もう 話題は尽きているのですが、昔のBASICディスクに、Dr.Dのちょっと背伸びのBASIC講座で打ち込んだプログラムが入っていましたので紹介します。
ディスクを起動すると、オートラン(スタートプログラム)で、メインフレームコンソール風画面になりました。パスワードなんて、覚えていないよ~(スペルが間違ってるし……)
TSS(タイムシェアリングシステム)端末の雰囲気を再現しようとしたのか、リターンキーを押すたびに 処理中 が表示され、数秒待たされるのがイラっときます。STOPキーも効かないですし。
別のベーシックディスクで起動し、プログラムリストを見てパスワードはわかりましたが、なんで、こんなのを作ったのだか。
ベーシックマガジン(ベーマガ)は各機種のゲームプログラムが掲載されていましたが、1980年代は PC-9801用が毎号1~2本しかなく、物足りなかったのてす。
でも、Dr.Dのちょっと背伸びのBASIC講座*という連載で、少しの修正で どの機種でも動く(何気に凄い!) BASICのゲームリストが載っていたので、これも打ち込んで遊んでいました。
PC-9801の場合は、WIDTH 40,25(1行に表示する桁・行数を指定)だけでほぼ修正なしで動作します。BASICの文法書(リファレンスマニュアル)だけでは、ゲーム制作が難しかったので、毎号のテーマに沿ったゲームと、丁寧な解説がためになりました。
*:ALL ABOUTベーマガの目次を見ると、1988年8月号から連載開始でした。情報ありがとうございます。
内容:
単純ですが、今遊んでも面白いですよ。
今回出てきたディスクでは 少し改造していまして、それぞれタイトル画面と 操作方法説明、謎のストーリーが追加されています。そして ある点数に到達すると、クリア扱いになり、次のステージ(プログラム)に進みます。
プログラムは10本だけでしたが、コラムスもどき やレースゲームなど、もっと打ち込んだ記憶があるのですが……
~永久保存版!主要6機種へ「3D迷路」ゲームを移植~ を元にしたダンジョンRPGを作っていたので、連載記事のプログラム打ち込みは後回しになっていたのかもしれません。
知っている方にとっては、あたり前の情報ですが……
起動と同時に特定のプログラムを実行させることができます(まるで市販ゲームの気分です)。
【ユーティリティ】のプログラム・オートスタートのセット を使用しテキストに RUN "プログラム名" を記述するだけです。
通常BASICプログラムはSTOPボタンを押すと強制停止しますが、ON STOP GOSUB文を入れておくと、STOPボタンを押したときに、指定の行数に飛ぶようになります。そのため STOPボタンを押してもプログラムが停止しなくなります。
サウンドボードを取り付けて、ハードウェアのディップスイッチを設定しただけでは音楽は鳴りません。パソコンの内蔵メモリ設定も必要です。
【ユーティリティ】の メモリスイッチの設定 を使用します。
うちのパソコンはメモリ電池が切れているようで、定期的にメモリスイッチを設定しないと、すぐに (使わない) の状態になってしまいます。
フロッピーディスクを探して、Dr.Dのちょっと背伸びのBASIC講座のプログラムと、前に紹介しなかった投稿プログラムを打ち込んだものが出てきました。
制作者のお名前はわかりませんが、楽しいプログラムありがとうございます。
自作の残りプログラムも出てきました。GOTO文や、GOSUB文の 飛び先は行数じゃなくてもいいんだ と知って GOTO *START とか GOSUB *KAIWA といった処理を意識した名前で 構造化プログラミングっぽいことに挑戦していた時期です。
あとFF6で採用されたグラデーションウィンドウが好きだったので、16色でどこまで滑らかなグラデーションが表現できるか実験していました。LINE文で任意の点線が描けるので、1ラインごと徐々に次の色に変わるように指定しています。