このゲームとの出会いは、確か雑誌ログインに収録されていた体験版でした。このころは時々ゲームの体験版が雑誌に添付されていましたよね。
ちょっとした時間に手軽に遊べるので、よく起動していました。コンフィグ画面がないため、二人プレイができない、ゲーム速度が固定などの制約がありますがメインのゲームだけで十分楽しめるので、結局、製品版は買いませんでした(体験版がサービスしすぎだと思います)。
いまさらですが、製品版が気になったので、いつもの通信販売で購入しました。
18×7マスのフィールド上にランダムで1×1マス~3×3マスのさまざまな大きさの道パーツが表示されます。マウスカーソルと同じ感覚で動かして、任意の位置でマウスを左クリックするとその場所に確定となります。
マウスの右クリックでパーツを右に90度回転(左回転はなし)、次々出るパーツの道をつなげて輪っか(ループ)を作れば、そのループが消えて得点が入ります。ループにさえなっていればどんな形でもOKで、大きな輪っか(ループ)ほど高得点。
下のタイムゲージが0になる前に左クリックで確定しないとミスとなります。基本設定では3ミスでゲームオーバー。
時々、ゴファーというパーツが出現します。これは任意のつながったパーツを1つだけ消すことができるお助けアイテムです。慌てて変な場所に確定してしまった場合は、その状態からでもループを完成させるか、このアイテムが出までがんばるか、のどちらかです。
ループを作るのは簡単そうに見えますが、そうは甘くないですよ。
このゲームの大きな特徴として、テトリス以降のゲームでは当たり前であるNEXTパーツ表示がないのです。NEXT表示を隠して、テトリスをプレイするような感じでしょうか。さまざまな形のパーツが出てくるので、コの字型のパーツや、テトリスに出てくるSやZ型のパーツが出現した時には途方に暮れてしまいます。麻雀のように確率を最大限に上げるような置き方があるのでしょうか。
長く続けるコツとしては、1×1マスのパーツと3×3マスパーツが混在すると危険なので、別々の場所において、それぞれで小さなループを作ることでしょうか。でも画面上のパーツを全部消す(全消し)のボーナスを狙ったり、巨大なループを完成させる戦略のほうが、プレイ時間は短くても得点が高くなることがあるので、悩みどころです。
巨大ループを作りつつ、パーツによっては小さなループで逃げることもできる、安定性と、得点を両立させるような戦略があるのかもしれません。
コンフィグ画面では、パーツとフィールドのデザインを自由に変えることができます。
クリスタルのような寒そうなもの、木でできた暖かいもの、コンバット風のもの、ちょっと見づらくなるのですが、格好いい基盤のデザインもあります。画面を変えると、タイトル画面も変わるという凝りようです。
BGMも以下の6種類から選択可能です。
お気に入りの2曲を少し紹介==> loopzbgm.mp3(304KB)
コンフィグ画面は体験版になかったので、とても新鮮でした。気分でいろいろ変えています。
その他のモードとして、プレイ中にゲーム速度がどんどんあがっていくアーケードゲームを意識したようなモード(ただし巨大ループを作ると速度は下がる)や2人プレイのモードがあります。
2人プレイのモードは充実しており、別々のフィールドで競争するモードと、同じフィールドで、交互においていく協力モードがあります。それぞれ、キーボード・テンキー・マウス・ジョイスティックの割り当てを決められるので、操作性も問題ありません。
競争モードはそれぞれの独立したプレイなので、黙々と遊ぶことになりますが、二人の戦略と運の差が出て眺めている人に面白いモードです。リプレイを見ることができればよかったのですが。
協力モードは、協力といいつつお互いが邪魔しあうのは確実なので、画面右と左で、それぞれ独自に置いていくことを提案。いいパーツがきたら、お互いのループを完成させる戦略がお勧めです。まあ、いい感じに進んでも、結局置き場のないパーツが他プレイヤーの領域まで入り込んで交渉決裂。画面がパーツだらけになって終了するのですけれどね
起動のロゴから、タイトル、プレイデモ画面、スコア画面という流れや、フォントのデザイン、効果音の格好よさ。パソコンゲームにありがちなマニアックさがないので、そのままアーケードゲームとしてゲームセンターに置いてあっても違和感がないのですよ。
ループスというタイトルとプレイ画面の写真を見れば、ある程度ゲーム好きな方であれば遊び方が、だいたいわかってしまうという優秀なゲームデザインです。
当時はRPGばかりにしか目を向けていなかったのですが、やれば白熱するという手軽な、アクション性のあるパズルゲームもいいものですね。