ニ次世界対戦後の家庭（団地生活を想定）になる。あまりにも、古すぎで懐かしいという気分にはならなかったが、ちゃぶ台からテーブルになるとともに、電気釜や、自動トースター・電気洗濯機など、電化製品が山のようにあふれだす。物が多いなぁと実感。でも、便利になると、もう元には戻れないし…。

いろりが火の神ということで、台所は清潔にするという昔の考え方は、すばらしいと思う。あと、サザエさんの漫画が展示されていて、見入ってしまう。マンガに出てくる古い家具に注目するのも、面白いものだな。

富士見の丘

再び公園内へ。梅園を通って、子供の広場へ。ちょうど、アンパンマンの紙芝居をしており（ボランティアなのかな？）、子供が集まって聞き入っている。わんぱく広場から、いきどまり（弓道場方面）に行ってしまい焦ったが、方向修正して、富士見の丘へ。

単調になりがちな景観にアクセントを与えるものとして、富士山を遠望するためのビューポイントとなるとともに斜面の一部には、人工芝によるスライダーを設け、遊び場としています。と書かれている。スライダーは距離がながくて本格的で、思いっきりすべったら楽しそう。元々こんな地形だったのか、わざと盛り上げたのかは、わからないけれど。

その後は小金井公園通りを北上。出口付近から、はなみずき園に入る。このあたりは通路が入り組んでいて、どの方向に進んでいるのか、わからなくなるところ。花が綺麗なつつじ広場を通って、出口へ。

市民公園

郵便局前から、市民公園を目指す。

途中、車の通らないサイクリングロード（川の跡？）が一直線に続いているので、歩きやすいが、少し遠回りになっていまった。公園には１２時１０分に到着。入り口には、きつねの像があり、たこ遊具の滑り台つき。

いつの間にか高台に来ていたようで、見下ろすかたちで市民運動場が見える。市民運動場の通りをずっと進んで、田無駅でゴール（１２時２５分）。中央線から離れた私鉄は、めったにこないが、充分都会で、さすが東京。ひさびさにドトールコーヒーに入って（値上げ前だし）休憩する。

[入園料]      江戸東京たてもの園                                       ￥400-

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