今回はPSのゲーム「ライブレード」の紹介です。また古い・・・
最近ゲームアーカイブ版で夢中になりました。
攻略についてはインターネット上に素晴らしいサイトがたくさんありますので、そちらを参照してくださいませ。単なるゲームプレイの感想となります。またスクリーンショット機能がなかったため、ゲーム画面はゲームアーカイブス紹介ページのものです。
ただ漠然と日常を過ごしていた少年、トウヤ。
ゆっくりと流れつづけるはずだった日常は突如として終わりを告げる。校庭に飛来する巨大ロボット。少女を助けるためにロボットに乗り込み黒い敵と戦うトウヤ。決定的な日常との決別は、トウヤを異世界アガルティアへと導くというかたちで訪れるのであった。
説明書に書かれているのはこんな感じです。
最初の戦いによって、因果律の変調で今の世界からトウヤの存在が消えていくのです。それを防ぐには異世界アガルティアへ行き、謎の敵ゼ=オードを倒すしかない!
「計画通り」という声が聞こえそうなひどい話ですが、無理やり異世界に召喚されても主人公のトウヤ君は前向きです。
もともと、バンプレストから発売された魔装機神をウインキーソフトが作っていて、自社発売用に再構成した、というのがお決まりの紹介のようですね。
私は元ネタの魔装機神は未プレイでしたので純粋に楽しめました。登場するロボットは、ごてごてして格好いいですし、ストーリーも真面目。ゲームバランスも厳しめ(撤退しないでクリアできるのでしょうか)。やっぱり熱中できるゲームっていいですね。
この、ギャルゲー要素がなくても面白いゲームとなっていることが、重要だと思います。
中盤以降にタイトルになっています、ライブレードという機体が登場するのですが、
おおっ、なんというすばらしい設定なのでしょう!
この時点で、私の中ではヒットが保証されていました。ストーリーなんてどうでもよくて、お気に入りのパートナーといちゃいちゃして、プレイヤーが悶えるというゲームです(すっかりギャルゲ脳になっています)。
すみません。このゲームのメインとも言える聖霊機(ロボット)ですが、紹介すると長くなるのでパスさせてください(紹介ページなのに・・・)。
てきとうな全身画像はこちら ==> rayblade_set.png (2.90MB)
これらヒロインのちょっとした情報が「キャラクター設定」のコマンドで表示されるのですが、場面によって内容が追加されていくのが面白いです(Piaキャロと同じようなもの)。なぜか3サイズの項目もありますし。
あと、ヒロインではないですが、好きなキャラクターをもう一人紹介させてください。
と、女性キャラばかりを紹介しましたが、実際は男キャラもたくさんいまして、戦闘では非常に頼もしい存在です。紹介はしませんが
SRPGというと、ファイヤーエムブレムがすぐに思いつくと思いますが、タクティクスオウガの方が近いでしょうか。
この中ではキャラクターの向きが重要です。敵の攻撃に反撃すると、その敵の方向を向くので、別の敵に背を向けることになり、また背中に遠距離攻撃を受けるというひどい目に合います。
敵は容赦なくHPの低いユニットを狙いますので、半分以上HPが残っていても、油断していると次のターンで爆破されることも多々あります。もうゆるしてくれーと思っても現実は厳しい・・・。
バランス的には、敵の方が強いと思いますが(SRPGに慣れていないだけ?)、要所要所で、信頼コマンド(プラーナを消費)を使ってドーピングし敵を撃破するのが、けっこう楽しいです。
中盤では、四天王と言えるような圧倒的に強い敵が出るのですが、終盤になると互角に戦えるようになるのは定番ですが燃えますね。
不満点としては、けっこう敵の増援があることでしょうか。新たな敵が現れるのは演出としては良いと思いますが、何度もあると、うんざりします。
戦闘が終わると艦内を自由に歩けるようになり、仲間と会話して交流を深めることができます。
「話題リスト」というのがありまして、各地で聞き集めた話題を適切なキャラクターに使うことによって高感度や信頼度が上がったり下がったりします。もちろん会話後の選択肢もあり、ただ女の子をクリックするだけでハートが増えるPCゲームに慣れていると結構悩みます。
男キャラにも信頼度が設定されていますので、積極的に話しましょう。最初は男キャラに好かれてもなぁ・・・と思いましたが、ここで上下した信頼度は戦闘パートに影響しますし、そっけないキャラから頼りにされるのは、悪い気はしません。ツンデレは男女問わず良いですね。
「ヤマトチェック」というコマンド(ヤマトはトウヤの飼い猫です)では女の子の高感度がアップダウンクイズ風に表示されます。なぜこんな表示にしたのでしょうか 戦時中になにをやっているんだという気もしますが、今では、これがあってのライブレードと言えます。
国同士が争う中、その戦いを影で操っていた第三勢力が現れるという よくある展開で王道だと思うのですが もっと熱い展開が欲しかったですね。最終マップの印象が悪いのが影響しているのかも。主役機のライブレード以外が役にたたず、これが最終決戦だという爽快感がないのですよ。
あと、主人公のトウヤが知らないところで、世界情勢や政治の話が進むのはアニメでは当たり前ですが、ゲームだと演劇を見せられている感じが強くて、いまひとつでした(この考えは古いと思いますが)。
でもキャラクターはみんな好きなんですよ。最初は迷わずアイルートで、続いてメルヴィでクリアしました。メルヴィのエンディングって、その後があれこれ想像できて楽しいですね。
このゲーム、システムデータという概念がなく、セーブデータごとに全部を記録しているため、選択肢前でセーブし、一方のCGを回収してからロードするという手法が使えません。先はながく全員クリアするかはわかりませんが、PSPとは相性が良く、短い時間でちまちま遊んでいます。
メインはコミック電撃大王で連載されていました、ライブレードの漫画です。
キャラクターやメカニックの設定資料集やラフ画に加え、初期のキャラクター案やノートに描いたような可愛いSDキャラクターと盛りだくさんなのですが、アニメ雑誌の紹介ページのように、少ないページに山のように盛り込まれていて小さすぎます。全身画も一部のキャラクターしかありませんし。
他にデータ満載の攻略本も発売されていますが、ギャルゲーでおなじみのビジュアルブックとかビジュアルガイドとか呼ばれているムック本が欲しいです。
DC版のサントラを2枚組で完全収録。
ライブレードというとアニメOPのようなタイトル曲が有名ですが、戦術パートのBGMは全部緊迫感があり格好いいのが多いのですよ。「襲撃」「戦禍」「乱戦」「危機」が特に好きで、静かに燃える曲が作業用BGMにぴったりです。
一方プライベートパートで流れる「そよ風に吹かれて」は能天気な曲で、これぞライブレードという気がします。
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