ホームお散歩日記[神奈川]石川町~山手
2008.04.12

石川町~山手

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坂の街

7時15分、石川町駅

ひらがな商店街と書かれた通り(子供でも読めるようにとのこと)過ぎ、大丸谷坂を上る。このあたりの道は入りくんでいるが、親切に港の見える丘への案内板が整備されている。

途中、大丸谷震災地蔵尊を通る。関東大震災に火災から逃げようと高台に登ろうとして、27名が犠牲となったところ。この狭い道に、何百人も集まったのだから、地獄だっただろうな。案内通りに進むが、狭い民家に入り、最後には階段になる。けっこうキツイ。なんだか、長崎を歩いているみたい。

元町公園・港の見える丘公園

港の見える丘公園

普通の道路に戻ってほっと一息。あとは道なりに歩くと、元町公園へ。

ここは、山あいから湧き出す天然水が名物で、サクラ・シイ・カシ・イチョウなど四季を通して情緒ある公園とのこと。エリスマン邸といって、現在建築の父と言われるアントニン・レーモンドの設計で、大正15年に建てられた洋館もある。また、小さな搭のような建物には、レトロな公衆電話があり雰囲気が出ている。やっぱり横浜は違うなぁ。

外国人墓地の通りを過ぎると、いよいよ港の見える丘公園へ。江戸時代末期、横浜が開港した際にイギリスとフランスの軍隊が当地に駐留したところで、1962年に一般者が立ち入ることが出来るようになったとのこと(Wikipediaより)。まあ、由来よりも景色がすばらしいので有名なところ。誰もいなかったので、ひとりじめ。入口にはゲーテ座跡があり、外国人で賑わっていたのだろう。

ワシン坂

その後も公園の通りを歩いて、近代文学館から先は住宅街へ。といっても、下に首都高湾岸線を見下ろし、ずっと海が見えるので眺めはいい。丘の上にある住宅街は外国人の住宅地で、立派な洋館が多い。なぜか、猫が多かった。

ワシン坂をずっと下ると、坂の下にわき水がある。元町公園に書かれていた、説明を思いだす。

本牧山頂公園

琴平神社

本牧通りを通りぬけ、せせらぎ公園へ。ゴムのロープを張って恐竜のような骨格にした遊具がある。山側には、小川と遊歩道。細長い公園が続くので解放感がある。真ん中に道路を挟んでいるのが邪魔だけれど。

坂道を上って、琴平神社にお参り。海の神社のようで海上安全・大漁満足・渡航安全と書かれている。

続いて天徳寺口の階段を上って、本牧山頂公園へ。山手居留地に住む外国人のための、牧場や農園があったとのこと。広い駐車場を出ると、緩やかな坂道が続く遊歩道になる。結構人が多く、賑わっている。学生の通学路にもなっているのかな。途中の、木製デッキは、なんのためにあるのだろうか…。

石で囲まれた、ワープゾーンのようなところを過ぎると、坂道が急になり参ったが、達成感はある。ベンチでぼーっと休憩するのもいいかな。

本牧神社

本牧神社

せっかく上ったのに、木の階段を下りて本牧神社へ。手前の新本牧公園が参道がわりになっており、巨大なしめ縄が屋根の下に飾られていて迫力がある。「一郷の契のお馬流しかな」という神事に関係した句も書かれている。

階段下にある熊野速玉社は縁切の効力もあるらしい。一通り見たあと、また階段をひたすら上って、本牧公園に戻る。体力の消耗が激しい。

丘上の住宅街

途中で公園は終わるが、石畳の道は続く。いい散歩コースだ。アメリカ坂の案内があったが、パス。下の道路が見えるので眺めはいいが、もう下には降りたくないなぁ。

歩道の整備された、高台の住宅街がずっと続く中を歩く。さすがに疲れたので、池袋公園で休憩。池袋というのは、このあたりの地名らしい。のどが渇いたよ~。そういえば、自動販売機をちっとも見かけなかったぞ。

YC&AC通りという、よくわからない通りを歩いて、駅へ向かう。…途中で方向がわからなくなり、迷ったが、8時50分、山手駅でゴール。

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