7時10分、 三河島駅
宮地通り商店街、荒川仲町通りという細い道をずっと進む。お店は開いていないが、昔ながらの商店街で懐かしい感じ。まだあったのか(失礼)と思う、東京オリンピック誘致の旗だらけで、荒川区は気合いが入っている。
明治通りに合流し、荒川公園へ。市役所と一体化した公園で、庭園と建物が似あっている。水路があり、池になっているところは朝も早くから釣りをしている方がたくさん。釣り掘りとして、解放しているのだろう。
また、下町の果実園と名前がついている所もある。園内の一角は実のなる木公園と名付けられ、リンゴ・アンズ・びわ・栗・梅・ザクロなど様々な花と果実が観賞できるとのこと。「一生懸命手入れしますので、実が大きくなるまで、取らないようにしましょう」という文もいいなぁ。
都電の線路を渡り、小さな公園へ。壁に「どうぶつしりとり」があり、キリンの滑り台つき。うーん、ここからは、荒川自然公園に行けないか。
団地横を通って、中央部分でようやく入り口発見。高い場所にある橋を渡って、公園内へ。浄水場の上に公園があるのは、前回の落合中央公園と同じだが、こちらは鳥がいっぱいの、大きな池と木々がいっぱいの遊歩道。とても、3階くらいの高さがある公園には見えない。
恐竜の公園やタコのプールなど、夏向きの施設が揃っている。亀池もあり、亀がたくさん間近でみられる。久々に見たが、なかなかかわいい。
最後に、四季の丘と交通公園へ。信号はもちろん踏みきりもあるが、線路がないのが残念。運よく、北側にも出入口があり、チューブのような通路をずっと通って地上に降りる。
江戸五三昧の歴史を伝える町屋火葬場の説明を見たあと、入り組んだ住宅街に入る。江戸五三昧…千駄木・桐ヶ谷・渋谷・焙禄新田・小塚原のこと。
小学校先からはどう進んでるのかわからなくなり、あせったが、巨大マンションを目印に歩き、無事尾久の原公園へ。ここは平成5年に出来た公園で、旭電化の跡地。トンボが名物なのか、ギンヤンマの一生の紹介があった。半分がなにもない沼地だし、川に水が流れておらず、殺風景なところ。工場跡が自然になるのはいいことだが、放置している感じ。利用者は多い…というか、とにかく犬だらけで犬の公園になっている。
隅田川近くには、馬頭観音があったので、いちおうお参り。上尾久村の馬捨場跡とのことで、死んだ牛馬がどんどん運ばれた場所で夜だと不気味なところ。馬頭観音から、堤防の後ろにずっと道が続いていたので、しばらく歩く。静かだし車道を歩かなくて良い…と思ったのも最初だけ。なんとも汚く、ひどいにおいだったので、結局道路側に逃げる。これはひどい。隅田川を渡り、尾竹橋公園で休憩。
墨堤通りを少し引き返し、元宿神社へ。
となりが空き地(家をとり壊した?)だから広く感じるが、住宅地の中にある小さな神社。鎌倉時代にすでに集落があり、奥州路もここを通っていたそうで、千住宿に対して、元宿と呼ばれていることが名前の由来。田畑の開拓とともに鎮守として神社が建てられたが、荒川整備により、祖先が苦心して開拓した土地は、河川敷になってしまう。残ったのは、「感旧碑」だけ。足立区内開拓の歴史の貴重な資料であるとのこと。
また、桜土手の説明もある。「堤防に、明治の中頃から桜が植えられた。花見客が多かったが、関東大震災後は、かつての景観は見られなくなった地元住人の熱意により、桜並木を修復。往時の風情を伝えるものである」…いい話だな。
これからの季節、桜で満開になるのな(桜土手がどこか、わからないが )。
意外と、自転車・歩行者の通行量が多い荒川を渡り、関原へ。大きな道路なのに、曲がりくねった道を歩いていると、天保七年銘道標を発見。大聖寺へ参詣路が設定され、江戸市中の人々の来訪が盛んだったころ、案内として道標を奉納したとのこと。プラスチックのケースに入っているので、フィギュアみたい。
うねうねした、海草か、さんごのような柵が続く通りを進み、小学校横の梅田亀田公園へ。広場だけれど、川と石橋つき。変わった遊具として、メビウスリング状の無限ループが体験できるものがあるが、どうやって遊ぶのだろうか。
せっかくだから駅を越えて、ベルモント公園にも寄り道。
オーストラリアのベルモント市と足立区が姉妹都市になったことを記念して造られた公園。リアルな羊の置物に日時計のようなものがあり、いい雰囲気。
しばらく休憩したあと、ゆっくりと梅島駅前商店街を歩く。プラモデルがいっぱい飾ってある、昔ながらのおもちゃ屋がなつかしい。
9時40分、梅島駅でゴール。島式なのに、上りと下りのホームが分離している駅で、乗り場がわからず迷ってしまう
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