6時45分、板橋駅 埼京線は縁がなかったので、降りるのは初めてだったりする。初めて登記所が電子化された場所…という、どうでもいい知識ならあるけれど。
駅前にある「むすびのけやき」を見たあと、やすらぎ ふれあい グリーンロードと書かれた通りを進むと南板橋公園へ。滑り台の幅が広いので、二人で滑ることができるみたい。それほど大きくはないが、フェンスで囲まれたスペースが独特。独占使用禁止と書かれているが、テニスのコートはないし、サッカーや野球では狭いし…何に使うのだろうか。
なかなか信号が変わらない17号線を渡ると、中山道の板橋宿通へ。首都高中央環状線が邪魔だが、昔も今も交通の要所なんだろう。うさぎが板橋宿のマスコットキャラクターなのかな。いろいろな場所で見かける。
すかいらーく横から細い道に入ると、谷底に降りるような階段を発見。「こどもどうぶつえん」の門をくぐって、東板橋公園へ。 うさぎの広場に、山小屋・誰もいないフラミンゴ園があるが、半分以上が造園工事中で、両側が柵の通路を歩くだけ。中に入られるところは少ないのが残念。
石神井川を渡り、大学と病院の通へ。電柱が歩道に出ているので歩きにくい。トラックがたくさん止まっているのも、気になる。
白い建物が見える中央公園に入る。奥まで遊歩道が続き、マラソンをしている方が多いところ。人工っぽい川の先には、白い女神像が並んでおり、美術館にある通りみたい。
少し戻って石神井川の緑道へ。すごい谷底に川があり、掘りみたい。松橋弁財天洞窟跡があったとのこと。
その先に、もみじ緑地・さくら緑地と、川から離れた道がある。昔の川跡で、こんなに遠回りしていたのか。「昔からの天然河岸も一部残っており、わき水を利用した流れもあります。ささやかな散策をたのしんでください」…と最後の一文が、すばらしい。
つり橋つきで立体感があるが、低いので釣り橋の上に誰か通ると、下の方に当たりそうなのが心配。
立派な通りに出て、王子神社へ。青緑の大ききな屋根と白い柱に、金の飾りつきで立派なところ。王子の地名の元らしい。
なぜかあった十条からしの説明を読みながら、名主滝公園は前に行ったのでパスし、東十条駅を目指す。まっすぐに進んだつもりだったのに、小学校のところで道が曲がっていたらしく、踏みきりが見えたと思ったら、十条駅に来てしまう。毎度のことながら、もっと早く気づけなかったのかとショック。
迷路のような民家をさまよって、演芸場通り と書かれた十条中央商店街に復帰できた。
坂道を下ると、東十条の駅へ(高架駅)。東側はさらに低くなり下り坂道がずっと続く。広い範囲でずっと断層が続いているみたい。歩道にはすべり止めとして、木のような貼りつけられているが、それでも自転車がずべりそう。
一直線にずっと進むと、線路に当たる。ここが、北王子線。貨物列車には興味がないので面白いところではないが、建物が木の形をしているので、気になっていた場所。東北新幹線から見た車窓の場所についにやってきたと、自己満足。
その後は線路沿いの桜田通りを進み、東十条銀座商店街へ。犬のマスコットと、国旗が賑やかな、懐かしい感じがするが、通りやお店は古くもなく活気があるところ。賑やかすぎて住みたいとは思わないが、こういう商店街が近くにあるといいな(勝手なやつ)。なぜか、京成大久保の通りを思いだしてしまった。
再び、駅の西側へ。交差点には歩道がなく、横断歩道になっているのは仕方ないとしても、陸橋が□や×ではなく、Uの字になって片側にしかないのは、ひどいと思う。
ゆるやかな坂を下る。ここが清水坂で、新しいマンションのような施設下のトンネルをくぐって、清水坂公園へ。さっきの地図では清水坂公園(仮称)と書かれていたが、正式名称になったのかな。
多目的広場が、ゴルフ場のバンカーのような丸いへこんだ形だが、坂道に沿った公園で広々している。上から滑り台ずっと続くので、楽しそうなところ。また、正岡子規 赤羽土筆摘み歌句碑もある。戻るときに階段があったので登ると、清水坂貝塚へ。山の上の神社にしか見えない(神社があるので)。あれ?、貝塚の崖は削られたと書かれているので、ここじゃないのかな?
続いて、稲付の小径へ。「坂道の作り出す独特の雰囲気が静かなたたずまいを演出しています。なにげなく見過ごしてきた北区の魅力を再発見する散策をお楽しみください」
うんうん。遠くに行くことだけが旅じゃないと、どこでも言えることで名言だと思う。さらに北上すると、ようやく大きな赤羽駅が見える。高架下の道がずっと続き、なかなか入り口にたどりつけない。自転車置き場のようなところを抜け、赤羽駅でゴール(9時25分)。ここも初めての駅。電光掲示板に、さまざまな行き先の電車が表示されているのが凄い。
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