地下鉄にずっと乗って(すっかり地上に出ているが)、10時55分仲町台駅
おしゃれなマンション地帯がずっと続くなか、まずは大学横の茅ヶ崎公園へ。すっかり晴れて暑いくらいで、景色があざやかに見えレンガの橋が綺麗。近くに、0の鉄板が2つあるオブジェがあるが、さびているのが気になる。
すぐに小さな広場になるが、奥の山に向かって道が続いている。山の裏は木の橋がある川沿いの道で、水は少しだけだが、まわりは山の斜面なので、山の中に入ったような錯覚になる。すっかり山の中だが、吹奏楽の音が聞こえてくるのが不思議な感じ。
川沿いに歩くと池に合流。「ここから深くなります」「1.8メートル」と書かれており、釣り堀りと変わらないような池だが、手前までゆるやかな斜面が続き、水遊びできそうなつくりになってるのが、まぎらわしい。その後も、川に沿って遊歩道を歩く。竹の道に、石畳とこちらは日本風。
緑道はまだずっと続いているが、階段を上って45号線に合流。マンション地帯が終わると、立派な歩道も途中でなくなる。
途中、階段の上に神社があったので寄り道する。小さな稲荷神社だが、よく清掃されており、きつねの親子が丁寧にマフラーでくるまれており、ほのぼのした風景。
このあたりには、何もないと思っていたが、少し先には関家住宅(国指定重要文化財)もある。新編武蔵風土記稿にも載る旧家で、東日本最古のひとつに数えられる貴重な民家。ただ、中には入れない。
また、13号線と合流する手前には、何十年も前からあるような家族経営っぽいレストランがあり懐かしくなる。綺麗なマンション地帯もいいけれど、こういう住宅地もいいなぁ。
急な坂を上り、資生堂を目指すと早渕公園へ。相変わらず上り坂が続くが、となりは野球場で、少年野球の練習試合をしている。各家族が応援に来ていて、にぎやかなところ。タンクに入ったお茶がおいしそう。ベンチに座って、しばらくぼーっと眺めてしまう。
早渕公園が一番頂上だったようで、ゆるやかな坂を下って行く。あさひの道として整備されており、公園と緑道が線でつながれた地図が各所にあるので、迷うことはない。川の近くからまた階段を上ると、早渕かなりあ公園へ。道路下のトンネルをくぐったのは失敗で、そのまま公園につながっていたみたい。公園部分はほんの一部で、街が一望できるなだらかな草原の丘が続く。これは、なにかの遺跡だと思うのだが、解説はない。
ふたたび45号線に合流し、交差点から山田神社への階段を上る。新しい階段なので、最近整備されたのだと思うが、やたらと参道が長い。でも神社自体は古くて貫禄がある。 長く幽玄な趣の参道がつづく山田神社は、境内を出発点とする7月に虫送りの行事があり、市の無形民俗文化財に指定されているとのこと。
続いて、たけとんぼ公園(名前の由来は不明)を経由し、滝ヶ谷公園へ。中央部分が山になっているので、頂上まで上る。今日は山登りばかりで、もうへとへと。近未来的なデザインのなんとか学院を見ながらしばらく休憩。
北山田のゆるやかな坂を下る。このあたりもマンション地帯だが、クリーム色と白が似合う明るいイメージ。まわりに、店がたくさんあるので、マンションにありがちな殺風景な感じがしない。また住宅地は、赤い壁と灰色の壁の家が並び、外国のロッジみたい。
マンション地帯の先が、しゃぼん玉公園になっている。名前の由来は…パネルにボーリングのような玉が埋めこまれてるから? アスレチックのような遊具は閉鎖されている。
坂を下って、神無公園へ。こちらは野球場がメインの運動公園。春一番なのか、風がキツく砂ほこりが舞って、前が見えないほど。公園内に入るのは危険なので、道路に逃げる。公園横からは遊歩道が整備されており、歩きやすい。ふじやとのみちと名前がついている。山田富士公園と神無公園、徳生公園を結ぶ緑道で、江戸時代に信仰を集めた山田富士が望めるなどかつてのふるさとの風景がしのばれますと、情緒ある解説つき。
最後に徳生公園へ。観察用の穴から、池の鳥が観察できるようになっている。池の周りをぐるっと散歩。低いところにある公園で、脱出するために、階段をずっと上る必要があるのが、ちょっとつらい。
広々した歩道を歩き、見覚えのあるセンター北駅でゴール(13時5分)。
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