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2001.04.28

ダイナソア(日本ファルコム)

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今回は、シリアスなシナリオで根強いファンがいる(らしい)ダイナソアです。私はどうなのか?発売日に購入したものの途中で挫折したので、あまり語れません

燃えよマッピング!

このゲームは、街もダンジョンも、とにかくオール3Dのゲームです。パッケージには、2冊のマニュアルと、専用方眼紙がついています。

「コピーしてお使いください」そうです!鉛筆片手にマップを作成しながら進んでいきましょう。マニュアルにもマップの描き方の解説があります。めんどうですか?いえいえ、これが結構楽しいのですよ。レポート用紙にマップをちびちび書いていましたね。

シリアスなシナリオ

もうこれに尽きます。主人公はアッシュ「灰を撒く者」幾多の戦場で修羅場をくぐり抜けてきたのですが、「アッシュが味方した軍は必ず負ける」運が悪いとしか思えない主人公です。それでも主人公だけは生き残るのですから、一種の呪いでしょう。

ある依頼では、モンスターを倒し恋人を助けに行くと、実は守っていたモンスターが恋人と体が交換されていて、主人公によって倒されていたことを聞かされます。その後、恋人(モンスターが乗っ取っている)を泣く泣く倒すと、死ぬ間際になって魂が戻り、語りかけてくるのですが、もう手遅れ。こんなイベントが続々登場するので、どうにもならない、やるせなさを存分に味わうことができます

イベントや冒険中は仲間が勝手に話すのです。この会話も、すばらしいのですが、小説を読んでいるように状況説明が入るのが新鮮でした。それがヒントやアドバイスになっているのですよ。

カードバトルではありません

タロットカード風の戦闘でした。でも普通のドラクエタイプなのですが、ボスクラスのモンスターのカードが大きく、それを取り巻くように衛兵が置かれていたりと、戦闘の状況をうまく表しているのです。

「我は造る火炎の弾」「我は放つ光の白刃」「汝よ我に従え」「我は指す冥府の王」なんて、魔法もかっこいい名前でしたね。

ただしっ!エンカウント率が非常に高いのですよ。その度にディスクアクセスするのですが、これはひどかった。思いっきり迷路で迷いたいのに 、次の目的地はここかな?と思っても、行く気力がありませんでした。

裏シナリオ?

あるそうですね~。森である行動をすればいいようです。仲間もかわりますし、セリフも大幅にかわるようで、凝ったつくりだと思います。うーん、もう一度挑戦したいのですが、あの戦闘量はいやですし…このゲームもWindowsで遊びやすくリニューアルして欲しいものです。

2001.04.28
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