ジャンル :恋愛AVG ブランド :Tactics 発売日 :1998年5月29日 価格 :8800円(税別) 初回生産特典 :オリジナルクロック(CDを用いた時計)
昔使っていたノートパソコンをひさびさに起動してみたら、デスクトップにONE~輝く季節へ~という懐かしいゲームのアイコンがあったのです。ちょっとだけのつもりが、夜中までついつい遊んじゃいました。やっぱりONEは名作ですよ。
1998年、冬。 普通の学生であったオレの中に、不意にもう一つの世界が生まれる。 それはしんしんと積む雪のように、ゆっくりと日常を埋(うず)めてゆく。 そのときになって初めて、気づいたこと。 繰り返す日常の中にある変わりないもの。 いつでもそこにある見慣れた風景。 好きだったことさえ気づかなかった、大好きな人の温もり。 すべてがオレをこの世界に繋ぎ止めていてくれるものとして存在している。 その絆を、そして大切な人を、初めて求めようとした瞬間だった。 時は巡り、やがて季節は陽光に輝きだす。 そのときオレはどんな世界に立ち、そして誰がこの手を握ってくれている のだろうか。
いまさらなので、キャラクター紹介はありません
てきとうな全身画像はこちら ==> one1280.png (5.64MB)
このゲームは既読判定、バックログ機能がないなどシステム的にもいまひとつでしたし、ストーリーについても、発売当時から否定的(説明不足、意味不明、お花畑)な意見と、明かされないところが良いという人もいまして賛否両論でしたね。私は後者です。
エロゲー批評空間 という、投稿者がゲームの点数をつけるサイトがあるのですが、そこでのONEは100点をつけている方の割合が多いのです。その気持ちがよくわかります。
ONEはさまざまなメディアで展開されまして、これまた否定的な意見もありますが、「原作至上主義、でもONEと名前のついているものはすべて受け入れる」スタンスです。
昔から、音楽に心動かされてそのまま購入するパターンが多いです。ToHeart(リーフ)でノベルゲームの楽しさを知り、同じような学園ものに飢えていた時期にタクティクスのホームページにたどり着きました。
タクティクスのホームページの説明文:
タクティクス通算3作目となる本作は、心に届くAVG第二弾と銘打つ、恋愛アドベンチャーゲームです。前作とは再び装いを一転させますが、その肩書き通りのテーマ性を持ち合わせた作品です。本当の日常から生まれる、かつてないほどの恋愛の”せつなさ”、そしてその先にある、大切な思いを感動と共に届けます。もし、受け止めて頂けたら幸いです。
一緒に3.1メガバイトもあるデモ(320x240ドットのAVIムービー)が登録されていまして、雰囲気あるつくりと音楽のよさで一目惚れしました。
プレイして感じたことは、登場人物との会話・掛け合いがとにかく楽しいことです。
折原浩平(主人公)の行動はめちゃくちゃだし、カレーの大食い、七瀬への髪へのいたずら、クラスのメンバーが増えるなど、現実ではありえないだろうという展開が、ToHeartと大きく違うところですね(ToHeartもファンタジー展開ありますが)。コミカルなのが大好きなので、笑いながら読んでいました。
またToHeartとの比較になりますが、毎日決まって放課後の移動先が提示され、移動先の選択によって物語が進むのではなく、会話の流れに沿った選択肢によって話が展開したり、その日ごとの出来事によって、移動先の候補が変わったりして、より自然になっているところも素晴らしいです。
ゲームをクリアしたあとも、各キャラクターのお話よりもこの通常パートをつい再プレイする生活が続いたのでした。直接関係ない選択肢も、全部選んでみたいと思う数少ないゲームです。
今では、選択肢は減少傾向というより、キャラクターを選ぶだけで話が進むタイプが主流ですよね。周回プレイでスキップが止まる煩わしさを考えてのことだと思いますが、最近プレイした夏の色のノスタルジア(ムーンストーン)には、重要選択肢以外の選択はスキップするというモードがありました。こういうシステムを実装して日常の選択肢を増やしてほしいなぁと思います。
最初は茜さんバットエンドでした。雨の中空き地にいるという謎が気になったのもありますが、普段のそっけなさにめげずに、中庭に通いチャーハンの話題で少しだけ会話が成立するあたりで一気に好きになりました。で、待ち合わせに茜さんが来なくてBADEND。
セーブが30箇所というのはありがたいですね。何度も選択肢を変え、商店街で茜を見失ってBADEND。
涙がとまりません。
この時点(みさおのエピソード)で、涙ぼろぼろでした。ようやく茜ルートが終了した時には放心状態でしたよ。普通の学園生活を描いた作品とばかり思っていましたから、この衝撃は今でも忘れられません。
CG枚数は少ないのですが、立ち絵(泣いている茜は今見てもつらい)と後半に集中した怒涛のCG攻勢がよく考えられていると思います。茜のプレゼントや、みさき先輩の年賀状は、絵を見ただけでテキストを読まなくても涙がぼろぼろでした。
永遠の世界は明らかになっていないので、人それぞれの解釈があるのが楽しいところですよね。以下は個人的な解釈です。
星新一のショートショートに「新しい政策」(なりそこない王子に収録)という作品がありまして、たとえ植物人間状態であっても意志の力で世界をうごかせるという話に感銘をうけていたところに、潜在意識は現実に影響する(ビジネス書などで、たまに出てくる)。という話を覚えていましたので、浩平の潜在意識が現実に影響するという展開も、わりとすんなり受け入れることができました。
小説の幻魔大戦(平井和正)に、過去の幼い自分に対して、子供心に理不尽なことでも大人の視点でまわりを見るとこの対応しかなかった、と説得するシーンがあるのですよ。最初は癇癪ばかりを起こしていた幼い自分も、最後には理解するようになるという感動的なシーンを読んでいたので、こういう話もありかなと考えるようになりました。
ONEをプレイした直後は、ヒロインを残して主人公が消えてしまう申し訳ない気持ちの涙。そして再開できてこれから2人でお幸せにという感動の涙だったのですが、その後実生活に影響でまくりでした。
雨の中、傘をさしてあてもなく近所のまだ知らない道を歩いて、茜のことを想ったり 残業つづきで帰って寝るだけの生活が続くと、茜の「この日常は、あなたにとって意味のないものなんですか」というセリフを思い浮かべてしまい、永遠の世界っていいところだよなぁと、また妄想したり(のちの水月(F&C)のマヨイガのようなイメージ)。
時間がたつと、お話のハッピーエンドを見ているのにもかかわらず、ヒロインたちの一年待つ心境を想像してしまい、どんな気持ちで一年待ち続けたのだろうと考えると、仕事中に涙がでることもありまして、かなり重度の余韻が残りました。
待ち続けるのが一年だったからよかったものの、それは結果論で実際はいつ戻るのか不明、そもそも帰ってくる保証はない状態ですからね。秋桜の空に(Marron)のように3年弱だったら諦められていたかも。
浩平はなにもせず(表向きは)、ヒロインだけが、1年苦しんだ……なんてことは許されない。
暗闇の図書室エピソード(みさき先輩)や、雨の中、来るはずのない茜を公園で待ち続けるエピソードなど、体験してはじめて相手の立ち場を実感できることもあるのですから、いっそのこと、パソコンのタイマーを記録していて、一年経たないとハッピーエンドにならないという、鬼畜な仕様でもよかったと思います。浩平は、本気で幸せに暮らせよと思います。
……あとは、とりとめない雑感です。
断然、茜です。浩平の部屋にきたときのドキドキ感が素晴らしく今プレイしても、にやにやしますね。ラストシーンの嫌です。からの流れも最高です。茜ファンの集まるWebページは毎日のようにアクセスしていましたよ。
その次は澪ちゃんです。伝えることを放棄しなれれば、方法なんていくらでもある。と自分を表現するために演劇部に入っていることや、いきなりキスするシーン(言葉がないから態度で伝える)と前向きでストレートなところが心に響きます。また、ずっと待っているのに、あきらめない。みさき先輩と同じ苦悩があったと思うのですが、それを感じさせない強さをもっている所も尊敬します。見た目と違って、他のヒロインよりも大人びていると感じました。澪先輩と呼びたい気分です。
それなのに、涙ぐんでいる立ち絵がめちゃ可愛くて、ほっておけないのですよ。茜と一緒にいるシーンも多かったですね。最初は袖にぶらさがっていて、制服がのびるといって背中背中抱きつきになる。浩平が背中から抱きしめたシーン、逆のエンディングと共に大好きです。
そして、七瀬さん。日常のやりとりも面白いですが、七瀬ルートに入ってからのデレデレなところも大好きです。立派なツンデレキャラですよ。ONE以外のゲームに登場していれば、もっと順位は上だったと思います。
シナリオはどのキャラクターも素晴らしいの一言です。前半コメディ、後半シリアスという、ある意味でお約束な展開はONEの影響が大きいのではと思っています。
浩平は永遠の世界に囚われているので、どうしても展開が似てしまうのですが、印象的なあのシーンでは、
それぞれ理由が違っており、毎回ひっかかっていました 心臓に悪いですよ。
また、永遠の世界が明かされないため、他のヒロインルートで何かわかるのではないかと気になって、どのシナリオも文句なしに楽しめました。感動的なシナリオでも、うまく進んだらご都合展開すぎるところもあるので、BADENDが多いのも許容しています。この緊張感が良いのですよ~。
また、よく話題にのぼる長森さんシナリオですが、本気の告白をラストでするため伏線といっても浩平の態度はひどいですね。
ずっと付き合っていれば、当たり前のようにいる長森さんを好きと実感する日が来るのもしれないですが、4か月では短すぎた。普通の恋愛じゃ、間に合わない。気づくのが遅かったのですから、浩平は無理に戻ってこなくてもいいです。
せっかく「オレが長森が思うほどに、長森のことを愛していないということを」という名シーンがあるのですから、一枚絵を用意し別格として、長森さんルート専用の永遠の世界へ旅立つエンドを用意していれば、完璧だったと思います(人によってはこちらが正史)。
人というのは、どんなに悲劇的でもtrueエンドを求めるものなので、浩平が長森さんを好きと実感できるルートを模索したらこんなのしかなかった。それでもよかったら、痛みを感じてください。
……と好意的に解釈して長森さんルートに入っても、まだ長森さんの浩平への思い、優しさに不安が残ります。2人が結ばれてハッピーエンドなところに余計なお世話かもしれませんが、長森さんは、もっと自己主張すべきでしょう。逆に浩平を困らせるシーンが見てみたいですね。
パソコン雑誌は毎月買っていなかったので、データは示せず思い出話になりますが、初回盤は売り切れて難民状態になっていました。入荷数が少なかったのでしょうね。
売り上げでいえば、断トツで臭作(エルフ)がトップでした。その他大手メーカからは、ぱすてるチャイム(アリスソフト)、With You (カクテルソフト)、WHITE ALBUM (リーフ)が同じ年に発売されていたので、これよりも順位は下でしょうね。
でも、パソコン通信の投票では見事1位に。年齢確認済みのID管理による 重複なしの有料アカウントで352人の投票があったところに 当時のエロゲー業界、パソコン通信の熱気を感じることができます。
「ONE~輝く季節へ~ 音声化パッチ」(MIO.Hさん制作)を導入することで、ONEが音声付きになります。PS版の音声を使うという発想もすごいけれど、テキストと音声の合わせ込みの労力もすごいですね。さらに「+ログウィンドウ」(GORRYさん制作)を導入することで、弱点だったバックログ表示もできるようになります。どちらも製作者の方、ありがとうございます。
これがONEの最終進化系だ! と、何回もこの環境で遊んでいました。別にクリアしなくても良くて、寝る前にちょっと起動して一日だけ進める。一日一回ONEで癒されるのです。ちなみに、ONEは作品によって声優さんが違っているため、これまた人によって賛否両論(意見が違う)なのですが、今では一番聴いていた時間が長いPS版が耳になじんでいます。
手軽に遊ぶのであれば「VISTA動作確認版」でしょうね。対応OSはVistaまでとなっていますので動作保証はありませんが、うちのパソコンだとWindows8.1でも動いています。音声が追加され、バックログ機能を搭載、未読/既読判定あり。セーブ数は50に拡大し、声優さんのコメントが聴ける生徒会室も追加。
ただし、今売っているゲームのような親切設計ではないことを、理解した上で遊んでみてください。
ザウルスというのは、シャープさんが発売していたPDAと呼ばれる電子手帳のようなものです。240*320ドットの液晶でタッチペンに対応。
このザウルスに「あかね」(Kenjo.さん制作)を導入するとなんと、ONEを外に持ち出すことができるのですよ! 当時はゲームボーイアドバンスがちょうど出たあたりでしたから、これは画期的でした。こちらも製作者の方に感謝です。
余談ですが、ザウルスではKanonも遊ぶことができます。
ONEは山のように商品が発売されましたので、全部は把握できていません。手持ちのものだけを紹介します。
ONE~輝く季節へ~をプレイステーションに移植。
全画面にテキストが表示されるToHeartのようなノベル形式に変更、OPムービーの追加、音声の追加、新キャラ(清水なつき)の登場、全キャラクターに新規イベントCGの追加と盛りだくさんな内容となっています。
澪ちゃんのパフェのシーンはなんで一枚絵がないんだ~ と思っていたので、うれしい限り(なぜチョコレートパフェじゃないんだろう)。追加CGは別の方が描いているそうですが、許容範囲内かな。CGいっぱいで賑やかになっています。欲をいえば、茜のおさげを編んでいる澪ちゃんのCGも欲しかったな~。
ただ、清水なつきさんの存在が問題です。話自体は面白いのですが、妹のアピールがくどすぎます。ONE(PC版)では浩平がまったく知らなかった、みさおが突然出くることでプレイヤーは衝撃を受けるのですから。
限定版には高解像度CG鑑賞モード、CDレベルBGMモード、エンディング後のおまけ(蛇足)が収録されています。
MOON.とONEの合同原画集です。
両方のキャラクターが海で遊んでいるイラストは微笑ましくてほっとしますね(MOON.は厳しい世界なので)。
線画に描かれているいたるさんの注意書きと、実際のCGを見比べるのも楽しいものです。インタビューはもちろん、両作品の企画書も掲載されている画集は珍しいかも。これを見るとMOON.もプレイしたくなると思います。
輝く季節へ(つまりPS版)のファンブックです。カバー裏に卒業おめでとうイラストあり。
発売時期によって、2種類あるんですよ。長く売れたということでしょう(ONE以外の、ビジュアルファンブック紹介が違うだけで中身は同じ)。
内容は画集ではなく、雑誌感覚の編集となっています。各キャラクターの紹介パンフレットを寄せ集めたような構成で、キャラクターによって誌面がまったく違います。しかも日付ごとに、ヒロイン視点の日記っぽい記述があるのですよ。ゲーム中の出来事をヒロイン視点で書く。小説を創作するようなもので、すごい手間をかけています。各キャラクターのコラムもあり。
攻略情報はもちろん、他にも商業・同人で活躍中の作家さんイラスト集に製作者インタビューと盛りだくさん。読み物として楽しめます。
最後の美少女体験告白記シリーズ(美少女6人の初H誌上公開)は雑誌のパロディーなのですが、これは妙に生々しいのでやりすぎかも。
ONEの世界に飢えていたときに発売されました。一気に読むのがもったいなくて、毎日少しずつ読んでONEの世界に浸っていました。
これでゲームの内容を追体験できます。……とそれだけではなく、長森さんへの浩平の気持ちの描写がいいですね。自己破滅的な行動について、長森シナリオの不満点も軽減されるのではないでしょうか。またヒロイン側からの視点でも書かれていて(茜)、ゲーム中の描写の意味がわかりやすくなっています。
そして浩平が永遠の世界へ行くことも、作者なりの説明で それぞれ違う形で書かれていて関心しきりでした。ONEファンの間で話題になる「なぜ戻ってくるのが一年後なのか」という謎がありました。ゲーム名に由来しているという説もありましたが、みずかにゆっくりと四季を見せたかったという解釈は、現実世界に連動しても違和感がなく、そういうのもありかなと納得できました。
みさき先輩のラストシーンは泣けますし、七瀬の広瀬さんエピソードなど原作で気になるところをうまくフォローしています。作者独自のキャラクターの登場やエピソードは大歓迎で、小説を読む楽しさがありました。4巻でおしまいですが、ぜひとも、上月澪シナリオをノベライズ化してほしかったです。
もしPC版がリメイクされるとして、こういう追加エピソードを取り込むとONE~輝く季節へ~完全版になるか……私はならないと思います。原作の怒涛の展開スピード感が好きなので(説明不足であったとしても)。リリカルなのはのように、TVエピソードをCDドラマで補完するという感じ
がちょうどいいと思います。
ヒロインが待ちつづける一年の間、過去を振り返るという内容です。小説版の要素を含みつつ、さらに洗練されたという印象です(小説のじわじわ進む感じも好きなんですけれど)。声優さんの声がつくと、やっぱり華やかですね。
本を読むのと、音声を聞くのとでは違うんだなぁと改めて感じました。短い分数なのに、きちんとお話としてまとまっていて、これはありだと思います。場面がよく変わるので、何度も聴くことが前提かな。
特にVOL.1は思い切った作りで、原作にないエピソード満載なのに、どれも違和感がないのが凄いです。病気の猫と落ち込む長森さんを励ますシーンは、浩平自身も病気に対して言い表せない感情(きっと過去のできごと)をもちつつ、いつもの浩平なのに優しさに溢れていてこういう日常が積み重なっていったんだなと思いました。浩平のいない学校で友達との日常を送りながらも、一年待つのは辛いですが、茜だけが共感しているのもいいですね。
「浩平の心は私の中にあるんだよ、もうどこにも行けないんだから」
永遠の盟約を現実世界で実現しそうな長森さんの力強さと、浩平も共依存じゃないだろうかと考えると、ドラマCD版のラストは納得できるものでした。
この音楽があったからこそ、物語に集中できたと思います。どの曲も本当に素晴らしいです。
ゲームの曲を全曲収録。アレンジ曲が2曲、ラジオ広告のボーナストラックが収録されてます。申し込みが殺到したそうで、けっこう待たされた記憶があります。
ONEの曲をピアノでアレンジ。ある程度まとめて、メドレー形式になっています。
ときめきメモリアルピアノコレクション のようなしっとりしたものをイメージしていたのですが、妙に力強い演奏(雪のように白くなど)で、驚きました。
あと、好みの問題でしょうけれど、1曲ずつが短いので原曲から少し離れたアレンジにしてもよかったのではと思います。
なんとONEがOVA化!!
って30分じゃ、表現できないだろう……と思っていましたが、大胆にアレンジして、独自の世界が生まれました。
流れるような演奏(BGM)にあわせて話が進むという、OVA同級生2の手法をさらに深化したような感じになっています。セリフなしでBGVにしても通用しそうな内容です。
一巻ごとに、雨・風(夏?)・雪・桜とテーマがあり、季節がめぐり春でエンディング。ONEであってONEでない、狭間の世界に当時は否定的でしたが、今見ると悪くないなぁと思います。全体として、あらすじみたいなのを考えてみても、わからないものなので、深く考えずにぼーっと見るのが良いと思います。
あと、OVA版は、妙にキャラクターが肉感的で、水着やブルマ姿にドキドキしたものです。アニメイトで買うと、おまけで設定資料集が付いてきました。
全巻購入特典のCD 上月 澪「3分の1のこころ」
澪のキャラクターソングって? とツッコミを入れたくなる部分もありますが、ますみん(浅野真澄さん)ファンなら一聴の価値があると思います(岡崎律子さん作曲)。
OVAは、4話分を1枚のDVDにまとめた 全集 も発売されました。
Music From The Animationが、各巻のエンディングテーマを収録したキャラクターCDです。私としましては、全曲岡崎律子さん作曲というだけで一押しです。
2番目、3番目のはOVAのドラマCD…ということになっていますが、同時期に発売されただけで、OVAの内容とはまったく関係ありません。
miniatureは、長森 瑞佳、里村 茜、川名 みさきの3人のシナリオ(後半部分)を1枚のCDに収録。少しあわただしいですが、素直なつくりになっています。浩平の声はこちらの方が感情があって好きかな。詩子や雪見さんが心配してくれているのが嬉しいです。
落ち着いた音楽や、OVA版の挿入歌が流れるだけで結構泣けます。キャラクターに合った、新曲も収録。
triplet storyは、何気ない、微笑ましいエピソードの寄せ集めなので、気楽に聴くことができます。原作というよりは、昔のファンサイトによくあったSS(ショート/サイドストーリー)を読んでいる気分です。CDとして何かテーマがあれば、なお良かったのですけれどね。
あとOVAにはアダルトバージョン(Cherry Lips)もあるのですが、こちらは、未入手です。動画サイトで一部だけ見た感じでは、原作を再現しているようですが、30分じゃあ無理すぎてかなりひどいなぁと感じました(全部見れば変わるのかもしれないけれど)。
追記:CDだけ入手しました。アレンジCDとして聴くといい感じです。
いろいろな作家さんが描いているので、お話ごとにキャラクターデザインが大幅に変わるのですが、そういうものだと割り切れば、愛情あるONEの世界に浸ることができます。
クリックで拡大します →
ONEとKanonを題材にした格闘ゲームです。
いろいろバージョンがあるそうですが、持っているのは初期のころのだと思います。けっこう熱中したのですが、今やると難しいですね。すっかり操作を忘れています。
Windows10(64ビット版)で無事動いています(いまさらですが)。
ただ、Windows10ではCD-ROMから流れるBGMがループしません(BGMが変わるまで音楽なしになる)。_inmm.dll というソフト(iroriさん制作)を使うことで、ONEで流れるBGMがループします。
Yahoo!ジオシティーズが終了したのですが「_inmm.dllのホームページ」で検索すると、今でも入手することができます。ボイスパッチ(onevp095.lzh)については、インターネットアーカイブにて今でも入手できます(2019/10/26現在)。
ONE ~輝く季節へ~ 修正差分 Ver 1.02(oneup2.exe)は NEXTONユーザーサポート のページから入手できます。
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