7時15分、東総社駅
朝早いためか、車のいない道をのんびり歩いて、10分ほどで総社宮へ。総社の地名の由来となったといわれる社で、国内の神(324社の神)を集めたとのこと。広々したところで、中央に大きな池がある。橋で渡れるようになっているが、両側に手すりがないので、ちょっと怖い。
中学校の横の歩いて狭い民家の道をさまよい、荒神社神社へ。
松尾宮と書かれた小さな神社や石碑、そして左右両方に下りられる滑り台と こまごまと置いてある。ちょっとした山の上にあるので眺めが良い。山のとなりには、玉井神社があったのでついでにお参り。
坂道を上って、桃山団地(家の集まり)を過ぎると、最初の目的地、作山古墳へ。 ここは、5世紀の中頃、古墳時代中期に造営された古代吉備王国の豪族の墓で前方後円墳。古代史紀行(宮脇俊三)で、大和政権に対抗する吉備の勢力として、同じ読みの作山古墳、造山古墳の両方を訪れていたのが、気になっていたのです(「つくりやまこふん」と読むが、地元では作山は「さくざん」、造山は「ぞうざん」と区別して呼んでいる。Wikipediaより)。
実際の古墳は、たんなる山なんですけれどね。
古墳をすぎると、国分寺で、5重の塔が見えてくる(8時25分)。
他の国分寺と同じく、広場だけでなにもないので塔が目立つ。他に高い建物がないので、のどかな風景。このあたりは案内も多いし、歩行者用の道も整備されているので歩きやすい。吉備路満喫ウォーク 歴史探訪コースが設定されており、 あたり一帯の史跡めぐりができるみたい。
ゆるやかな坂を上り、吉備路郷土館(駐車場・トイレ完備)を向かい側が、こうもり塚古墳。
ここは前方後円墳で、内部の石室は巨石を用いた横穴式石室で長い羨道とその奥の玄室で構成。石棺まで見られるのが嬉しい。不気味だけれど。
続いて造山古墳へ。実際は少し迷って、第三古墳や第四古墳をめぐることになったのですが。
階段を上ると荒神社があり、正月に向けて道に電灯がとりつけられ、お祭り気分。このあたりがずっと、造山古墳なのだが、大きすぎて山と変わらない。「日当たりのよい側が民家が建てこみ、一段目と二段目の一部を占領していた。本邦第四位の大古墳も無惨である」と宮脇さんも書いている。
小さな川沿いに、農道のような道を歩いて、足守川を渡る。急に車の通行量が多くなってくる。開店前なのに、車が集まっているスーパー横の吉備線線路を渡ると、ようやく静かに。 史跡 ふなはしと書かれた橋(ここは掘?)を渡って、最後に高松城跡へ。
高松城跡は、羽柴秀吉の水攻めとで有名。ずっと奥まで続いているが、平地なので助かる。広場に、蓮の池・木の橋と日本庭園を歩いているみたい。何もないが、奥にある、高松城水攻之図の絵を見て満足する。 小さな川しかないので、水没したのが想像できない。
帰りは大きな鳥居の道を進んで、備中高松駅でゴール(10時10分)。このあと、チボリ公園(倉敷)に行ったが、めちゃ混んでいた。
扉に戻る