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2007.01.08

番外編10:RayとFilly

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当時のFGALRAY

今回は、思い出深い、2つのフリーソフトの紹介です。…でも昔の話で記憶があいまいです(間違ったことを書いていたらごめんなさい)。

 「Ray」(ともゆきさん作)

パソコン通信を始めてから、急に世界が広がりました。Rayというのは、FM音源演奏ソフトでして、基本画面に鍵盤が表示され、パソコンのキーボードで演奏、Ray型のMMLという(Music Macro Language)音楽記述用の言語で保存されます。

 

私の腕ではリアルタイムで演奏なんて、とても無理でしたし、楽譜画面がなく操作が難しかったので、音楽ツクールで作った曲から一曲のメロディーだけを演奏するので精一杯。その後、音楽ツクールで作られたMMLを、Ray型のMMLに変換するツールを発見し、音楽にあわせての、鍵盤の動きを見て楽しんでいました。

それよりも、FGALRAYというパソコン通信のフォーラムにさまざまな作品が紹介されていまして、それを聞きあさる方に夢中になっていました。アニメの主題歌もちゃんと許可を取っているのは、さすが商用ネットです。音楽に合わせて、CGやテキストを表示させることもでき、カラオケ画面になるのは、当時衝撃できたね。今ですと、MIDIのWRD対応のようなものでしょうか(これも古い?)。音楽にあわせて、銀河鉄道999の1シーンをそのまま再現したような力作もあり、どうやって実現するのか、アニメーション技術に凝ったものも、ありました。

 

懐かしのWindows3.1

 「Filly」(ともゆきさん作)

こちらは、「作ってみようデジタルデータ自由自在」という本を見るまでまったく知りませんでした。Rayの発展版として、画像と音楽(こちらはMIDIや音楽CD)に加えて、音声(WAVE)、動画(AVI)も組み合わせることがでる、マルチメディアオーサリングエンジンという位置づけです。

Filly作品:Blue Moon Rondo 繰り返すステップで 夜ごとに『ゆらり…』

TOFFYというC言語っぽい言語で高度な作り込みができ、鑑賞だけじゃなく、スロットやパズルなど、ゲーム作品もたくさん制作されていました。一方、sPon(インタラクティブ絵本作成)や、さくさくくん(アルバム作成)といった、TOFFYを意識しなくても、楽しめるコードの自動生成ツールが登場し、敷居が低かったのが最大の特徴だと思います。

Filly作品:ハードディスクが壊れた 1ギガバイトは いたすぎる~~~

特に好きなのが、この2作です。

  • 「Blue Moon Rondo」少女の夢を歌った、寂しげな旋律の曲。
  • 「ハードディスクが壊れた」ハードディスクが壊れたショックで作ったそうです。圧縮ファイルが命取り?

「人の輪と情熱」がテーマでしたが、当時はRPGツクールで燃え尽きて、情熱がなかったため、DOM(ダウンロード・オンリー・メンバー)専用でした。どちらのソフトも作品は公開せず、部外者でしたが、懐かしい思い出として紹介しました。


作ってみようデジタルデータ自由自在

2007.01.08
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